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【本について】
オンラインストアに載せている古本は店頭には並べていないものが多数です。店舗でご購入いただく際は、お気軽にお声がけください。
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ナチュラルボーンチキン
¥1,760
著:金原ひとみ 発行:河出書房新社 初版:2024年10月 判型:四六判・216貢 新しい世界を見せてくれ――。ルーティンを愛する45歳事務職×ホスクラ通いの20代パリピ編集者。同じ職場の真逆のタイプの女から導かれて出会ったのは、忘れかけていた本当の私。 「この物語は、中年版『君たちはどう生きるか』です。」――金原ひとみ 仕事と動画とご飯というルーティン。 それが私で、私の生活だ。自分には何もない。(本文より) 毎日同じ時間に出勤退勤し、同じようなご飯とサブスク動画を詰め込む「ルーティン人生」を送る、45歳一人暮らしの「兼松書房」労務課勤務・浜野文乃(はまのあやの)。ある日、上司の指示で、「捻挫で三週間の在宅勤務」を続ける編集者・平木直理(ひらきなおり)の自宅へ行くと、そこにはホストクラブの高額レシートの束や、シャンパングラスと生ハム、そして仕事用のiPadが転がっていて――。
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目をあけてごらん、離陸するから
¥1,650
著:大崎清夏 発行:リトルモア 初版:2022年11月 判型:四六判変形 並製・216貢 あなたの言葉よ、どうか無事で──。 会社を辞め、身ひとつで詩を書いて生きることにした。 地球のあちこちで、言葉に翻弄されて立ち尽くし、言葉に勇気づけられて歩き出す。 中原中也賞受賞の詩人が、小説とエッセイで描く“魂の解放”。 一日の終わり、テラス席で深呼吸をして書きはじめる。/映画祭で来日した大スターの、通訳のあの子の涙。/元同僚の本棚に『フラニーとズーイ』を見つけたら。/海外の詩祭に参加し、エネルギッシュな詩人たちに刺激を受ける。/友人のダンサーに「一緒にメコン川を眺めよう」と囁かれ、ラオスのフェスティバルへ。/象形文字の故郷を見てみたくなって広州へ。/ベルリンで恋した古書店で詩の朗読会をしたいと申し出る。/旅先ですっかり山の虜になる……。 あちこちで出会いに胸を熱くした瞬間を書く。書くことであたりまえの自分でありつづける。 詩的な小説と散文、旅のエッセイを編みこんだ、大崎清夏の親密で、自由で、喚起力ゆたかな言葉と物語に親しむ一冊。
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暗闇に手をひらく
¥1,980
著:大崎清夏 発行:リトルモア 初版:2025年1月 判型:四六判変形 並製・136貢 人間の作った小さな場所では 言葉はときどき、信じることが 震えてくるほど難しい。 想像もつかなかった光景を見て 何も持たずに逃げてきたあなたを 下ろした両手は抱きしめる。 (巻頭詩より) 軽やかに言葉と遊び、現実を深く見つめる人気の詩人・大崎清夏。 『地面』、『指差すことができない』(中原中也賞受賞)、 『新しい住みか』、『踊る自由』に次ぐ、待望の第五詩集! 自分の手で作ること、描くこと。 辞書にない私の言葉を持って生きること。 戦争も災害もある今を生きている私たちが口ずさむと力になる、歌のような詩。 (私の生活はこっちだ、)と標になる31篇。
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【古本】ものうりうた(こどものとも年少版 2019年11月号)
¥500
文:雪舟 えま 絵:植垣 歩子 出版社 : 福音館書店 状態:古本。ソフトカバーの絵本です。目立つ傷みはなく、おおむね良好な状態です。 焼き芋屋さんは「やきいもーお やきいもー」。豆腐屋さんは「とーうふ がんもーどき」。さおだけ屋さんは「たーけやー さおーだけ」。ユニークな売り声や口上を披露してくれます。そのほかにも、お好み焼き屋さん、ラーメン屋さん、アイスクリーム屋さんなど、個性的な移動販売のお店が次々に登場。声に出してまねしたくなる楽しい絵本です。
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台湾漫遊鉄道のふたり
¥2,200
著:楊双子 訳:三浦裕子 発行:中央公論新社 初版:2023年4月 判型:四六判・300頁 炒米粉、魯肉飯、冬瓜茶……あなたとなら何十杯でも――。結婚から逃げる日本人作家・千鶴子は、台湾人通訳・千鶴と“心の傷”を連れ、1938年、台湾縦貫鉄道の旅に出る。台湾グルメ×女たち×鉄道小説!
