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親子の手帖 増補版

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著 鳥羽和久
発売:2021年7月
出版:鳥影社

◎増補版には、村井理子さんの解説と新項目が追加収録されており、全体の改訂も行われています。

*以下、出版社ホームページより抜粋*

福岡市の大濠公園近くにある現代の寺子屋。いつもキャンセル待ちが続く教室には150人以上の子どもたちが通っています。

『親子の手帖』で描かれているのは現代の親子のリアルな姿。寺子屋の中心人物である著者は、内容について「すべてフィクション」と語りますが、そこには、身を粉にして一心に親と子に寄り添ってきた人にしか書けない、親子の真実が切々と綴られています。だから、読む人が子育て中の親の場合には、この本と向き合うために少しの覚悟が必要でしょう。なぜなら親の現実をえぐる内容が続きますから。でも、それは決して親を責めるために書かれたのではなく、子どもの幸福のために、さらに、かつて子どもだった、いま毎日を懸命に生きる親のために書かれたもので、著者の徹底した(上目線でない)横目線からは、親と子への深い愛情が感じられます。話題は子育てにとどまらず、現代のさまざまな課題にアプローチしていますので、親ではない大人にもおすすめいたします。

目次
まえがき
第1章 私の不安を知ることで、子育ては変わる
1 親の不安は子に伝播する
2 親の言うことを聞かない子ども
3 子どもの叱り方
4 管理される子どもたち
5 全部、僕のせいなの?
6 放っておけない親

第2章 親はこうして、子をコントロールする
1 成功体験は危ない⁉
2 ある母と娘との電話
3 親はこうして子をコントロールする
4 カンニングをする子どもたち
5 幻想の共同体、母と娘
6 親は子どもの「好き」を殺してしまうかもしれない
7 なぜ偏差値の高い学校を目指すのか
8 小中学受験と親
9 葛藤との向き合い方
10 受験直前の子どもとの付き合い方

第3章 苦しむ子どもたちと、そのとき大人ができること
1 学力と差別の問題
2 身近になった障害
3 「勉強ができない」と下を向かなくてもいい
4 LD(学習障害)の子どもの将来
5 発達障害の子どもと夫婦の問題
6 良い父親
7 良い母親
8 家庭でも学校でもない、第三の居場所
9 子どものいじめと大人の接し方

第4章 子どもの未来のために
1 子どもの夢について
2 大人になるということ
3 子育てに熱中すること、子育てから逃避すること
4 理解のある親と子どもの精神
5 親にとって子育てとは

あとがき
増補版に寄せて
解説 村井理子

**********

一人目の子の育休中に、ネット情報や育児本を見過ぎて、逆にしんどくなってしまった(本ではこう書いているのに全然思うようにいかない...など)経験から、いわゆる「育児本」からは遠ざかっていました。

そんな時、「あ、素敵な表紙だな」とたまたま手にしたのが、こちらの本です。

まえがきの
"親子の関係は、親が子どものことを「わかる」「わかりたい」「わかるはず」と思うあまりに、こじれます。
(中略)
私が子どもに抱いている不安というのは、私が子どものことがわからないことから生じる私自身の不安なんだ、そういうふうにクリアに理解できれば、子どもに対する距離感が変わって、自分も子どもも肩の荷を下ろすことができるのではないでしょうか。"

という箇所を読んだところで、ふぉーーと深く息を吐き、一旦本を閉じました。
こんなにも明確に、自分の漠然とした不安を言語化されたことがなかったので、驚きました。

再度本を開き、自分の言動を振り返ってバツの悪い気持ちになったり、腑に落ちたり、自分の子ども時代へと遡り、あの時すごく嬉しかったのは親が過度に心配したり怒ったりせずに起きた事実を淡々と受け止めてくれたからだったんだな、と再確認したり、心は揉みくちゃになりながらも、頭の中はスーッと整理されていきました。

親と子は、とても近くで日々寄り添い暮らしているけれど、いつかは離れてゆく存在。
怒ったりケンカしたり、もうイヤや...
となりながらも、なんとかお互い良き日々を紡いでいけたらいいなーと思います。
そして行き詰まった時はこれからまた何度もこの本を開くと思います。

たくさんの方の心に寄り添い、時にガツンと衝撃も与えてくれる一冊です。

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