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【本について】
オンラインストアに載せている古本は店頭には並べていないものが多数です。店舗でご購入いただく際は、お気軽にお声がけください。
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北海道犬旅サバイバル
¥2,640
著者:服部文祥 発行:みすず書房 発売:2023年9月 判型:四六判 頁数:256頁 「自分のもつ能力を最大限に発揮するのはやっぱり面白い。たぶん、面白いと感じるようにできている。(…)ナツすら山旅犬としての能力を発揮する瞬間瞬間を楽しんでいるように見える。存在の理由や意味など考えずに、ただ脳内の快楽物質が生成される刹那を求めて生きている。人は犬のようになれないのか?」 この旅で50歳を迎えたサバイバル登山家が、現金もクレジットカードも持たず、愛犬ナツを連れて、宗谷岬から襟裳岬まで、晩秋の北海道南北分水嶺700kmをまる2か月かけて歩き通した。背負っている食料は米と調味料だけ。河原で野営し、おかずは鹿を撃って食いつなぐ。新雪の大雪山系を越え、さらに日高山脈を南へ。著者のサバイバル経験の集大成とも言える旅のドキュメント。 <目次> 序章 旅立ち前 五〇を前に惑う ナツとの出会い 山旅犬 覚醒の途中 荒野の旅 I 前半戦 宗谷丘陵 まず羽田まで 北海道上陸 宗谷岬へ 牧場の分水嶺 森から強制退去 気のいいおじさん 国有林の山旅 強制連行 宗谷の日曜日 一日の歩行スタイル 道迷い 問寒別のヒグマ 街を歩く ヒグマの親子 牧草地の奥で 国道を使って 車道に出る 中川町に入る コンバット 国道を歩く 天塩岳ヒュッテへ 音威子府通過 街場の調達食料 クズ野菜の助け 引退セレモニー 豆ご飯 朝日町 野菜調達方法 廃道の鹿 天塩岳ヒュッテ II 中盤戦 大雪山系を越えて デポ回収 完全休養日の目論み 天塩岳の登山者 廃道 国道の誘惑 誕生日の層雲峡 大雪越え 山小屋芽室岳へ 廃道 ヌプン小屋 荒野の旅 十勝川林道 新得の街場 デポという不確定要素 III 後半戦 ナツを待つ 旅の核心部へ チロロ越え 幌尻越え 新冠ポロシリ山荘 古道ナメワッカ沢 ナツ行方不明 犬と山を歩く意味 ペテカリ山荘へ 襟裳岬を往復する 基礎疾患対策 いよいよ終盤戦へ ペテガリ岳 終盤戦開始 冬将軍到来 食料制限 アタック準備 岬アタック開始 襟裳岬 旅の終わり 本町無料休憩所 謎のオッサン 現金があるということ 現金があるということ 2 楽古岳越え クッキーシュー 生還 ちょっと長いあとがき ※保護用のグラシンペーパーを巻いてお送りします。
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午後三時にビールを 酒場作品集
¥924
編・発行:中央公論新社 発売:2023年6月 判型:文庫判 頁数:264頁 酒友との語らい、行きつけの店、思い出の味……。銀座、浅草の老舗から新宿ゴールデン街、各地の名店まで酒場を舞台にしたエッセイ&短篇アンソロジー。 <目次> ■目次 虚無の歌 萩原朔太郎 【酒友のいる風景】 はせ川(井伏鱒二) 中原中也の酒(大岡昇平) 青春時代(森敦) 酒の追憶(太宰治) 酒のあとさき(坂口安吾) 池袋の店(山之口獏) 音問(檀一雄) 詩人のいた店(久世光彦) 後家横町/酒のこと(小沼丹) 【行きつけの店】 タンタルス(内田百閒) 藪二店(池波正太郎) 私と浅草/札幌の夜(吉村昭) 鯨の舌(開高健) 「ままや」繁昌記(向田邦子) ほろ酔いの背に響く潮騒(安西水丸) 新宿飲んだくれ/焼酎育ち(田中小実昌) 【文士の集う場所】 「ぼるが」に集う人人(石川桂郎) 昼間の酒宴/ある酒場の終焉(寺田博) 深夜の酒場で(中上健次) バーの扉を開けるとき(島田雅彦) てんかいそうろう(戌井昭人) 【酒場に流れる時間】 海坊主(吉田健一) 幻想酒場〈ルパン・ペルデュ〉(野坂昭如) 花の雪散る里(倉橋由美子) ゆうすず(松浦寿輝) ※グラシン紙を巻いてお届けします。