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芥川龍之介・菊池寛共訳 完全版 アリス物語
¥2,090
著:ルイス・キャロル 訳:芥川龍之介、菊池寛 解説:澤西祐典 発行:グラフィック社 初版:2023年2月 判型:四六判 ・256頁 もし『不思議の国のアリス』を日本の文豪が翻訳したら? そんな夢のような構想が現実となったのが、1927年刊行の『アリス物語』。 芥川龍之介と菊池寛による訳文は、アリスや不思議の国の登場人物たちがいきいきとユーモラスに描かれ、今なお色あせない魅力にあふれています。本書は、原書にあったいくつかの不足な点を補い、注釈や解説を付加して甦らせた『完全版 アリス物語』。アリスや芥川・菊池ファンの方はもちろん、『不思議の国のアリス』をはじめて読む方にもおすすめの一冊です。
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漫才過剰考察
¥1,760
SOLD OUT
著:令和ロマン・髙比良くるま 発行:辰巳出版 初版:2024年11月 判型:四六判・184頁 M-1グランプリ2023王者・令和ロマンの髙比良くるまがM-1と漫才を完全考察! 分析と考察を武器に、芸歴7年目の若手ながら賞レースをはじめ様々な分野で結果を残してきた令和ロマン。そんな令和ロマンのブレーン・髙比良くるまが、2015年から昨年のM-1、さらには2024年のM-1予想に至るまで、考えて考えて考え尽くした一冊。 「現状M-1に向けて考えられるすべてのこと、現在地から分かる漫才の景色、誰よりも自分のために整理させてほしい。頭でっかちに考えてここまで来てしまった人間だ。感覚でやってるフリをする方がカッコつけだと思うんだ」(本文より) 史上初のM-1二連覇を狙う著者が、新型コロナウイルス流行や、東西での言葉の違い、南北の異なる環境が漫才に与えた影響、昨今話題の「顔ファン論争」に漫才の世界進出まで、縦横無尽に分析していきます。著者の真骨頂“圧倒的マシンガントーク”は本書でも健在です。 <目次> ■はじめに ・「自分は報われていいような人間ではない」 ・2023決勝直前インタビュー ■M-1グランプリ ・2023を司法解剖 ・2023と似ていた2018 ・技術勝負の2015-2018 ・多様な漫才が花開いた2019-2023 ・「あるある」お笑い、「ないない」お笑い ・「顔ファン」とSNS論争 ・2024を予想する ■寄席 ・漫才における寄席とは ・お客さんの特徴 ・寄席成功の二大要素「理解」と「発声」 ・東と西の違い ・西の引き上げられたフィクションライン ・南と北の特徴 ・漫才が海を越えるとき ★スペシャル対談★ 霜降り明星・粗品×令和ロマン・髙比良くるま M-1、漫才、テレビ、YouTube、それぞれの今後…… 2万字超えのロング対談 ■おわりに ・「どうか健やかに、お笑いを楽しんでください」
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ここで唐揚げ弁当を食べないでください
¥1,760
著:小原晩 発行:実業之日本社 初版:2024年11月 判型:四六判・176頁 1万部を突破した伝説的ヒットの自費出版エッセイ集、 新たに17篇を加え、商業出版されました。 23区に上京したある女の子の東京での生活を中心としたエッセイ集。 せわしない日々からこぼれていく感情や体験をユーモアたっぷりに掬いあげる文章に心がほぐれる全40篇。
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好きな食べ物がみつからない
¥1,760
