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【本について】
オンラインストアに載せている古本は店頭には並べていないものが多数です。店舗でご購入いただく際は、お気軽にお声がけください。
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つぎの民話/松井 至
¥3,080
著:松井 至 出版社:信陽堂 発売:2025年10月 判型:縦193mm 横123mm 336P かつて焚き火を囲んで民話が語られたように 映像がその光となって〈つぎの民話〉が生まれる。 傑作ドキュメンタリー映画『私だけ聴こえる』で知られざる〈コーダ= CODA〉の世界を描き、驚きと共に世界に迎えられた松井至監督による、初めての著書。 映像を〈見る〉〈見られる〉という関係から解き放ち、その場にあらわれるものを〈共視〉することでひらかれるドキュメンタリーの新しい可能性。 ……石巻、いわき、奈良、京都、朝日町、西会津、前橋…… 日本各地を旅し、人に出会い、撮影を続ける日々の中で、〈映像とは何か〉〈映像に何ができるのか〉を探究し続けた、二年間の旅を綴る、体験的映像論。 本書で制作過程が描かれた、松井監督の映画7作品の鑑賞リンクがついています。 映像と共にお読みください。 ※コーダ デフ(ろう者)を親に持つ聴者の子どもたち。(CODA=Children of Deaf Adults)
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なにぬね のばなし/出口かずみ
¥2,200
SOLD OUT
著:出口かずみ 出版社:えほんやるすばんばんするかいしゃ(果林社) 発売:2025年10月 判型:A5変形判 縦135mm 横195mm 96ページ 五十音(「あ」~「ん」まで)の46文字にそれぞれ短いお話と絵があり、 見開き(左ページにお話、右ページに絵)で構成されています。日常にある些細なことや見逃しがちなことを、独特な視点でユーモラスに描いた短篇集。 ◎装幀:サイトヲヒデユキ ---- (れ) ”れんこん”のお話より ---- 題名『ただの たのしく はなした かれら』 れんこんは ちくわと きっさてんに 入り、さいきんの ことや これからの ことなど ながいこと いろいろ はなしこみましたが、どちらも なにも おぼえていません。
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恋のすべて/くどうれいん 染野太朗
¥1,870
著:くどうれいん 染野太朗 出版社:扶桑社 発売:2025年9月 判型:四六判 136P 追う恋、待つ恋、甘い恋、怖い恋、苦しい恋… あなたに贈る恋のショート・フィルム。 作家くどうれいんさんと歌人の染野太朗さんがタッグを組み、恋の短歌に挑んだ雑誌『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』の短歌連載「恋」に書き下ろしを加え書籍化。 誰も置き去りにしないシンプルな言葉から驚くほど深い情景が浮かび上がる。音や匂い、湿度まで感じられるような体験はまるで映画を観ているかのよう。短歌初心者でも大丈夫。椅子に座り、それを眺めるだけであなたの恋のことを想うはず。 【目次】 I.テーマ別の恋 ふたりが短歌5首を送り合うメインパート。 1日1テーマ読むような楽しみ方もできます。 ふれる/Yellow/DENIM/Sea/日曜日/嫉妬/Chiristmas/やさしさ/会話/東京/3/水族館/キッチン/KISS /永遠 Ⅱ.贅沢な新作30首!※書き下ろし 読み応えたっぷりの30首の連作。二人がたどり着いた「恋のすべて」とはーー。くどうれいんと染野太朗の短歌の真骨頂。 ・くどうれいん『川面』 ・染野太朗『蛍』 【特別収録】臨場感あふれる即興 ※書き下ろし 贈答歌として実際にふたりが喫茶店で1時間で詠みあった短歌が収録されています。