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風をとおすレッスン 人と人のあいだ(シリーズ「あいだで考える」)
¥1,540
著:田中 真知 発行:創元社 発売:2023年8月 判型:四六判変型 168mm × 130mm 造本:並製 頁数:160頁 中東やアフリカで長年過ごしてきた著者が、旅の経験や、古今東西のさまざまな文化や文学作品などの例をとおして、人と人との「あいだ」、また自分自身の中の「あいだ」を見つめ、そこに風をとおし、互いに自由になれる関係をつむぐ道を考える。迷いや悩みの多い10代やすべての方たちにとって、「私」も他者も大切に、軽やかに生きていくレッスンとなる一冊。(装画:nakaban) <目次> はじめに 1章 「私」の中の小さな私たち あひるとかっぱと旅してみれば 「私」の中の小さな私たち 人を絶望から救いあげる力とは 2章 対話と〈間【ま】〉 村の寄り合いとオープンダイアローグ 他人が考えていることが、すべてわかったら……。 対話の空間をつくるために 「むだ」が教えてくれるもの 3章 人への距離 レコードと恋愛 ちがう人生があったかもしれない カメと、期待しないコミュニケーション たまにはダチョウになってみる 「無敵の人」と馬鹿一 4章 物語と焚き火の時間 焚き火の時間 ひとりでいること、いっしょにいること 出会った関係に別れはない おわりに 人と人のあいだをもっと考えるための 作品案内 ※グラシン紙を巻いてお届けします。
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ことばの白地図を歩く 翻訳と魔法のあいだ(シリーズ「あいだで考える」)
¥1,540
著:奈倉 有里 発行:創元社 発売:2023年6月 判型:四六判変型 168mm × 130mm 造本:並製 頁数:160頁 ロシア文学の研究者であり翻訳者である著者が、自身の留学体験や文芸翻訳の実例をふまえながら、他言語に身をゆだねる魅力や迷いや醍醐味について語り届ける。「異文化」の概念を解きほぐしながら、読書体験という魔法を翻訳することの奥深さを、読者と一緒に“クエスト方式”で考える。読書の溢れんばかりの喜びに満ちた一冊。 <目次> はじめに 印刷機からのメッセージ 1章 ことばの子供時代 ── 地図をひろげてみる ことばと出会う 宝の地図にひそむ妖怪 ことばの子供時代 目標を考えてみる コラム 占いを味方につける 2章 文化の選びかた ── 地図を歩きはじめる 好きな文化を担っていい エレベーターと換気窓 あなたの防寒はどこから? 故郷の味は自分で選べる コラム ロシアの四季 3章 ほん【ヽヽ】との魔法 ── 森に入っていく 魔法を知る 魔法の分解 魔法使いは、いい詐欺師? コラム 迷信を楽しむ 4章 こいつは四角い関係だ ── 宝箱の見つけかた 目的を見極める 体験を確かめる 連想と喚起力を翻訳する 四角関係の誰になる? コラム 内気な語学のすすめ おわりに 旅のゆく先 翻訳と魔法のあいだをもっと考えるための作品案内 ※グラシン紙を巻いてお届けします。
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スピン/spin 第4号
¥330
"日常に「読書」の「栞」を"をコンセプトとした、オールジャンルの新雑誌「スピン/spin」の4号目です。 枕元に積んでおいて、毎晩ちょこちょこ読むのがおすすめです。 目次・収録作品 [新連載] ・最果タヒ キャラクターの血のみずうみに、ぼくの瞳が映ってる――第1回 呪術廻戦詩集 [短篇] ・坂崎かおる ニューヨークの魔女 ・ワクサカソウヘイ アラビアンナイト [ショートショート] ・大濱普美子 オキヨメ [エッセイ] ・村上仁一 「写真」という名の雑誌 [特別掲載 歌詞の話] ・ピノキオピー 歌詞 内臓ありますか/エッセイ 内臓のない初音ミク [連載小説] ・一穂ミチ ハイランド美星ヶ丘(第4回) ・大森美香 花と葉(第3回) ・尾崎世界観 すべる愛(第4回) ・恩田陸 そして金魚鉢の溢れ出す午後に、(第4回) ・鈴木涼美 典雅な調べに色は娘(第4回) ・堂場瞬一 連作 罪と罪(第4回) ・藤沢周 利休残照(第4回) [連載往復書簡] ・最果タヒ ときには恋への招待状――詩人からさまざまな方へ、宝塚公演へのおさそいの記録。