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【本について】
オンラインストアに載せている古本は店頭には並べていないものが多数です。店舗でご購入いただく際は、お気軽にお声がけください。
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ヨイヨワネ あおむけ&うつぶせBOX
¥2,420
著:ヨシタケシンスケ 出版社 : 筑摩書房 仕様:文庫判 480ページ 絵本作家ヨシタケシンスケさんが日々描いているスケッチ。 最近のそれは弱音であふれていました。 一冊に収まらない弱音を、『ヨイヨワネ あおむけ編』『ヨイヨワネ うつぶせ編』の二冊セットでお届けします。 ★【BOX限定】特別付録「あおむけとうつぶせのあいだ手帖」がついてきます! 手帖のスミには、あおむけからうつぶせになる「パラパラ漫画」(特別描き下ろし!)付き。 ※こちらは初回限定品となります。
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ヨイヨワネ うつぶせ編/ヨシタケシンスケ
¥924
著:ヨシタケシンスケ 出版社 : 筑摩書房 仕様:文庫判 208ページ 絵本作家ヨシタケシンスケのスケッチは弱音であふれていました── 不安を言語化し、弱音をはくことは、本人にとって気持ちを健全に保つために良いのかもしれません。しかし、他人の弱音はどうでしょう? おもしろいのか? 何かに貢献するのか? このスケッチ集で、壮大な実験があなたの手から始まろうとしています。「うつぶせ編」は、しんどさを受け容れ、自分と折り合いをつけるための一冊です。
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ヨイヨワネ あおむけ編/ヨシタケシンスケ
¥924
著:ヨシタケシンスケ 出版社 : 筑摩書房 仕様:文庫判 208ページ ヨシタケさんがライフワークとして描きつづけるアイデアスケッチのなかから、近年の作品を選んだスケッチ集。「ヨイヨワネ」とは「良い弱音」という意味です。ネガティブな言葉とみなされがちな「弱音」を反転させ、にやりと笑えてちょっと元気が出る(かもしれない)スケッチ集をつくりました。人生はにがいけれど、救いだってあるんです。「あおむけ編」は、魂が疲れ気味のあなたを励ましてくれる一冊です。
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涙の箱/ハン・ガン
¥1,650
著:ハン・ガン 訳:きむふな 絵:junaida 出版社:評論社 判型・ページ数:12.8 x 18.8 cm・88頁 ノーベル文学賞作家ハン・ガンがえがく、大人のための童話 この世で最も美しく、すべての人のこころを濡らすという「純粋な涙」を探して 昔、それほど昔ではない昔、ある村にひとりの子どもが住んでいた。その子には、ほかの子どもとは違う、特別なところがあった。みんながまるで予測も理解もできないところで、子どもは涙を流すのだ。子どもの瞳は吸い込まれるように真っ黒で、いつも水に濡れた丸い石のようにしっとりと濡れていた。雨が降りだす前、やわらかい水気を含んだ風がおでこをなでたり、近所のおばあさんがしわくちゃの手で頬をなでるだけでも、ぽろぽろと澄んだ涙がこぼれ落ちた。 ある日、真っ黒い服を着た男が子どもを訪ねてくる。「私は涙を集める人なんだ」という男は、大きな黒い箱を取り出し、銀の糸で刺繍されたリボンを解くと、大小、かたちも色もさまざまな、宝石のような涙を子どもに見せた。そして、このどれでもない、この世で最も美しい「純粋な涙」を探していると話す。男は子どもがそれを持っているのではないかと言うのだが――。
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そらのさんぽ/石津ちひろ・荒井良二
¥1,540
詩:石津ちひろ 絵:荒井良二 出版社:岩波書店 判型・ページ数:菊判変・40頁 対象:4,5歳~ だいすきなりんごをかじるとき、ウグイスの鳴き声に耳をかたむけるとき──ふっと詩がうまれる。心地よいリズム、のびやかな絵……読んで、ながめて、うれしくなる詩がたっぷり20編。詩人・石津ちひろと絵本作家・荒井良二による、ことばで世界を感じとるよろこびに満ちた、子どもといっしょに楽しむ詩集絵本。