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松本隆 言葉の教室/延江 浩
¥880
著:延江 浩 出版社 : 筑摩書房 仕様:文庫判(ちくま文庫) 192ページ 人間の本能が薄くなった今こそ、言葉と歌でコミュニケーションを取りたい ―数々のヒット曲を放った希代の作詞家が公開した日本語へのこだわり。 過去の記憶、映画や本などこれまで体験してきたこと全てが表現のもととなる。視点を意識すること。人を感動させるには、まず自分の心を動かすこと。 松本隆による急逝した著者への追悼「さよなら、我が友よ」収録。 解説:伊藤比呂美
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人間関係を半分降りる 増補版 ——気楽なつながりの作り方/鶴見 済
¥880
著:鶴見 済 出版社 : 筑摩書房 仕様:文庫判(ちくま文庫) 288ページ 人間は醜い。だから少し離れてつながろう! 大ベストセラー『完全自殺マニュアル』著者が、解決策=優しい人間関係の作り方を伝授。 友人、家族、恋人。 人生で何より人間関係に悩んだ著者が血を流すように自らの体験を元に考え抜き、発見した、 開放感のある具体的な解決策。文庫化にあたり、その後の状況が増補されています。 解説:鴻上 尚史
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小さな神のいるところ/梨木 香歩
¥1,980
著:梨木 香歩 出版社:毎日新聞出版 発売:2025年9月 判型:四六判 248P 止まらぬ気候変動、懐かしい景色が消えていく―― その地域だけによく見られる植物、というのは土着の神様たちのようなものではないか。 幼少期に南九州で見た巨大なシダ群、現在東京で住む地域に圧倒的に多いヤブミョウガ、八ケ岳ならマルバダケブキ。そういうものが木陰で群生をつくり、木漏れ日が差しているのを見ると、荘厳な気持ちになる。 「日本の底力」と呼ばれるものは、消えていこうとしている小さな神様たちそのものも、そうなのではないだろうか。 神様たちの居場所を、引っ越し先を、つくらなければならない。では、どこに? 自然をまっすぐに見つめ、日常を超えた領域を流れる〈もうひとつの時間〉に 自然の一部である私たちの核心を追うエッセイ。
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宇宙の片すみで眠る方法/畑野 智美
¥1,980
著:畑野 智美 出版社:ポプラ社 発売:2025年9月 判型:四六判 303P 元寝具店店員の著者が贈る、眠れない夜に寄り添う物語 大学時代から8年半付き合った婚約者・直樹を亡くした依里。 大阪出張に出かけたはずが、直樹はなぜか年上女性と東北の温泉宿に泊まり、 その帰りにバス事故に遭ったのだ。 以来眠れなくなった依里は、 親身になってくれた店長のいるデパートの寝具売り場で働くことに。 そこには、日々眠りについての悩みを抱える人たちが訪れる。 夫に言われるまま、あわない寝具を使い続けてきた老婦人。 愛着のある毛布を手放して以来、寝付けなくなった会社員。 いつも家族を優先し、自分のことは後回しの母親。 そんな折、直樹と一緒に亡くなった女性の夫・高橋が店を訪れて――。
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それがやさしさじゃ困る/鳥羽和久 植本一子
¥1,980