(第2回) ゲスト=犬山紙子 [小特集 少女小説/いま、少女小説を読みたい] ・青山美智子 エッセイ 迷宮の出口で ・山崎まどか エッセイ 少女時代のその先としての続編 ・嵯峨景子 いまこそ読みたい少女小説10 [紙の話] ・戸部田誠 本がうまれる [詩歌の話/詩歌の楽園 地獄の詩歌] ・渡辺祐真 第4回 「古池や蛙飛び込む水の音」を通して考える俳句鑑賞のカギ [本の話] ・木庭貴信 ♯千葉ルーと私 [連載書評/絶版本書店 手に入りにくいけどすごい本] ・市川春子 本棚の可憐な庭 ・梅﨑実奈 逢わぬ恋 [連載エッセイ/書を買おう、街へ出よう。] ・斉藤壮馬 第4回 「助手席にて」 [コラム 日々] ・出井隼之介 [紙のなまえ]
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傷を愛せるか 増補新版
¥792
著:宮地 尚子 発行:筑摩書房 発行年月:2022年9月 判型:文庫判 ・ 256頁 たとえ癒しがたい哀しみを抱えていても、傷がそこにあることを認め、受け入れ、傷の周りをそっとなぞること。 過去の傷から逃れられないとしても、好奇の目からは隠し、それでも恥じずに、傷とともにその後を生きつづけること―。 バリ島の寺院で、ブエノスアイレスの郊外で、冬の金沢で。旅のなかで思索をめぐらせた、トラウマ研究の第一人者による深く沁みとおるエッセイ。 この本の目次 1 内なる海、内なる空(なにもできなくても・○(エン)=縁なるもの ほか) 2 クロスする感性―米国滞在記+α 二〇〇七‐二〇〇八(開くこと、閉じること・競争と幸せ ほか) 3 記憶の淵から(父と蛇・母が人質になったこと ほか) 4 傷のある風景(傷を愛せるか)
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父の時代・私の時代 ─わがエディトリアル・デザイン史
¥1,045
著:堀内 誠一 発行:筑摩書房 発行年月:2023年5月 判型:文庫判 ・ 304頁 「anan」「BRUTUS」「POPEYE」日本の出版文化の一時代を築いた雑誌を生み出したアートディレクターであり、数々の名作絵本の作者としても知られる堀内誠一。 エディトリアルデザインの先駆者であり、天才と呼ばれた著者が、戦前から1980年代までの雑誌と絵本作りの現場を生き生きと語る唯一の自伝が初の文庫化。各方面で活躍したクリエイターたちとの交遊録も必見。 <目次> 父の時代(多田北烏の回想 本所向島一丁目 「治ちゃんはスゴかったんだぞ…」 ほか) 私の時代(「僕はチブスだ、ウンコが赤い」 「ポパイのアリババ退治」 「少年期」―戦争後期 ほか) その後―単行本未収録エッセー&インタビュー(図案家なりし父の時代 エディトリアル・デザインは編集の領域に首をつっこんじゃう 海からやってきた少女または沖の小娘 ほか)
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砂漠の教室 イスラエル通信
¥968
著:藤本和子 発行:河出書房新社 発行年月:2023年6月 判型:文庫判 ・ 256頁 リチャード・ブローティガン、トニ・モリスンなどアメリカ文学のすぐれた翻訳家であり、聞き書きの手法を生かしたエッセイの書き手としても知られる藤本和子。 70年代に刊行された、初エッセイを復刊&文庫化。 1976年、著者はヘブライ語を学ぶため、ユダヤ人の夫と共にイスラエルの語学学校へ。同級生は各国から集まった8歳~70歳の生徒たち。未知の風土、生活、食べ物、そして歴史に向き合い、「他者を語る」ことに挑んだ、限りなく真摯な旅の記録。(解説=平松洋子)
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台形日誌
¥2,420