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7 /トリスタン・ガルシア
¥5,280
著:トリスタン・ガルシア 発行:河出書房新社 判型・ページ数:四六判変型・528頁 ドラッグの売人、元ロック・スター、トップモデル、革命家、UFO研究者、分断世界の監察官、そして不滅の男ーー7つの物語が交叉する。仏哲学界の新スターによる驚異的建築物のごとき傑作。 「彼は死ねないんだよ。人が経験することをすべて経験しちゃってるんだ」(本文より) 【目次】 「エリセエンヌ」……若返りのドラッグを求めて、閉ざされた世界の混沌へと深入りしてゆく売人。 「木管」……元ロック・スターが見つけた不思議な楽器には、過去のあらゆる名曲が刻まれていて……。 「サンギーヌ」……〈顔〉と呼ばれるスーパーモデルと、傷を負った男との奇妙な相関関係。 「永久革命」……革命を夢みた一児の母が迷い込んだ世界は、1973年に革命が成就した世界だった。 「宇宙人の存在」……宇宙人を研究する兄とその恋人のもと、すべてを疑いはじめた幼いムーンは……。 「半球(ドーム)」……国境が消え、同じ思想の者同士が〈囲い〉で暮らす完全な分断が実現した世界で、〈普遍主義者〉が見たもの。 「第七」……大量の鼻血を出して何度でも生まれなおす男が、7度目の人生でついに到達した新たな世界。
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ふらんすの椅子/鈴木 るみこ
¥1,760
SOLD OUT
著:鈴木 るみこ 発行:港の人 判型・ページ数:四六判変型・写真1頁+本文176頁 雑誌『クウネル』の“心臓”であったライター・編集者鈴木るみこの遺稿集。『暮しの手帖』『フィガロ ジャポン』『すばる』などに掲載のエッセイのほか、未発表原稿5篇収録。 夢見る少女は、憧れのフランスに暮らす。いのちを愛おしむ眼差しからせっせと文章を書き、若い読者の夢を応援した。鈴木るみこは、大人になって最後まで夢見る少女のままだった。その切ない証しがポロポロ涙の結晶のようにこの本に詰まっている。 【目次】 ふらんすの椅子 記憶/はじまりは一本のつるバラ。日々是、庭づくり。/フランスとレースと私 雨戸・そのほか 雨戸/花を飾る人/プレゼント/おあげさん/まなづる/白をおく/給食袋/ブールデルのアトリエ/ゴキゲン、いかが?/顔/馴れるものか/夢のはなし/メジロ小劇場/本棚を作る/映画とナイフ/空と、地べたと。/Yさんの言葉/熱の日 眺めのいい食卓 本のこと 第1回/第2回/第3回 未発表原稿 メロディ・フェア/和子さんの塩むすび/ミモザ/神さま/金の輪 るみちゃんへ 牧野伊三夫
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迷宮ホテル 異国の路地と宿の物語を彷徨い歩く/関根 虎洸
¥1,980
著:関根 虎洸 発行:辰巳出版 判型・ページ数:A5変型判・176ページ 世界は「いわく」に溢れている 秘密結社、客家土楼、プラナカン、 熱帯建築家、からゆきさん、マタ・ハリ…… 160点超の写真でつづる 不世出の世界ホテル紀行 【目次】 第一章 客家土楼、ザンジバル、上海マフィア、香港 客家土楼に泊まる -- 中国/福建省 客家土楼の春節 客家土楼の結婚式 ザンジバル・エマーソン・スパイス -- タンザニア/ザンジバル ストーンタウンとエマーソン・オン・フルムジ ザンジバルのからゆきさん -- ジャパニーズ・バーを訪ねて 上海マフィアの建物・ツアーズ ソーホー ガーデン ホテル -- 中国/上海 杜月笙の自邸とアヘン販売会社 教父(ゴッドファーザー)の自邸と第5夫人が暮らした「慧公館」 チョンキンマンション(重慶大厦)と民主化運動 -- 香港 第二章 ジェフリーバワを巡る ヘリタンス・カンダラマ -- スリランカ パラダイスロード“ザ・ヴィラ” ベントータ バワの理想郷 ルヌガンガ コロンボのNumber11 を目指して ヘリタンス・アフンガッラホテル -- 旧トリトンホテル Boutique87 2度目のNumber11 第三章 プラナカンを訪ねる プラナカンとマラッカの夕日 -- マレーシア/マラッカ イースタン&オリエンタルホテルと同楽旅社 -- マレーシア/ペナン チョン・ファッ・ツィーマンションとプラナカンマンション ブルーマンションとからゆきさん 映画『ザ・ビーチ』とオンオンホテル -- タイ/プーケット 2ルームスブティックハウスとロマニー通り ウーギャラリー&ブティックホテルとペナンから来た中国系移民 ケサハウスとプラナカン博物館 -- シンガポール チョン・ア・フィー・マンションとマタ・ハリが滞在したホテル -- メダン