著:鳥羽和久 植本一子 出版社 : 赤々舎 発売:2025年9月 判型:19.5cm×14.8cm 232P 『それがやさしさじゃ困る』は、子どもに向けられる「善意」や「配慮」が、時に子どもの心を傷つけ、主体性を奪ってしまうという逆説を、教育現場の最前線で20年以上子どもと向き合ってきた著者・鳥羽和久さんが鋭く描き出す一冊です。「失敗させまい」「傷つけまい」という大人の"先回り"が、実は子どもの可能性を閉ざしてしまう──。本書では「学校」「親と子」「勉強」「受験」といったテーマを軸に、現代教育の盲点と私たち大人が抱える不安の影を浮かび上がらせます。単なる批判にとどまらず、大人の葛藤や弱さへの眼差しがこめられているからこそ、その言葉は深く胸に響きます。 さらに本書を特別なものにしているのは、ページ下部に並走する一年間の日記の存在です。そこには、卒業生との忘れられない一瞬や、親子の関わりの奥に潜む無自覚な"デリカシーのなさ"への気づきなど、教育の現場で生まれた生の思索が断片的に綴られています。論として伝えられるエッセイと、濾過されない日々の記録が呼応し合い、本書は単なる教育論を超えた、立体的で豊かな手触りを届けてくれます。 解決策を提示する本ではありません。むしろ「間違うこと」「揺れ動くこと」を恐れず、子どもを信じて共に歩むことの大切さを、本書は静かに指し示しています。大人として迷い続ける私たちに寄り添い、伴走してくれる一冊です。 そして本書には、写真家・植本一子さんが鳥羽さんの教室やその周辺で撮り下ろした写真が栞のように差し挟まれています。子どもたちの表情や存在は、エッセイや日記で綴られる思索に呼応し、本書を照らし、「いま、ここ」の空気を手渡してくれるでしょう。
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ミシンは触らないの/中前 結花
¥1,870
著:中前 結花 出版社 : hayaoki books 発売:2025年10月 判型:B6判/ページ数 256p 装画:oyasmur 装丁:名久井直子 デビュー作『好きよ、トウモロコシ。』が大反響の中前結花さんによる、待望の第2作。 不器用で不格好なわたしを"だいじょうぶ"にしてくれた言葉を集めたエッセイ集。 凸凹で傷つきやすい、やさしいあなたへ送る一冊。 <書籍概要> 出会ったばかりの人にもらったラブレター、母の涙とともにかけられた言葉で思い出す後悔、できないことばかりで苦しんだときに光をくれた友人の言葉。 読めばきっと、明日を生きる力が湧いてくる。持ち前のあたたかくやわらかかつユーモラスな筆致で「忘れられない言葉」をまとめたエッセイ集。
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<サイン本>好きよ、トウモロコシ。/中前 結花
¥1,650
SOLD OUT
著:中前 結花 出版社 : hayaoki books 発売:2023年3月(当店で販売しているのは第2刷です) 判型:B6判/ページ数 154p 家族の食卓、上京した朝、あの夏の恋——。 レコーダーを再生するように記憶が溢れ出す。 糸井重里氏、麒麟・川島明氏推薦。 人の心の機微やノスタルジーを繊細に描く文章に定評があり、Webメディアを中心に人気を集めるエッセイスト 中前結花の初エッセイ集です。 書き下ろしを含む14篇を収録。 装画、挿絵はイラストレーターの北村人氏が担当しています。 「どんぐりを拾うみたいに、プールのなかで宝探し遊びをするみたいに、ビービーダンを集めるみたいに。とりとめもないけど、わたしにはきらきら光って見えたもの。そんなものを集めてそっと書いてみようと、この本はそういうわけなのです。」(「はじめに」より) <目次> 「ぼく、賛成です」 赤に光る回鍋肉 わたしのタイプライター 踊るほっぺ ミイラの朝 真夜中はヒーロー プールの底で考え中 ここは下北沢 宇宙のカレ ラジオとスター ホワイトアスパラふたつ ベンッ お住まいはどちら? 好きよ、トウモロコシ。 (出版社HPより) やさしいお人柄が伝わってくるような、あたたかいエッセイ集です。 ほんわりとした気持ちになったり、涙したり。
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世界が問いである時 答えるのは私だけ/谷川俊太郎
¥1,650