著:伏木庸平 発行:晶文社 発行年月:2023年5月 判型:A5判変型上製 248頁 どの料理にも似ていない楽しいごはんを出すお店「台形」。いつの間にか一緒に住み始めた山羊「オク」、懐かしくも異国の風が吹く料理たち、溺愛してカニにシャインマスカットを与える……。辺境飲食店「台形」の、暮らしの星々をつづった奇想で極上な初エッセイ&レシピ集。 【目次】 オク アウトサイダー 完璧な一日の始まり ぬ 朝プリン デイドリーム 土の色 黒い鍋 フライ 石のサウダーデ 美食クラブ サード・インパクト 西へ 家旅館 日陽はしづかに発酵し 食日誌(2021年2日2日~8月4日/2022年3月3日~3月31日) あとがき
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たまたま生まれてフィメール
¥1,980
SOLD OUT
著:小川たまか 発行:平凡社 発行年月:2023年5月 判型:四六判・ 200頁 夫婦別姓、政治とジェンダー、性暴力事件、そしてわたし自身のこと。この国の女性たちが抱える困難を問うフェミニズム・エッセイ。 <目次> 1 夫婦って、家族って なんで結婚したんだろう/ダブルインカムツーキッズ/祖父の話/夫の家事能力が高い 2 日本社会がよくわからない お前らの本音と建前/祟りと滅び/男の本能にエビデンスはいらないんだって/海の近くの裁判所/16年後の判決 3 フェミと政治とインターネット エモよりデモを(1)親ガチャ・DHC問題/エモよりデモを(2)「女性はいくらでもウソをつける」/エモよりデモを(3)「ホームレスデート」と、暴力と排除に抗議するデモ/ヴィーガンとフェミニストと、なりすます人/特定した話/フェミと選挙 4 私の身体と人生と 毛を抜く人生/自分の具合悪さは自分にしかわからない/占いからの怒られと抵抗/おたまさんと、恋愛のない生活
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ショートケーキを許す
¥1,870
著:森岡督行 出版社 : 雷鳥社 仕様:B6判変型(H172×W128)/仮フランス装/2C/176頁 ふわふわのスポンジと生クリームと苺。この「日本型ショートケーキ」は、およそ100年前に日本で生まれ、今日まで独自の進化を遂げてきました。 本書は森岡書店代表の著者が、ショートケーキを愛するもの=「ショートケーキ応援団」として綴る、書き下ろしエッセイです。 登場する25のショートケーキを食する度に、さまざまな物語が広がります。ショートケーキにまつわる出来事、人物、建築、妄想などなど・・?! ショートケーキを食べた時のように、ふんわりと心解ける一冊です。 もくじ はじめに 風のように 新宿が好きになる理由 新宿駅東口のまぼろし いい時間とは 果てない夢 ショートケーキがなくても パリと新橋と新幹線 ウェイトレスの方のしぐさから ショートケーキを許す ショートケーキは話す 結婚式の思い出 季節を贈る悦び 目の前が開けてくる ショートケーキの女神 12歳のあなたに 三島由紀夫に差し入れするなら 単純と反復 次はショートケーキにとまります ショートケーキがプロポーズ ゴンドラにのってショートケーキを 「ショートケーキ道」の起源 ショートケーキとコーラ 二重の悦び 江戸時代のショートケーキ ショートケーキのすれ違い ショートケーキは和菓子 コラム ・ショートケーキのルーツ・日本型ショートケーキの誕生・ショートケーキの日 おわりにかえて お店一覧(掲載順) 銀座ウエスト 本店、タカノフルーツパーラー新宿本店、自家焙煎珈琲 凡、パティスリーアラボンヌー 赤坂本店、資生堂パーラー、銀座千疋屋、巴裡 小川軒 新橋店、成城アルプス、帝国ホテル、ホテルニューグランド、東京會舘、千疋屋総本店 日本橋本店、資生堂パーラー ザ・ハラジュク、銀座メゾン アンリ・シャルパンティエ、和光アネックス、山の上ホテル、The Okura Tokyo、東京ステーションホテル、パレスホテル東京、洋菓子のゴンドラ、メゾン・ド・フルージュ 苺のお店、ザ・リッツ・カールトン東京、ザ・ペニンシュラ東京、近江屋洋菓子店、ホテルニューオータニ