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光る夏 旅をしても僕はそのまま/鳥羽 和久
¥1,980
SOLD OUT
著:鳥羽 和久 発行:晶文社 判型・ページ数:四六判・264ページ 「旅とは、別の生に入っていく経験である。その土地の匂い、身体、空気、時間、言葉の訛り、まなざし、無関係な音に巻き込まれ、自らが形を失い、ひとつの地図になるような運動である。でっち上げられた死んだ関係性ではなく、生きたままそれらと交わりたいと思った」 ジャワ島、ハバナ、スリランカ、メキシコ、アッシジ、ドーヴァー、クレタ島……世界の旅先で出会った、曰く言い難い体験の数々。世界のどこに行っても自己変革が起こるわけではなく、それで人生が変わるわけでもない。それでも、旅はいつまでも面白い。晶文社スクラップブックの人気連載を全面改稿し、さらに書き下ろしを加えた、まったくあたらしい紀行文学。 "民族、宗教、言語、感覚、制度──こうした要素が異種混交的に存在する土地が好きで、そこで自分の思考が地滑りを起こすこと、「何か」を見極めるのではなく、「いったい何が起きているのか」という出来事に巻き込まれること。そういったものを求めて旅を続けてきたと思う。"(あとがきより) 【目次】 ラヤンラヤンの風 バリ島のゲストハウス ハバナのアルセニオス スリランカの教会に花束を 受難のメキシコと今村 オルセー美術館のサイ アッシジ、小鳥への説教 白い崖に立つ兵士の幽霊 その男メネラオス ハワイの神々の囁き 世界でいちばん熱い夏、光る夏
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骨董/ラフカディオ・ハーン
¥792
発行:岩波書店 判型・頁数:文庫・238ページ 『新著聞集』の話を大胆に脚色した「茶わんのなか」をはじめとして、日本各地に伝わる伝説や怪談を再話した9篇からなる「古い物語」と、ハーンの死生観・哲学的思想が顕れる「草ひばり」「露のひとしずく」など11篇の随筆からなる小品集。『怪談』と並び、純化渾一された密度の高い名作と謳われる。(解説=円城塔) 【目次】 古い物語 幽霊滝の伝説 茶わんのなか 常 識 生 霊 死 霊 おかめのはなし 蝿のはなし 雉子のはなし 忠五郎のはなし ある女の日記 平家蟹 螢 露のひとしずく 餓 鬼 いつもあること 夢 想 病のもと 真夜中に 草ひばり 夢を食うもの 訳者解説……………平井呈一 解説……………円城塔
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文月の使者/皆川 博子
¥792
発行:KADOKAWA 判型・頁数:文庫・144ページ 昨夜の大雨で壊れた橋を見に、男が一人中州に来た。男は背後から「指は、あげましたよ」と、女の声を聞く。無人の場所でもちろん誰がいるわけでもない。男はきっと空耳だろうと捉えて川を見てみると、女枕がひとつ、川浪に揺れているのを見つけた。枕紙には何か文字が書いてある――「髪」だ。その枕を拾った男はやがて、とある女のことを思い出し・・・・・・。 角川文庫の新シリーズ「100分で楽しむ名作小説」として再発売されました。 文字も大きくて読みやすいです。 【目次】 文月の使者 玉虫抄 ゆめこ縮緬
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不思議の国のアリス 完全読本/桑原 茂夫
¥990
