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【本について】
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十月はハロウィーンの月 詩人が贈る絵本
¥1,760
文:ジョン・アップダイク 絵:ナンシー・E・バーカート 訳者:長田弘 出版:みすず書房 発売:2000年10月 判型・頁数:B5変型・32ページ 子どもの頃は、どうしてあんなに毎日がくっきりしていたのだろう。自然が息をするのにあわせるように、からだが息をしていた。季節、季節が、新鮮な驚きに満ちていた。 舗道にのこった夏のキャンディーのしみ、リンゴの皮の味のする秋の風、すっかり葉の落ちたカエデの木、クリスマス・キャロルの懐かしいひびき。 初雪、春の訪れ、子ども時代の12ヵ月の光景を繊細なリズムに刻み、さりげないけれど、とても大切なものを伝える詩のカレンダー。 成長するとは、何を獲得することなのだろう。何を喪失することなのだろう。 *** 1ページ1ページ、大切にめくりたくなる1冊。贈り物にもおすすめです。
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佐川ちか詩集
¥792
発行:岩波書店 発売:2023年月 判型:文庫判 頁数:236頁 昭和初期の日本のモダニズムを駆け抜けた左川ちか(1911-36)。 「緑」「昆虫」「太陽」「海」「動物たち」から喚起する奔放自在なイメージ、「生」「性」「死」をめぐる意識は、読む者を圧倒し、魅了する。本作にて初の文庫化。 <目次> 詩 篇 昆虫 朝のパン 私の写真 錆びたナイフ 黒い空気 雪が降つてゐる 緑の焰 出発 青い馬 緑色の透視 死の髯 季節のモノクル 青い球体 断片 ガラスの翼 循環路 幻の家 記憶の海 青い道 冬の肖像 白と黒 五月のリボン 神秘 蛋白石 夢 白く 緑 眠つてゐる The mad house 雲のかたち 風 雪の日 鐘のなる日 憑かれた街 波 雲のやうに 毎年土をかぶらせてね 目覚めるために 花咲ける大空に 雪の門 単純なる風景 春 舞踏場 暗い夏 星宿 むかしの花 他の一つのもの 背部 葡萄の汚点 雪線 プロムナアド 会話 遅いあつまり 天に昇る メーフラワー 暗い歌 果実の午後 花 午後 海泡石 夏のをはり Finale 素朴な月夜 前奏曲 季節 言葉 落魄 三原色の作文 海の花嫁 太陽の唄 山脈 海の天使 夏のこゑ 季節の夜 The street fair 1.2.3.4.5. 海の捨子 詩集のあとへ(百田宗治) 左川ちか詩集覚え書 左川ちか小伝 補 遺 墜ちる海 樹魂 花 指間の花 菫の墓 烽火 夜の散歩 花苑の戯れ 風が吹いてゐる 季節 小 文 Chamber music 魚の眼であつたならば 春・色・散歩 樹間をゆくとき 校異 解説(川崎賢子)
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てんごく
¥1,320
詩:新美南吉 絵:長野ヒデ子 発行:のら書店 発行年月:2023年5月 本の大きさ:20cm×21cm ページ数:24頁 “おかあさんたちは みんな ひとつの、てんごくを もっています。” 「ごんぎつね」や「てぶくろを買いに」の作者として知られる新美南吉が、母への思いをこめてつづった詩が、絵本作家長野ヒデ子さんの思いとともに絵本になりました。 これから新しい命を迎える方への贈り物にもおすすめです。
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自然をこんなふうに見てごらん 宮澤賢治のことば
¥2,090
著:澤口 たまみ 発行:山と渓谷社 発行年月:2023年2月 木の芽の宝石、春の速さを見る、醜い生きものはいない、風の指を見る、過去へ旅する… 自然をこんなふうに感じとってみたいと思わせる、宮澤賢治の57のことばをやさしく丁寧に紐といた一冊です。 「銀河鉄道の夜」も「注文の多い料理店」も、宮澤賢治は、おはなしの多くを自然から拾ってきたといいます。 それらの言葉から、自然を見る視点の妙や魅力をエッセイストの澤口たまみさんが優しくあたたかな目線で綴ります。 読めばきっと、こういうふうに自然を感じとってみたい、こんなふうに季節を楽しみたい、と思わせてくれるはずです。 ■内容 プロローグ 宮澤賢治が教え子たちに伝えたこと パート一 立ち止まってみる そばにある感動を見つける パート二 感動するこころと向き合って 発見を言葉にする パート三 新たな発見に出会う 視野を広げて パート四 つまらないものはない 先入観を捨ててみる パート五 暮らしとともにある自然 よりよく自然とつき合う パート六 自然を見つめるこころ 幸せを願う エピローグ 宮澤賢治が遺した、もうひとつの思い
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季節を脱いで ふたりは潜る
¥2,200
著:菅原敏 出版社 : 雷鳥社 仕様:A5判変形/上製/1C/別丁・袋とじ付/144頁 移ろいゆく暮らしを、やさしく抱き寄せ、綴った季節の詩。 燃やすとレモンの香る詩集や、毎夜一編の詩を街に注ぐラジオ番組など数々の試みをおこなってきた作者が、今作では、遠い日々の断片を拾い集めてぺージに挟みこむように、季節の情緒を12ヶ月の詩に写しました。 カバーを“脱ぐ”とあらわれる肌のような表紙や、 帯につくられた“小さな海” など、こだわり抜いた造本。 さらに朗読などの公演が叶わない今、一篇の詩を電話でお届けする 読者特典〔電話朗読室〕の電話番号が袋とじの中に隠されています。 雑誌『BRUTUS』での連載を中心に、 近年の代表作含む、12ヶ月×4編〔全48編〕を収録。 誰かの遠い記憶が、まるでいつかの自分の出来事と錯覚してしまうような、ゆらゆらと心地いい1冊でした。