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電車のなかで本を読む
¥1,760
著:島田潤一郎 発行:青春出版社 発行年月:2023年4月 四六判ソフトカバー 200頁 <内容> 夏葉社の島田さんがこれまでに読んできた本の中から、自分の体験をまじえつつ、珠玉の49冊を紹介します。 「スマホの電源を切り、本をひもとく。それだけで、現実世界から切り離され、思い悩んでいたことがちっぽけに見えてくる。」
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死ぬまで生きる日記
¥2,090
著:土門蘭 発行:生きのびるブックス 発行年月:2023年4月 四六判並 264頁 <内容> 「楽しい」や「嬉しい」、「おもしろい」といった感情はちゃんと味わえる。それなのに、「死にたい」と思うのはなぜだろう? カウンセラーや周囲との対話を通して、ままならない自己を掘り進めた記録。
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「能力」の生きづらさをほぐす
¥2,200
著:勅使川原真衣 発行:どく社 発行年月:2022年12月 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ18mm 264ページ 並製 <内容> 生きる力、リーダーシップ力、コミュ力… ◯◯力が、私たちを苦しめる。 組織の専門家が命をかけて探究した、他者と生きる知恵。 前職では「使えないやつ」が、現職では「優秀」になるのはなぜ? 移ろいがちな他人の評価が、生きづらさを生み出す能力社会。 ガン闘病中の著者が、その実態を教育社会学と組織開発の視点でときほぐし、 他者とより良く生きる方法を模索する。 <目次> はじめに プロローグ 母さん、僕は仕事のできない、能力のないやつですか? 第1話 能力の乱高下 第2話 能力の化けの皮剝がし―教育社会学ことはじめ 第3話 不穏な「求める能力」―尖るのを止めた大学 第4話 能力の泥沼―誰も知らない本当の私 第5話 求ム、能力屋さん―人材開発業界の価値 第6話 爆売れ・リーダーシップ―「能力」が売れるカラクリ① 第7話 止まらぬ進化と深化―「能力」が売れるカラクリ② 第8話 問題はあなたのメンタル―能力開発の行き着く先 第9話 葛藤をなくさない―母から子へ エピローグ 母さん、ふつうでない私は幸せになれますか? 伴走者からの言葉 磯野真穂 おわりに
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せいいっぱいの悪口
¥1,870
著:堀 静香 発行:百万年書房 発行年月:2022年10月 百万年書房の新レーベル「暮らし」より、第1弾となる作品です。 今日生きていることも、昨日生きていたことも全部本当。明日生きたいことも本当。今がすべてで、いやそんなはずはない。適当で怠惰であなたが好きで、自分がずっと許せない。事故が怖い。病気が怖い。何が起こるか分からないから五年後が怖い。二十年後はもっと怖い。今がずっといい。でも今が信じられない。なのに、今しかない。晴れていて、風が強くて、花粉がすごい。くしゃみが出る。(本文より) 詩人・堀静香さんによる、生活の記録。ほかの誰でもないわたしが今生きていることの、まるごとすべて。 【目次】 せいいっぱいの悪口 みんな魚 さわやかなかぜ 愛も希望も タクトを折る いきすぎた夜 日記 二〇一九年一〇月八日~一〇月一七日 はみだしながら生きてゆく 走馬灯の日々 オールドファッションと鶏皮 マンボウの下半身 日記 二〇二一年九月一〇日~九月二〇日 だれのことも スーと夫 豆を拾う 春がきらい 日記 二〇二二年三月二日~三月三一日 躑躅のマゼンタ、伊勢エビの赤 あーちゃんも あとがき
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私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE
¥1,870