著:桑原 茂夫 出版社:河出書房新社 判型・ページ数:文庫判・264頁 ルイス・キャロルの名作『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』を完全ガイド。アリス研究の第一人者によるわかりやすい解説とテニエルの美しい挿絵で物語の魅力に楽しく迫る、決定版入門書。新装版。 【目次】 はじめに――アリスとキャロルとアリス・リデル 『不思議の国のアリス』をたのしむ12のポイント ワンダーランドマップー『不思議の国のアリス』編 1 えーっ!? シロウサギがジャケットを着て時計を持っている! 2 小さなドアのはるか向こうに見たこともないビューティフルガーデンが! 3 涙の池の周りでコーカスレース! ドードーさんから賞品をもらえるなんて! 4 わたしがメアリー・アン? なにを勘違いしてそんな名前で呼ぶのかしら 5 フー・アー・ユーってとつぜん聞かれたってなんて答えればいいのかしら 6 このあたりにいるのはみんな狂ってるってそう言うチェシャネコだってとってもヘン 7 マーチヘアとハッターそしてネムリネズミみんなマッドなマッドティーパーティ! 8 調子っぱずれの歌で時間を怒らせ時計を止められてしまったハッター 9 ハートの女王がこのわたしのクビをハネよ、ですって! ナンセンス! 10 グリフォンもウミガメモドキもいた海の学校って奇妙だけどとってもたのしそう 11 ハートのジャックが裁かれる法廷のなんというでたらめさ! 12 アリスの夢に誘われて不思議の国を夢見ようとするお姉さん 『鏡の国のアリス』をたのしむ12のポイント ワンダーランドマップ―『鏡の国のアリス』編 1 まさか鏡をすり抜けて鏡の中へ入って行けるなんて! 2 鏡文字で印刷された本なんて読めるわけないじゃない! 3 鏡の中では宙に浮くこともできるけど思うようには進めないのね 4 みんなが名前をなくすってなんてすてきなことだったんでしょう 5 ふたごのダムとディーからセイウチと大工がカキをだますひどい詩を聞かされて 6 わたしが赤のキングの夢の中にいるだけだなんてそんなのウソよ! 7 白のクイーンが時間を逆向きにするのは鏡の国では当たり前のこと 8 ひとりでに歳をとるというけれどふたりでなら止められるとハンプティ・ダンプティ 9 白のキングは nobody がやってくるのをただただ待っているみたい! 10 なにからなにまでナンセンスきわまりない白のナイトはいったい誰でしょう 11 クイーンになったらすぐ脇にもともとのクイーンがふたりもいて―― 12 クイーン・アリスを祝う宴に大波乱――いったいこれは誰の夢だったのかしら ルイス・キャロルとその時代――アリスの背景にあるもの あとがき
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レモネードに彗星/灰谷 魚
¥1,815
著:灰谷 魚 発行:KADOKAWA 判型・ページ数:四六判・240ページ 円城塔賞受賞作「レモネードに彗星」を含む 少し不思議でハイパーポップな傑作短編集。 美しい叔母とは大きな窓ごしにしか対面できない。もう15年も。私が死んでからの15年。「レモネードに彗星」 世界への軽蔑を共有することで結ばれた二人の、数奇な運命。「純粋個性批判」 触れることのできない、破滅的に美しい彼女との予測不能な愛の物語。「新しい孤独の様式」など7篇収録 「安心して。私だって千年も生きるわけじゃない」 【目次】 かいぶつ が あらわれた 純粋個性批判 宇宙人がいる! 火星と飴玉 新しい孤独の様式 レモネードに彗星 (円城塔賞受賞作) スカートの揺れ方 (第3回ショートショート大賞 大賞受賞作)
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本でした/又吉 直樹・ヨシタケ シンスケ
¥1,760
著者:又吉 直樹 ヨシタケ シンスケ 出版:ポプラ社 むかしむかし、村はずれにたっている空き家に、 いつからか、2人の男が住みつきました。 2人の男はある日、小さな看板を出しました。 バラバラになってしまった本や、 やぶれてしまった本でも、 特殊な技術で元に戻すというのです。 それどころか、ほんの1ページでも、1行だけでも タイトルだけでも、 ちょっとした手がかりさえあれば 元の本の形に復元できる、というのです。 村人たちが「本の復元依頼シート」を ポストに投函すると 本はどんどん復元されて――
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私小説/金原 ひとみ編著
¥1,100
