海外への配送をご希望の方は、Contactフォームよりお問い合わせください。
If you would like to ship overseas, please contact us using the Contact form.
【本について】
オンラインストアに載せている古本は店頭には並べていないものが多数です。店舗でご購入いただく際は、お気軽にお声がけください。
-
ここで唐揚げ弁当を食べないでください/小原 晩
¥1,760
著:小原晩 発行:実業之日本社 初版:2024年11月 判型:四六判・176頁 1万部を突破した伝説的ヒットの自費出版エッセイ集、 新たに17篇を加え、商業出版されました。 23区に上京したある女の子の東京での生活を中心としたエッセイ集。 せわしない日々からこぼれていく感情や体験をユーモアたっぷりに掬いあげる文章に心がほぐれる全40篇。
-
急に具合が悪くなる/宮野 真生子・磯野 真穂
¥1,760
SOLD OUT
著:宮野真生子・磯野真穂 出版社:晶文社 判型・ページ数:四六判・256頁 哲学者と人類学者の間で交わされる「病」をめぐる言葉の全力投球。 共に人生の軌跡を刻んで生きることへの覚悟とは。 信頼と約束とそして勇気の物語。 もし、あなたが重病に罹り、残り僅かの命言われたら、どのように死と向き合い、人生を歩みますか? もし、あなたが死に向き合う人と出会ったら、あなたはその人と何を語り、どんな関係を築きますか? がんの転移を経験しながら生き抜く哲学者と、臨床現場の調査を積み重ねた人類学者が、死と生、別れと出会い、そして出会いを新たな始まりに変えることを巡り、20年の学問キャリアと互いの人生を賭けて交わした20通の往復書簡。 【目次】 1便:急に具合が悪くなる 2便:何がいまを照らすのか 3便:四連敗と代替療法 4便:周造さん 5便:不運と妖術 6便:転換とか、飛躍とか 7便:「お大事に」が使えない 8便:エースの仕事 9便:世界を抜けてラインを描け! 10便:ほんとうに、急に具合が悪くなる
-
巣鴨のお寿司屋で、帰れと言われたことがある/古賀 及子
¥1,760
著:古賀 及子 出版社:幻冬舎 判型・ページ数:四六判・224頁 ノスタルジーと、可笑しみと。 池袋、飯能、日本橋、所沢、諏訪、田園調布、高知、恐山、湯河原……。 自分の中の記憶を、街単位で遡る。そこから掘り起こされる、懐かしいだけでは片付かない、景色と感情。 【目次より】 下丸子、二分間、知らない人を大声でほめてけなす 日本橋、来年も買ってやるからな 元加治、真昼の暴走族 所沢店、売れ!私たちの福袋 田無、夏、恋人の家でひとりでエヴァンゲリオンを観た 諏訪、祖父と間欠泉 田園調布、知らない人の家でまずい水を飲む 恐山、会えないイタコと工藤パン 小岩、知らない街が、どんどん私の街になる 盛岡、北上川を走って越えて、母と私とソフトクリーム 曙橋、看護師の格好で登った木をさがす 大森、もう会うこともないだろうけどさ 他
-
心の中にもっている問題 ――詩人の父から子どもたちへの45篇の詩/長田 弘
¥2,200
著:長田弘 出版社:晶文社 判型・ページ数:A5・176頁 ひとが心の中にもっている問題、もちつづける問題がある。ひとの年齢とは、ひとが心の中にもつ問題の数なのだ。幼な子に話しかけたひらがな詩から、成長した子どもたちに人生の友として贈った詩まで、20年にわたって書きつがれた物語としての詩。 「子どもと大人が一緒に読みたいとっておきの詩集」(朝日新聞評)。 路傍の石文学賞・富田砕花賞受賞。
-
世界は一冊の本/長田 弘
¥880
著:長田弘 出版社:筑摩書房 判型・ページ数:文庫・144頁 本を読もう。もっともっと本を読もう。世界という名の一冊の本を。 「書かれた文字だけが本ではない。日の光り、星の瞬き、鳥の声、川の音だって、本なのだ」 本を読みながら、私たちはあまりに多くの人と、言葉と、景色と出会い、別れていく。 友の魂へ、母の魂へ、あるいは遠く離れた異国の魂へ。 詩人がのこした祈りのための、そして人生を読み解くための傑作詩集。 解説 岡崎武志