発行:イースト・プレス 判型・頁数:新書判 264ページ 「この世で僕が生きるとは一体どういうことなのだろう。それが僕の惑いの始まりでした」 稀代の詩人が贈る箴言集 「いなくならない俊太郎さんをどうにかして探し当てようとしていた」 ──覚 和歌子 寄稿 言葉はいつも出発点で、そこから私たちは他者へ、また世界へと向かう 自分 生きる こころとからだ 愛 青春 暮らし 年をとる 死 子ども 詩と言葉 *** 谷川俊太郎さんによる、人生に寄り添う箴言の数々。 何気なく開いたその1ページに、今のあなたに必要な言葉が記されているかもしれません。 贈り物にもおすすめです。
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さみしくてごめん/永井 玲衣
¥1,760
発行:大和書房 判型・頁数:四六判 240ページ 「わたしはいつまでも驚いていたい。こわがっていたい。絶望して、希望を持ちたい。この世界から遊離せずに、それをしつづけたい。世界にはまだまだ奥行きがあるのだから。」 哲学は心細い。さみしい。だがわたしは、さみしいからこそ哲学をしているような気がする。生まれてきたことがさみしい。わからないことがさみしい。問いをもつことがさみしい。問いと共に生きることがさみしい。(本文より) 哲学者・永井玲衣さんによる最新エッセイです。
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ヨイヨワネ あおむけ&うつぶせBOX
¥2,420
著:ヨシタケシンスケ 出版社 : 筑摩書房 仕様:文庫判 480ページ 絵本作家ヨシタケシンスケさんが日々描いているスケッチ。 最近のそれは弱音であふれていました。 一冊に収まらない弱音を、『ヨイヨワネ あおむけ編』『ヨイヨワネ うつぶせ編』の二冊セットでお届けします。 ★【BOX限定】特別付録「あおむけとうつぶせのあいだ手帖」がついてきます! 手帖のスミには、あおむけからうつぶせになる「パラパラ漫画」(特別描き下ろし!)付き。 ※こちらは初回限定品となります。
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ヨイヨワネ うつぶせ編/ヨシタケシンスケ
¥924
著:ヨシタケシンスケ 出版社 : 筑摩書房 仕様:文庫判 208ページ 絵本作家ヨシタケシンスケのスケッチは弱音であふれていました── 不安を言語化し、弱音をはくことは、本人にとって気持ちを健全に保つために良いのかもしれません。しかし、他人の弱音はどうでしょう? おもしろいのか? 何かに貢献するのか? このスケッチ集で、壮大な実験があなたの手から始まろうとしています。「うつぶせ編」は、しんどさを受け容れ、自分と折り合いをつけるための一冊です。
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ヨイヨワネ あおむけ編/ヨシタケシンスケ
¥924
著:ヨシタケシンスケ 出版社 : 筑摩書房 仕様:文庫判 208ページ ヨシタケさんがライフワークとして描きつづけるアイデアスケッチのなかから、近年の作品を選んだスケッチ集。「ヨイヨワネ」とは「良い弱音」という意味です。ネガティブな言葉とみなされがちな「弱音」を反転させ、にやりと笑えてちょっと元気が出る(かもしれない)スケッチ集をつくりました。人生はにがいけれど、救いだってあるんです。「あおむけ編」は、魂が疲れ気味のあなたを励ましてくれる一冊です。
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涙の箱/ハン・ガン
¥1,650
SOLD OUT
著:ハン・ガン 訳:きむふな 絵:junaida 出版社:評論社 判型・ページ数:12.8 x 18.8 cm・88頁 ノーベル文学賞作家ハン・ガンがえがく、大人のための童話 この世で最も美しく、すべての人のこころを濡らすという「純粋な涙」を探して 昔、それほど昔ではない昔、ある村にひとりの子どもが住んでいた。その子には、ほかの子どもとは違う、特別なところがあった。みんながまるで予測も理解もできないところで、子どもは涙を流すのだ。子どもの瞳は吸い込まれるように真っ黒で、いつも水に濡れた丸い石のようにしっとりと濡れていた。雨が降りだす前、やわらかい水気を含んだ風がおでこをなでたり、近所のおばあさんがしわくちゃの手で頬をなでるだけでも、ぽろぽろと澄んだ涙がこぼれ落ちた。 ある日、真っ黒い服を着た男が子どもを訪ねてくる。「私は涙を集める人なんだ」という男は、大きな黒い箱を取り出し、銀の糸で刺繍されたリボンを解くと、大小、かたちも色もさまざまな、宝石のような涙を子どもに見せた。そして、このどれでもない、この世で最も美しい「純粋な涙」を探していると話す。男は子どもがそれを持っているのではないかと言うのだが――。