編著:金原 ひとみ 著:尾崎 世界観、西 加奈子、高瀬 隼子、エリイ、島田 雅彦、町屋 良平、しいき ともみ、千葉 雅也 出版社:河出書房新社 判型・ページ数:文庫判・336頁 作家は真実の言葉で嘘をつく――。現実の私をめぐり、真実の言葉をつむぐ。第一線の表現者たちによるむき出しの物語。文庫版限定で高瀬隼子の書き下ろし短篇を収録! 解説=水上文 どこまでが「私」でどこからが「小説」? 金原ひとみが「現代の私小説」をテーマに責任編集したアンソロジー。時代が求める価値観が刻々と変化する今、インタビューやコラムでは表せない“私”の物語を、第一線の表現者たちが紡ぎ出す。 金原ひとみ「星座のごとく」 *文庫版前書き 尾崎世界観「電気の川」 西加奈子「Crazy In Love」 高瀬隼子「卵」 *文庫版書き下ろし エリイ「神の足掻き」 島田雅彦「私小説、死小説」 町屋良平「私の推敲」 しいきともみ「鉛筆」 金原ひとみ「ウィーウァームス」 千葉雅也「『私小説』論、あるいは、私の小説論」 水上文「言語の冒険へ――更新される『私小説』」 *文庫版解説
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夜市/恒川 光太郎
¥660
発行:KADOKAWA 判型・頁数:文庫・128ページ 「今宵は夜市が開かれる」。妖怪たちが様々な品物を売る不思議な市場では望むものが何でも手に入る。小学生の時に夜市に迷い込んだ裕司は、自分の弟と引き換えにして、野球の才能を買った。おかげで野球部のエースとして活躍した裕司だったが、弟を売ったことに罪悪感を抱き続けてきた。そして今夜、裕司は再び夜市を訪れる。弟を買い戻すために。 角川文庫の新シリーズ「100分で楽しむ名作小説」として再発売されました。 文字も大きくて読みやすいです。
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帰れない探偵/柴崎 友香
¥2,035
発行:講談社 判型・頁数:四六変型 304ページ 「世界探偵委員会連盟」に所属する「わたし」は、ある日突然、探偵事務所兼自宅の部屋に帰れなくなった。 急な坂ばかりの街、雨でも傘を差さない街、夜にならない夏の街、太陽と砂の街、雨季の始まりの暑い街、そして「あの街」の空港で……「帰れない探偵」が激動する世界を駆け巡る。
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さみしくてごめん/永井 玲衣
¥1,760
SOLD OUT
発行:大和書房 判型・頁数:四六判 240ページ 「わたしはいつまでも驚いていたい。こわがっていたい。絶望して、希望を持ちたい。この世界から遊離せずに、それをしつづけたい。世界にはまだまだ奥行きがあるのだから。」 哲学は心細い。さみしい。だがわたしは、さみしいからこそ哲学をしているような気がする。生まれてきたことがさみしい。わからないことがさみしい。問いをもつことがさみしい。問いと共に生きることがさみしい。(本文より) 哲学者・永井玲衣さんによる最新エッセイです。
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【サイン本】ザ・エッセイ万博/万城目 学
¥1,650
著:万城目 学 出版社:ポプラ社 判型・頁数:四六判・184頁 対象:4歳ぐらい~ 全編万城目節炸裂! エッセイの博覧会へ、ようこそ。 京都にまつわる偉人縛りの野球チームを想像してみたり、ひとり出版社を立ち上げてみたり、憧れの人の作詞に挑戦してみたり、才能の定義を考えてみたり。そしてなんと、大阪万博ルポも収録。 世間に向けて開けた話もあれば、閉じに閉じた内面の話もある。百花繚乱の全13編をお楽しみあれ! <初回入荷分限定 著者サイン本です!>
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ダメ男小説傑作選
¥2,640