著:安達 茉莉子 発行:三輪舎 発行年月:2022年9月 装丁:矢萩多聞(Ambooks) 校正:牟田都子 「これでいいや」で選ばないこと。 「実は好きじゃない」を放置しないこと。 このエッセイにおいて著者は、「生活改善運動」をこう定義付けています。 「自分にとっての心地よさ、快・不快を判別し、より幸福なほうに向けて生活の諸側面を改善していく自主的で内発的な運動」と。 お金も時間も無限にあるわけではないので、例えば「子の校区内で広い庭付きの平屋の一軒家に住んで毎年ハワイに旅行したい!」というのはなかなか(かなり)難しい。 だけど、調味料をちょっといいものに変えてみるとか、駅まで自転車で行っていたのを歩きに変えてみるなど、そんな小さな変化でも日々の暮らしは違って見えてくるし、違う選択をした自分を少し好きになれそうな気がします。 レッツ新生活〜〜〜
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偶然の散歩
¥2,200
作:森田真生 発行:ミシマ社 装丁:寄藤文平 発行年月:2022年9月 思索、数学、子供との時間、今という瞬間… 偶然の日々の中で一度きりのすぐ近くにある、永遠をつかみたい―― その思いを胸につづられ、あふれでてきた、詩のような言葉たち。 散歩は、子どもたちとの本当の散歩のときもあれば、先人や先達との、時空を超えた思索の散歩のこともあった。二度とない偶然の散歩を、心に刻みつけるように書いた。 (まえがきより) 日経新聞「プロムナード」全25回ほかを収録。 『数学の贈り物』から3年半、著者に訪れた大きな変化の感覚が息づくエッセイ集。 <目次> ――散歩に行こうよ 第一章 プロムナード 散歩へ/網/言葉を生きる/時差/転ぶ/数学の演奏会/「わかる」と「操る」/「アリになった数学者」/心が降り立つ/精進/役に立たない/数字の起源/未来の種/メタメディア/日本語の数学/生きがい/思い出す/メッセージ/読み、書き、数学/懐かしい場所/爽やかな風/学校の未来/得ることと手放すこと/「正しさ」の正しさ/偶然の散歩 第二章 偶然の家族 翁/二つの奇跡/生命/旅/家族/祖父へ 第三章 ともに歩く ともにあること/じっとその場で/道草の記憶/遅々として、遠くまで/家は思い出/一冊の本/誰にもわからない未来へ/月食/生きる ――永遠の散歩
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小さいわたし
¥1,540
著者:益田 ミリ 発売:2022年6月 出版:ポプラ社 子ども時代を、子ども目線でえがく。 益田ミリ、4年半ぶりの書き下ろしエッセイ。 幼い頃、胸に抱いた繊細な気持ちを、丁寧に、みずみずしくつづります。「入学式に行きたくない」「線香花火」「キンモクセイ」「サンタさんの家」など、四季を感じるエピソードも収録。かけがえのない一瞬を切り取った、宝物のような春夏秋冬。38点の描き下ろしカラーイラストも掲載。 「おとなになると今日のことを忘れてしまうのかな。そうだとしたら、すごくいやだ。こどもの頃のわたしは、いつもそんなふうに思っていたんです。」(「はじめに」より抜粋) 「こども時代は本当に短いものです。長い人生のほんのひととき。なのにプリンのカラメルソースみたいに他の部分とはちがう特別な存在です。人がいきなりおとなに生まれるのだとしたら味気ないに違いありません。」(「おわりに」より抜粋) ――目次抜粋―― 【春】 入学式に行きたくない/四葉のクローバー/仲良しのひらがな/横断歩道のじごく/絵具をまぜてごらん/おへその心配/かわいい妹/「ん」がつく言葉/熱が出た/ずっときゅうけい/カスタネット 【夏】 水たまり/救急車/学校のトイレ/ピアノをひいた!/たからもの/金魚さん/カミナリ/プール/ねこふんじゃった/うちとちがう/線香花火/わたがし 【秋】 夏休みが終わって/小さいわたし/はんたい言葉/土のうさぎ/魚つり/お金のチョコレート/キンモクセイ/転校生/ふたつのおしゃべり 【冬】 サンタさんの家/ほうたい/お正月/たこあげ/わたしの雲/校長先生/ひみつのドッヂボール/帰ってきたクリン/春がくる