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そらのさんぽ/石津ちひろ・荒井良二
¥1,540
詩:石津ちひろ 絵:荒井良二 出版社:岩波書店 判型・ページ数:菊判変・40頁 対象:4,5歳~ だいすきなりんごをかじるとき、ウグイスの鳴き声に耳をかたむけるとき──ふっと詩がうまれる。心地よいリズム、のびやかな絵……読んで、ながめて、うれしくなる詩がたっぷり20編。詩人・石津ちひろと絵本作家・荒井良二による、ことばで世界を感じとるよろこびに満ちた、子どもといっしょに楽しむ詩集絵本。
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7 /トリスタン・ガルシア
¥5,280
著:トリスタン・ガルシア 発行:河出書房新社 判型・ページ数:四六判変型・528頁 ドラッグの売人、元ロック・スター、トップモデル、革命家、UFO研究者、分断世界の監察官、そして不滅の男ーー7つの物語が交叉する。仏哲学界の新スターによる驚異的建築物のごとき傑作。 「彼は死ねないんだよ。人が経験することをすべて経験しちゃってるんだ」(本文より) 【目次】 「エリセエンヌ」……若返りのドラッグを求めて、閉ざされた世界の混沌へと深入りしてゆく売人。 「木管」……元ロック・スターが見つけた不思議な楽器には、過去のあらゆる名曲が刻まれていて……。 「サンギーヌ」……〈顔〉と呼ばれるスーパーモデルと、傷を負った男との奇妙な相関関係。 「永久革命」……革命を夢みた一児の母が迷い込んだ世界は、1973年に革命が成就した世界だった。 「宇宙人の存在」……宇宙人を研究する兄とその恋人のもと、すべてを疑いはじめた幼いムーンは……。 「半球(ドーム)」……国境が消え、同じ思想の者同士が〈囲い〉で暮らす完全な分断が実現した世界で、〈普遍主義者〉が見たもの。 「第七」……大量の鼻血を出して何度でも生まれなおす男が、7度目の人生でついに到達した新たな世界。
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ふらんすの椅子/鈴木 るみこ
¥1,760
SOLD OUT
著:鈴木 るみこ 発行:港の人 判型・ページ数:四六判変型・写真1頁+本文176頁 雑誌『クウネル』の“心臓”であったライター・編集者鈴木るみこの遺稿集。『暮しの手帖』『フィガロ ジャポン』『すばる』などに掲載のエッセイのほか、未発表原稿5篇収録。 夢見る少女は、憧れのフランスに暮らす。いのちを愛おしむ眼差しからせっせと文章を書き、若い読者の夢を応援した。鈴木るみこは、大人になって最後まで夢見る少女のままだった。その切ない証しがポロポロ涙の結晶のようにこの本に詰まっている。 【目次】 ふらんすの椅子 記憶/はじまりは一本のつるバラ。日々是、庭づくり。/フランスとレースと私 雨戸・そのほか 雨戸/花を飾る人/プレゼント/おあげさん/まなづる/白をおく/給食袋/ブールデルのアトリエ/ゴキゲン、いかが?/顔/馴れるものか/夢のはなし/メジロ小劇場/本棚を作る/映画とナイフ/空と、地べたと。/Yさんの言葉/熱の日 眺めのいい食卓 本のこと 第1回/第2回/第3回 未発表原稿 メロディ・フェア/和子さんの塩むすび/ミモザ/神さま/金の輪 るみちゃんへ 牧野伊三夫
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迷宮ホテル 異国の路地と宿の物語を彷徨い歩く/関根 虎洸