著:古賀 及子 発行:ポプラ社 初版:2024年12月 判型:四六判・287頁 「好きな食べ物は何ですか?」 この問いに、うまく答えられないあなたへ。 “やっぱりみつけたい。 「好きな食べもの」は、どこかにきっと、あるはずなのだ。” 自分のことは、いちばん自分が、わからない。 どうでもいいけどけっこう切実。 放っておくと一生迷う「問い」に挑んだ120日を 濃厚かつ軽快に描いた自分観察冒険エッセイ。
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なnD 11
¥1,430
発売:2024年12月 編集:森田真規(なんとなく、クリティック)、戸塚泰雄(nu)、(小林英治(DU)) 発行:nu 文庫本サイズ・168ページ 執筆者: Eunice Luk/菊池謙太郎/森山裕之/相田冬二/モノ・ホーミー/三品輝起/近代ナリコ/Lena Fujimoto/佐々木敦/ハーポ部長/こだまたけひろ/迫川尚子/山本佳奈子/竹田和也/折田侑駿/西村満/スギタモエル/竹田純/七里圭/キデンセン/管啓次郎/涌上昌輝/近藤恵介/櫻井亮太/ゾフィ・プシクール/田中元樹/正一/little fish/阿久津隆/アマヤフミヨ/碇雪恵/イワフチメグミ/内沼晋太郎/小田雄太/加藤木礼/北畠千枝里/グラスパーゆきこ/黒田玲子/香山聡/越川道夫/小島弘光/後藤知佳/小林エリカ/桜井雄一郎/猿田詠子/柴原聡子/島田潤一郎/高橋政宏/滝口悠生/谷口愛/樽本樹廣/檀上遼/千葉美穗/テンギョー・クラ/戸塚泰雄/BACCO/松村孝宏/三宅唱/宮田文久/森川晃輔/森田真規/山本アマネ/米山菜津子 年に1度、刊行されている「なnD」の11号が入荷しました。 今回は人気連載陣(FALL三品輝起さん、ベルク迫川尚子さん、キデンセン)、 近代ナリコさんによるアーティスト・藤本れなさんの紹介、 ゾフィ・プシクール(粉川哲夫さん?)の深夜徘徊団のほか、 小さなコラムも多数掲載。 今年逝去された「なnD」編集人の一人である小林英治さんの連載「インスタ日記」は、 友人やゆかりのある35名の方々が引き継がれました。 SNSや書籍に現れるものとはまた違った写り方の、人々の日々や想いがそこにあります。
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コミック・ヘブンへようこそ
¥2,200
著:パク・ソリョン 絵:チェ・サンホ 訳:渡辺麻土香 発行:晶文社 初版:2024年10月 判型:四六判並製・192頁 本書に登場するのは今日も何事もなく生きていくために奮闘する、私たちの周りの特別でない人たち。24時間営業の地下マンガ喫茶での夜勤中に絶体絶命の危機を経験し(「コミック・ヘブンへようこそ」)、がん患者がかつらを探しに行き(「秋夕目前」)、つらい毎日を送る売れない俳優に奇跡が起こり(「ほとんど永遠に近いレスリー・チャンの全盛期」)、兵役中のボーイフレンドを待つ女性たちが集まったインターネットコミュニティに没頭することもある(「IDはラバーシュー」)。 温かい視線とユーモアを交えながらSF、ホラー、コメディまで、韓国文学界の新鋭作家が放つ傑作短編集。 【目次】 作家の言葉 コミック・ヘブンへようこそ 自分の場所 ほとんど永遠に近いレスリー・チャンの全盛期 ミニョン 秋夕目前 恐竜マニア期 Love Makes the World Go ’Round IDはラバーシュー ミルクメイド 訳者あとがき
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死の瞬間 人はなぜ好奇心を抱くのか
¥990