-
月とコーヒー デミタス/吉田篤弘
¥2,090
著: 吉田篤弘 出版社:徳間書店 判型・頁数:四六判変形・336ページ 2019目の刊行以来、ロングセラーとなっている『月とコーヒー』の 待望の第2集です。 ◎火星が最も地球に近づいた夜の小さな奇跡 ◎〈まっくら都市〉で〈こころ〉を探すモグラの冒険 ◎駄目なロボットによる素晴らしいオーケストラ ◎〈トカゲ式ゴム印〉と世界の果ての地球儀屋 ◎夜を青く塗り替える、〈貴婦人〉という名の石炭 ◎空を飛べなかった男と、ほろ苦いビター・チョコレート ◎〈白紙屋〉の白い手袋と三人の年老いた泥棒 今夜は少し遠いところへ 出かけてみませんか。 世界の片隅に生きる ささやかで優しい 誰かと誰かのお話を あなたにお届けします。
-
となりの谷川俊太郎/谷川俊太郎
¥1,599
著:谷川俊太郎 出版社:みらいパブリッシング 判型・頁数:四六判変形・264ページ 谷川俊太郎さんの全詩集の中から新たな視点で選び出した 「短い詩ベスト120」+書き下ろし「巻頭詩」を収めた贅沢な詩集です。 「雲の上の谷川さんより、となりの谷川さんが好き。」 と帯の言葉にもあるように、この詩集のページをひらく読者は、 詩人の谷川さんといっしょに歩き、恋を語り合い、ともに空を見上げるような気持ちで、 詩の一つ一つを味わうことができます。 そして読者は 「私のとなりに谷川さんがいてくれる」と感じることができるのです。 この詩集のために書き下ろされた巻頭詩「はじめに」の中にこんな素敵な言葉があります。 「詩はあなたの心の中で旅に出ます 私の詩が私のものではなくなって あなたのものになることを 私の詩はひそかに夢見ています」。 これがこの詩集を世に送り出す谷川さんの願いです。 さらに、この詩集のもう一つのユニークな点は、 谷川さんと親交の深い歌人の枡野浩一さんによる「つぶやきコラム&エッセイ」が読めることです。 ページのところどころに出てくる枡野さんのつぶやきに、にやにやしたり、妙に納得させられたり、谷川さんへの愛を感じたり。こちらも一読の価値あり、です。 **** いつも傍らに置いておきたい素敵な1冊です。 贈りものにもおすすめです。
-
文にあたる/牟田 都子
¥1,760
著:牟田 都子 出版社:亜紀書房 判型・頁数:四六判・256P 人気校正者が、書物への止まらない想い、言葉との向き合い方、仕事に取り組む意識について、思いのたけを綴った初めての本。 -------------------------------------- 〈本を読む仕事〉という天職に出会って10年と少し。 無類の本読みでもある校正者・牟田都子は、今日も校正ゲラをくり返し読み込み、書店や図書館をぐるぐる巡り、丹念に資料と向き合う。 1冊の本ができあがるまでに大きな役割を担う校正・校閲の仕事とは? 知られざる校正者の本の読み方、つきあい方。 -------------------------------------- 校正者にとっては百冊のうちの一冊でも、読者にとっては人生で唯一の一冊になるかもしれない。誰かにとっては無数の本の中の一冊に過ぎないとしても、べつの誰かにとっては、かけがえのない一冊なのだ。
-
私が私らしく死ぬために 自分のお葬式ハンドブック
¥1,430
編:rn press 出版社:rn press 判型・頁数:新書判 最新の遺体処理から安楽死まで。 あなたは、いつ、どこで死ぬでしょう。 よりよく生きるために知っておきたい「死ぬ」ということ。 一章 死ぬ直前のこと 二章 死んだあと、すぐのこと 三章 私らしく死んでいった人たち 四章 明日も前向きに生きるために 死ぬときの呼吸のこと、食事のこと。宗教のこと、費用のこと、お墓のこと。うんざりするような「決まりごと」と、これからの私たちのこと。たくさんの事例を紹介しながら綴るルポルタージュ。 ※ZINEで刊行していた初版・2刷が完売となり、装丁がリニューアルされています。中身はZINE版と同じものです。
-
いかれた慕情/僕のマリ
¥1,870