¥1,980
著:関根 虎洸 発行:辰巳出版 判型・ページ数:A5変型判・176ページ 世界は「いわく」に溢れている 秘密結社、客家土楼、プラナカン、 熱帯建築家、からゆきさん、マタ・ハリ…… 160点超の写真でつづる 不世出の世界ホテル紀行 【目次】 第一章 客家土楼、ザンジバル、上海マフィア、香港 客家土楼に泊まる -- 中国/福建省 客家土楼の春節 客家土楼の結婚式 ザンジバル・エマーソン・スパイス -- タンザニア/ザンジバル ストーンタウンとエマーソン・オン・フルムジ ザンジバルのからゆきさん -- ジャパニーズ・バーを訪ねて 上海マフィアの建物・ツアーズ ソーホー ガーデン ホテル -- 中国/上海 杜月笙の自邸とアヘン販売会社 教父(ゴッドファーザー)の自邸と第5夫人が暮らした「慧公館」 チョンキンマンション(重慶大厦)と民主化運動 -- 香港 第二章 ジェフリーバワを巡る ヘリタンス・カンダラマ -- スリランカ パラダイスロード“ザ・ヴィラ” ベントータ バワの理想郷 ルヌガンガ コロンボのNumber11 を目指して ヘリタンス・アフンガッラホテル -- 旧トリトンホテル Boutique87 2度目のNumber11 第三章 プラナカンを訪ねる プラナカンとマラッカの夕日 -- マレーシア/マラッカ イースタン&オリエンタルホテルと同楽旅社 -- マレーシア/ペナン チョン・ファッ・ツィーマンションとプラナカンマンション ブルーマンションとからゆきさん 映画『ザ・ビーチ』とオンオンホテル -- タイ/プーケット 2ルームスブティックハウスとロマニー通り ウーギャラリー&ブティックホテルとペナンから来た中国系移民 ケサハウスとプラナカン博物館 -- シンガポール チョン・ア・フィー・マンションとマタ・ハリが滞在したホテル -- メダン
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光る夏 旅をしても僕はそのまま/鳥羽 和久
¥1,980
SOLD OUT
著:鳥羽 和久 発行:晶文社 判型・ページ数:四六判・264ページ 「旅とは、別の生に入っていく経験である。その土地の匂い、身体、空気、時間、言葉の訛り、まなざし、無関係な音に巻き込まれ、自らが形を失い、ひとつの地図になるような運動である。でっち上げられた死んだ関係性ではなく、生きたままそれらと交わりたいと思った」 ジャワ島、ハバナ、スリランカ、メキシコ、アッシジ、ドーヴァー、クレタ島……世界の旅先で出会った、曰く言い難い体験の数々。世界のどこに行っても自己変革が起こるわけではなく、それで人生が変わるわけでもない。それでも、旅はいつまでも面白い。晶文社スクラップブックの人気連載を全面改稿し、さらに書き下ろしを加えた、まったくあたらしい紀行文学。 "民族、宗教、言語、感覚、制度──こうした要素が異種混交的に存在する土地が好きで、そこで自分の思考が地滑りを起こすこと、「何か」を見極めるのではなく、「いったい何が起きているのか」という出来事に巻き込まれること。そういったものを求めて旅を続けてきたと思う。"(あとがきより) 【目次】 ラヤンラヤンの風 バリ島のゲストハウス ハバナのアルセニオス スリランカの教会に花束を 受難のメキシコと今村 オルセー美術館のサイ アッシジ、小鳥への説教 白い崖に立つ兵士の幽霊 その男メネラオス ハワイの神々の囁き 世界でいちばん熱い夏、光る夏
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骨董/ラフカディオ・ハーン
¥792
SOLD OUT
発行:岩波書店 判型・頁数:文庫・238ページ 『新著聞集』の話を大胆に脚色した「茶わんのなか」をはじめとして、日本各地に伝わる伝説や怪談を再話した9篇からなる「古い物語」と、ハーンの死生観・哲学的思想が顕れる「草ひばり」「露のひとしずく」など11篇の随筆からなる小品集。『怪談』と並び、純化渾一された密度の高い名作と謳われる。(解説=円城塔) 【目次】 古い物語 幽霊滝の伝説 茶わんのなか 常 識 生 霊 死 霊 おかめのはなし 蝿のはなし 雉子のはなし 忠五郎のはなし ある女の日記 平家蟹 螢 露のひとしずく 餓 鬼 いつもあること 夢 想 病のもと 真夜中に 草ひばり 夢を食うもの 訳者解説……………平井呈一 解説……………円城塔