著:春日 武彦 発行:朝日新聞出版 初版:2024年11月 判型:新書判並製・232ページ かくも深き「死」の覗き穴へといざなう、 著者の新たな代表作! 無頓着に、記号のように訪れる「死」。 日常にありふれている事象なのに、なぜ私たちの心を捉えて離さないのか? 「死」に対して、崇高な気持ちと卑俗な情動で揺れ動く、人のふしぎな心の有りように迫る。 映画、小説、漫画などさまざまな作品紹介を交え、カルチャーガイドとしても楽しめる。 装画はヒグチユウコ氏による描き下ろしです。 <目次> 第1章 死ぬ瞬間 第2章 「永遠」は気味が悪い 第3章 見知らぬ世界 第4章 取り返しがつかない 第5章 死体の件 第6章 死と悪趣味 (出版社HPより)
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眠れない夜のために
¥1,760
著:千早 茜 絵:西 淑 発行:平凡社 初版:2024年11月 判型:四六判・120ページ 直木賞作家・千早茜が紡ぐ、10の夜の物語。 人気イラストレーター・西淑による美しい挿絵とともに味わう、「眠れない夜」をテーマにした短編集。 「眠らなくてはと、まぶたを閉じる。けれど、目の奥にすこんとした空洞がある」。家族が寝静まった深夜、ひとり台所に佇む時間──第一夜「空洞」 「夜にあるのは、見えない恐ろしさではなく、見ようとしてしまう恐ろしさ」。美しい刺繡を生業とする「わたし」の暮らす土地に、ある日旅人が訪れて──第八夜「繡(うつく)しい夜」 「夜の底の黄金よ、君の寝顔は本当に変わらないから、こんな静かな晩は永遠に続く夜に閉じ込められてしまったような心持ちになるのだ」。眠り続ける「君」の呼吸に、傍らで耳をすます──第九夜「寝息」 ……ほか、夜の世界へと誘う10篇を所収。 (出版社HPより)
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放課後によむ詩集
¥1,980
編:小池 昌代 発行:ポプラ社 発行年月:2024年11月 判型: 四六変型判・144ページ 仲間から離れ、一人になった時間に、ゆっくりと向きあえる、31の詩を選びました。それぞれの詩の後に付された小池昌代さんの言葉は、読者に寄りそい、詩の世界に風を通します。すべての人の「放課後」に贈るアンソロジー。 (出版社HPより)
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【古本】羊男のクリスマス
¥1,000
文:村上春樹 絵:佐々木マキ 出版社:講談社 初版:1985年11月 状態:古本。多少経年感はありますが、大きな傷みはありません。オリジナルポストカード付き。 『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』『羊をめぐる冒険』で絶妙のコンビを組んだ村上春樹と佐々木マキの、5年越しの夢が実現された、念願の書下し絵本。なつかしい羊博士や羊男、双子の女の子も再登場! 村上春樹の独特の世界と、佐々木マキの魅力の世界が交錯し織りなす美しいファンタジックな空間は、心暖かいクリスマスをお約束します。 あなたのために、そしてあなたの1番大切な人のために。 (出版社HPより)
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【サイン本】 時の辞典
¥2,145
著:岡野大嗣 発行:ライツ社 発行年月:2024年12月 判型:四六判変形・並製・392頁 【歌人・岡野大嗣、10周年記念ベスト作品集】 365日、その日その季節にぴったりの短歌を並べてみたら、大切な記憶のとびらを開いてくれる「時の辞典」ができました。 短歌とは、五七五七七の三十一音にことばを映して、時を掬(すく)い上げうるもの。 (3月27日)あとがきにかえて、みたいに咲いている桜 そういう気持ちの夜に あの日、見上げた空を思い出したり。 (5月18日)方言をほころびあっていくふたり五月の川を並び歩いて 出会えた喜びに、目を細めたり。 (9月14日)沿道のコスモスざかりに押し歩く自転車 長く生きてきたよな 現在地を知って、ふと立ち止まったり。 (10月24日)ひさしぶりに食べるとおいしいねと話すあなたはひさしぶりが同じひと かけがえのなかった瞬間に、気づかされたり。 (12月27日)ファミレスは小さな足湯 近況をどこまでさかのぼって話そうか いつか見たい景色を、思い浮かべたり。 365日並べた短歌は、わたしたちが生きてきた「時間」そのものでした。 時の流れが止まることはありません。 けれど、忙しい日々の中で、1日1つだけでも短歌を読んでもらうことができたなら。 こぼれ落ちていった記憶を少しでも掬い上げてもらえるかもしれない。 まるで、見つからないことばの在り処を教えてくれる「辞典」のように。 そんなことを思って、この本をつくらせていただきました。 今日の日付でも、誕生日でも、たまたま開いた日でも、お好きなページからお楽しみください。 1年に始まりのカレンダー代わりに、あるいは、大切な人へのプレゼントにもぴったりの本です。 【こだわりの仕様】 ・短歌は1日1ページ、1つずつ。初めて短歌の本を読む方にも気軽に読んでいただけるよう、できるだけ文字も大きくしています。 ・四六版を少し細くしたサイズはT188mm × Y120mm。かわいくて、持ちやすく、読みやすいサイズです。 ・カバーデザインにある鍵のフチは、キラキラのホログラム箔加工です。 ・本文用紙は12色の色紙になっています。1ヶ月ごとに色が変わる、季節感ある読書体験をお楽しみください。 (出版社HPより) 初回入荷限定で、著者サイン入りの本をお送りします。
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ササッサ谷の怪 コナン・ドイル奇譚集
¥990
著:コナン・ドイル 監訳:小池滋 編:北原尚彦 出版社:中央公論新社 初版: 2024年10月 判型・頁数:文庫・352ページ ササッサ谷の幽霊を見た者は呪われる――。囁かれる伝承の真相とは? 幻のデビュー作をはじめ、著者の才が光る珠玉の短篇十四作を収録。 〈解説〉北原尚彦 (出版社HPより)
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【古本】サンタに恋して
¥600
画・文:小出真己 出版社 : 世界文化社 初版:2007年11月 状態:古本。表紙にやや擦れがあります。本文中はおおむね良好な状態です。 ーサンタクロースは本当にいるのですか?そして、あなたは…。 幻想的で美しい絵と詩の世界が素敵な1冊です。
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異界夫婦
¥1,980
著:戌一 出版社:左右社 初版: 2024年9月 判型・頁数:四六判 並製 240ページ 妻に神性を見出し帰依した男が綴る、初のエッセイ集。 SNSで話題の夫婦の、夫側の目線で初めて語るこれまでの歩み。食えない妖怪絵師として、狐面を売って食いつないだ下積み時代、妻のピアノの才能により回り出した歯車── これまで妖怪絵師(夫)と助手(妻)だったところ、立場が逆転。アーティスト(妻)と、妻に神性を見出しプロモーションに従事する夫という関係性に。 他のどのカップルにもなぞらえられない、奇妙で特別な信頼関係を綴る、珠玉のエッセイ集。 この本は「二匹の毒虫を同じ器に入れてみたところ、偶然毒の相性が良くて、より強い毒が生まれた」とでも喩えられそうな、まるで「蠱毒」のような我々の関係性を描いたエッセイである。──────序文より (出版社HPより)
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推し短歌入門
¥1,980