発行:鹿美社 判型・頁数:四六判 514ページ 田山花袋から太宰治、西村賢太まで、ダメで残念だけど、どこか愛らしい主人公たちが繰り広げる、笑いあり、怒りあり、涙ありの人生劇場 収録作品 田山花袋「少女病」‐ロリコン 葛西善蔵「子をつれて」‐働かない父親 安岡章太郎「青葉しげれる」‐劣等生 近松秋江「黒髪」‐ストーカー男 川崎長太郎「抹香町」‐性欲に負ける男 田中英光「野狐」‐薬物中毒者 宇野浩二「屋根裏の法学士」‐高慢な怠け者 吉行エイスケ「職業婦人気質」‐彼氏浮気もの 坂口安吾「いずこへ」‐落伍者 岩野泡鳴「発展」(抄)‐モラハラ亭主 上林暁「酔態三昧」‐酒をやめられない男 太宰治「ヴィヨンの妻」‐身勝手なぼんぼん 嘉村磯多「業苦」‐処女を望む男 西村賢太「棺に跨がる」‐DV男 小山清「その人」‐横領した男 岡田睦「ムスカリ」‐妻たちに逃げられた男 (版元HPより)
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詩画集 かべとじめん
¥1,870
詩:谷川俊太郎 画:三輪途道 判型・頁数:210mm×170mm・40頁 全盲の彫刻家・三輪途道の作品に詩人・谷川俊太郎が詩を寄せた詩画集。三輪は触覚だけを頼りに合板に粘土で図柄を型どり色を塗る作業を延々と繰り返し、その1枚1枚に眼を通した谷川が紡いだ珠玉のフレーズが胸を打つ。見る者の感性によって、物語はさまざまに展開する。 (版元HPより)
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くらすたのしみ 改訂文庫版/甲斐 みのり
¥770
SOLD OUT
著:甲斐 みのり 出版社:mille books 判型・ページ数:文庫判・248頁 “普段の暮らしの中にこそ、輝くものがある” 他愛ない日々が愛おしくなる、暮らしの愉しみを綴った67の物語 文庫版発刊にあたり、新たに約2万字の文章と20点の写真が追加されています。 ◎ 暮らしとは私という主語を持つことだ。 多くの手本があったとしても真似ばかりではつまらない。 少しくらい雑でも、ダメなときがあっても、 自分の楽しみを探すことこそ、私が望む暮らしのありかた。 迷いながらも衣食住を整え、働き、学び、遊んで、寛ぎ、繰り返す日々の中に、 ときどきご褒美みたいな出来事が待っている。 (「はじめに」より)
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たべるたのしみ 改訂文庫版/甲斐 みのり
¥770
著:甲斐 みのり 出版社:mille books 判型・ページ数:文庫判・256頁 「私にとって食べることは、生きることだ」 永遠に輝き続けるおいしい味の記憶を綴った69の物語 文庫版発刊にあたり、新たに約3万字64ページの文章が加筆されています。 ◎ 人生最後になにを食べよう。最近ことに考える事柄だ。 親しい誰かと話題にすれば間違いなく盛り上がり、好物を並べたてては互いの食いしん坊ぶりに笑いがこぼれる。 私にとって食べることは、生きることだ。 最後までしっかり意思を持って食べるんだという“人生最後の食” への思いは、 生きることへの執着でもあり、誰にも必ず訪れる終わりのときの享受でもある。 (「はじめに」より)
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お許しいただければ 続イギリス・コラム傑作選
¥935
訳:行方 昭夫 出版社:岩波文庫 判型・ページ数:文庫判・296頁 「毎朝二〇年間も髭を剃っていれば、誰だって何かを学ぶことになる」(リンド)。 隣人の騒音問題や犬派・猫派論争から当時の世界情勢まで、誰にとっても身近な出来事をユーモアたっぷりに語る、ガードナー、ルーカス、リンド、ミルンの名エッセイ。約一世紀前の作ながら、その人間性への鋭い洞察は今なお大いに共感を呼ぶ。 【目次】 はしがき 1 ガードナー 隣の連中 ノコギリで丸太を挽く 年配者について 帽子屋の哲学 自分自身で考える 自分自身を見る 「雨傘症」について 記憶喪失 勇気について 2 ルーカス アメリカのヒーロー 渡し場で考えたこと 自分で自分を石像化 家庭の守護神――犬 家庭の守護神 続――猫 紛失したステッキ 本当に読んだ? ある葬式 3 リンド 髭剃りの教訓 ささいなことを弁護して 幸福の度合い ガチョウ 壊れた眼鏡 論争好き 思うだに震える 4 ミルン 金 魚 最高のフルーツ 人の性格は何で判断できるか 村の祝典 温度計随想 芸術家の存在価値 占 い 丁重に辞退します 秘密文書 本書収録エッセイの掲載書目一覧 あとがき