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文月の使者/皆川 博子
¥792
発行:KADOKAWA 判型・頁数:文庫・144ページ 昨夜の大雨で壊れた橋を見に、男が一人中州に来た。男は背後から「指は、あげましたよ」と、女の声を聞く。無人の場所でもちろん誰がいるわけでもない。男はきっと空耳だろうと捉えて川を見てみると、女枕がひとつ、川浪に揺れているのを見つけた。枕紙には何か文字が書いてある――「髪」だ。その枕を拾った男はやがて、とある女のことを思い出し・・・・・・。 角川文庫の新シリーズ「100分で楽しむ名作小説」として再発売されました。 文字も大きくて読みやすいです。 【目次】 文月の使者 玉虫抄 ゆめこ縮緬
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不思議の国のアリス 完全読本/桑原 茂夫
¥990
著:桑原 茂夫 出版社:河出書房新社 判型・ページ数:文庫判・264頁 ルイス・キャロルの名作『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』を完全ガイド。アリス研究の第一人者によるわかりやすい解説とテニエルの美しい挿絵で物語の魅力に楽しく迫る、決定版入門書。新装版。 【目次】 はじめに――アリスとキャロルとアリス・リデル 『不思議の国のアリス』をたのしむ12のポイント ワンダーランドマップー『不思議の国のアリス』編 1 えーっ!? シロウサギがジャケットを着て時計を持っている! 2 小さなドアのはるか向こうに見たこともないビューティフルガーデンが! 3 涙の池の周りでコーカスレース! ドードーさんから賞品をもらえるなんて! 4 わたしがメアリー・アン? なにを勘違いしてそんな名前で呼ぶのかしら 5 フー・アー・ユーってとつぜん聞かれたってなんて答えればいいのかしら 6 このあたりにいるのはみんな狂ってるってそう言うチェシャネコだってとってもヘン 7 マーチヘアとハッターそしてネムリネズミみんなマッドなマッドティーパーティ! 8 調子っぱずれの歌で時間を怒らせ時計を止められてしまったハッター 9 ハートの女王がこのわたしのクビをハネよ、ですって! ナンセンス! 10 グリフォンもウミガメモドキもいた海の学校って奇妙だけどとってもたのしそう 11 ハートのジャックが裁かれる法廷のなんというでたらめさ! 12 アリスの夢に誘われて不思議の国を夢見ようとするお姉さん 『鏡の国のアリス』をたのしむ12のポイント ワンダーランドマップ―『鏡の国のアリス』編 1 まさか鏡をすり抜けて鏡の中へ入って行けるなんて! 2 鏡文字で印刷された本なんて読めるわけないじゃない! 3 鏡の中では宙に浮くこともできるけど思うようには進めないのね 4 みんなが名前をなくすってなんてすてきなことだったんでしょう 5 ふたごのダムとディーからセイウチと大工がカキをだますひどい詩を聞かされて 6 わたしが赤のキングの夢の中にいるだけだなんてそんなのウソよ! 7 白のクイーンが時間を逆向きにするのは鏡の国では当たり前のこと 8 ひとりでに歳をとるというけれどふたりでなら止められるとハンプティ・ダンプティ 9 白のキングは nobody がやってくるのをただただ待っているみたい! 10 なにからなにまでナンセンスきわまりない白のナイトはいったい誰でしょう 11 クイーンになったらすぐ脇にもともとのクイーンがふたりもいて―― 12 クイーン・アリスを祝う宴に大波乱――いったいこれは誰の夢だったのかしら ルイス・キャロルとその時代――アリスの背景にあるもの あとがき