著:榊原紘 出版社:左右社 初版: 2023年10月 判型・頁数:四六判 並製 272ページ ⼀字のことで騒げる能⼒、対象への熱い思い、オタクは短歌に向いている! 「脚が5メートルある!」「顔がルーブル美術館(=美術品のように美しい)」などなど、オタ活においてはミームや誇張表現に頼ってしまい、語彙喪失状態になってしまいがち。 それでも、好きなものをもっと丁寧に、自分だけの言葉にしたい! そんなオタクたちの真摯な想いに応える、現役オタク歌人による短歌入門。 <目次> はじめに オタクは短歌に向いている 本書の楽しみ方 イメソンみたいに楽しむ、推し短歌というNEW GAME 【第一部】とりあえず詠んでみたいオタクのための推し短歌チュートリアル 【チュートリアル】「推しの瞳が綺麗」で詠んでみる ★☆☆基本ルールを覚える ★★☆推し短歌三原則 ★★☆「主体」を設定する ★★☆推しから離れる、推しを降ろす ★★★無機物になって詠んでみる ★★☆自分の言葉を選ぶ コラム①「推す」ことについて 【第二部】じっくり詠んでみたくなったオタクのための短歌の技法 ★★☆言葉の合成獣を作る ★★☆動詞は三つまで ★★☆かな遣い・言葉遣い ★★☆一字空け・全角 ★☆☆定型・破調 ★★☆比喩 ★☆☆助詞は基本的に抜かない ★☆☆「君」は特別な存在 ★☆☆強い言葉を使わない ★★☆句切れ ★★☆句跨り・句割れ ★☆☆慣用句は使わない ★★☆表記 ★☆☆様々な技 コラム②「プロジェクション」を短歌に応用できる気がする 【第三部】詠めるようになったオタクのための創作の深め方 ★★☆短歌を読む Yes,イメ短歌 ★★★短歌を読む not only イメ短歌, but also 評 ★☆☆日常から歌を作る ★★☆職業詠 ★☆☆旅行詠 推しにこの景色を見せたい ★★★縛りを設ける いちごつみ、題詠、テーマ詠、折句 ★★☆推敲しよう ★★☆ルビで工夫しよう ★★☆分からなさと向き合う コラム③「パクリ」問題はいつも難しい ★★★本歌取り ★★☆本を作ろう、文学フリマに出よう ★★☆歌会をしよう ★★☆引用について コラム④もっとうまくできる人がいる、けれど 巻末特別付録① 推し短歌会、やってみた! 巻末特別付録② 短歌ビギナーのためのブックガイド おわりに (出版社HPより) 装画と挿絵は、『いやはや熱海くん』の漫画家・田沼朝さんです!
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愛は愛は愛は
¥1,650
著:時実新子 編:「現代川柳」編集部 出版社:左右社 初版: 2019年6月 判型・頁数:四六判変形 上製 90ページ 80年代に川柳句集『有夫恋』が大ベストセラーとなり、川柳界の与謝野晶子と呼ばれた時実新子。 大人の情愛を17音字で描き、女性たちの共感を呼んだ句は、今も色褪せることなく輝き続けている。新子の魂を受け継ぐ「現代川柳」編集部の手によって編み直された、川柳アンソロジー決定版。全集未収録句・未発表句を含む珠玉の352句を収録。 〈収録歌より〉 玉葱のツンと緑のエゴイズム 体内にオリオン誕まれたるを秘す 手に持つと葡萄の房も共犯者 愛そうとしたのよずっとずっとずっと 蝶の道まちがいきって美しや <目次> つんつん ぽかん ずきん ゆらり あとがき ふたたびの花ある一歩 (出版社HPより)
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抜け出しても抜け出しても変なパーティー
¥2,420
著:水野しず 出版社:左右社 初版: 2024年10月 判型・頁数:四六判変形 上製 160ページ POP思想家・水野しずの濃縮エキスの詰まった傑作歌集が、ついに誕生! 〈収録短歌より〉 職業はピエロをやっておりますがここに書くなら無職にします 「だし巻き」は「卵」が無視をされているそういう事はわりとよくある 神様を信じますか? と聞かれたがもっといる前提で言ってきていい 泥棒が盗んだアロマディフューザーそれでも人は癒されるのか やくしまるえつこになりたい人がいる なってごらんとえつこは思う 敗北し惨殺されて雨風に打たれたものしかもう信じない オリジナルサラダといって出てきたがどこもかしこも知っている味 「ごほうび」と売ってる側が言ってくる当方の金を得る分際で 「芸術」を死に物狂いでやっている。回転寿司を一つも取らずに ここまでは宮崎駿の関係者ここから先は一般の方 <目次> 抜け出しても抜け出しても変なパーティー 岐阜 さまざまな純粋 龍が気さく 「嘘」 リラックス風呂 この世はあまりにも不可解 featuring滅亡 あとがき (出版社HPより)
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そんな言葉があることを忘れていた
¥2,530
著:せきしろ 出版社:左右社 初版: 2024年7月 判型・頁数:四六判変形 上製 248ページ 『カキフライが無いなら来なかった』『まさかジープで来るとは』など、又吉直樹とともに自由律俳句作家として活躍するせきしろ・初の単独句集。郷愁の極北をゆく全320句。 【収録句より】 走る春の小学生に追い抜かれる シンクで水が跳ねて響く内見 免許証コピーしただけで熱いサドル 盆踊りをやっている気配がすごい 風やんで夏がもうない お湯が沸いて憂鬱が中断 漫画のスカジャンを着た人が怒っている あなたの牡蠣は小さいから二個と仕切る人がいる この静けさは雪だろうと窓へ 死が約束を破る 消える前に一句 誰もいなくなったとしても故郷 <目次> 経年 孤影 叙景 過古 解説 自由律俳句の道標として後世まで残り続ける 又吉直樹 あとがき (出版社HPより)
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海のうた
¥2,200
編:左右社編集部 出版社:左右社 初版: 2024年8月 判型・頁数:B6判変形 上製 136ページ 海に来れば海の向こうに恋人がいるようにみな海をみている――五島諭 どこから開いても〈海〉がひろがる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 あかるい海、くらい海、まぶしい海、やさしい海、こわい海、はげしい海、さみしい海……100人の歌人がうたった、わたしだけの海のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 青松輝/我妻俊樹/阿波野巧也/井口可奈/石川美南/石畑由紀子/伊舎堂仁/伊藤紺/伊波真人/井上法子/上坂あゆ美/牛隆佑/内山晶太/宇都宮敦/上澄眠/江戸雪/大前粟生/近江瞬/大森静佳/岡崎裕美子/岡野大嗣/岡本真帆/奥村晃作/笠木拓/加藤千恵/門脇篤史/川野芽生/川村有史/北山あさひ/絹川柊佳/木下龍也/工藤吉生/くどうれいん/郡司和斗/小島なお/五島諭/紺屋小町/榊原紘/佐クマサトシ/笹井宏之/笹川諒/佐々木朔/佐藤弓生/柴田葵/鈴木ジェロニモ/鈴木ちはね/鈴木晴香/染野太朗/多賀盛剛/高柳蕗子/立花開/田中有芽子/田中槐/谷川電話/谷川由里子/谷じゃこ/俵万智/千種創一/辻聡之/手塚美楽/堂園昌彦/土岐友浩/戸田響子/鳥さんの瞼/toron*/永井亘/仲西森奈/中村森/中山俊一/錦見映理子/野口あや子/長谷川麟/はだし/初谷むい/服部真里子/早坂類/東直子/平岡直子/pha/藤本玲未/フラワーしげる/穂村弘/本多真弓/正岡豊/枡野浩一/丸山るい/三上春海/光森裕樹/望月裕二郎/盛田志保子/柳原恵津子/山崎聡子/山下翔/山階基/山田航/山中千瀬/雪舟えま/吉岡太朗/吉川宏志/吉田恭大 (あいうえお順・敬称略、全100名) (出版社HPより) 贈りものにもおすすめです。