著: 僕のマリ 出版社:百万年書房 判型・頁数:四六変形判・224頁 百万年書房、暮らしレーベル第3弾。 わたしはずっと、君みたいになりたかった。 『常識のない喫茶店』『書きたい生活』著者・僕のマリの、原点。 秘めながら漏れ出す激情の奔流。 こんなにドキドキするエッセイ、他にない。 家族にも友人にも本音を言うのが苦手だった。何年生きても薄い関係しか築けないのが、ずっとコンプレックスだった。自分を晒すことにどうしても抵抗があり、踏み込むのも踏み込まれるのも躊躇した。そうやって生きてきたから、誰かの友情や愛情を目の当たりにすると、決まって後ろめたい気持ちになった。冷めたふりして飄々と生きているつもりだったけれど、本当はものすごく寂しかった。(本文より)
-
夫婦間における愛の適温/向坂 くじら
¥1,870
著: 向坂 くじら 出版社:百万年書房 判型・頁数:四六変形判・204頁 百万年書房、暮らしレーベル第4弾。 暮らしより大切なものがある人間は、いかにして暮らせばよいのだろうか? デビュー詩集『とても小さな理解のための』が5刷。 現在最もメディアから注目を集める詩人・向坂くじら、初の散文集。 まずもって、あの夫というやつは臆病すぎる。合理的であるということを隠れ蓑に、ただ予期せぬものの訪れを怖がっているだけ。なんだい、なんだい、びびりやがって。くされチキンがよ。だいたい、すべて計画通りの毎日なんてつまらないじゃないか。(中略)そのくされチキンがある日、なんの前触れもなく急須を一式買って帰ってきた。(本文より)
-
速く、ぐりこ!もっと速く!/早乙女ぐりこ
¥1,980
著: 早乙女ぐりこ 出版社:百万年書房 判型・頁数:四六変形判・208頁 百万年書房、暮らしレーベル第6弾。 自己中心的な性格で、誰かのためにがんばることができなかった私も、書き続けたらこの世に何かを残すことができるだろうか。 ひとりじゃできないこと。それはセックスなんかじゃなくて、もっともっと私の存在の根幹にかかわること。 血迷ってマッチングアプリを始めた。よりによって、遊び目的の人間ばかりが集まっていると言われる一番チャラいやつ。自己紹介欄に何を書こうかなと考える。出会いを求めている男女が集う場でも、自分が、自立していてひとりでも幸せに生きていける女であるかのように取り繕った文章しか書けないのが笑える。自立していてひとりでも幸せに生きていける女が、なんでマッチングアプリなんか始めてるんだよ。(本文より) 【目次】 持続可能な生活と執筆 てこでも動かない 禁欲と強欲 欠陥品のまま 私が悲しいのは Everything ok for you 恋の遺影(Re Edit) 名前をつけてくれ ハローグッバイ 「普通」のおにぎり いなくならないで 人生、全部 あとがき
-
生きる力が湧いてくる/野口 理恵
¥1,980
著:野口 理恵 出版社:百万年書房 判型・頁数:四六変形判・頁 百万年書房、暮らしレーベル第7弾。 顔の見えない読者が、ひとりでも、ふたりでも、生きたいと強く思えるような本づくりをしたい。 私は母と兄を自死で亡くしている。父も十代で他界し、祖父母はもういない。一度結婚をして息子がいるが親権は離婚した元夫がもっている。私はおそらく多くの人がもつ家族観をもっていない。おそらくこれからももつことはできない。(本文より) 【目次】 昼間に風呂に入る 家族 生きる力が湧いてくる 酔う 大切なあなた 祝祭の日々 USO かわいいあの子 優しい兄 テニスが下手な女の子 夜、空を見上げる USO Nの起源 USO 見えないアングル 正月嫌い 朝、虎ノ門で仕事を終える 遠くに住んでいるあの子 自由の証 今日も吉祥寺のルノアールで 太く、長く、濃く しあわせの、となりにあるもの それよりぼくと踊りませんか 発声のすばらしさ 中華料理とお節介 居場所をくれてありがとう 物語のはじまりには、ちょうどいいのさ あなたと私のあいだにあるもの USO Nのお葬式 あとがき
-
脳のお休み
¥1,980
著: 蟹の親子 出版:百万年書房 発売:2024年1月 判型・頁数:四六変・226ページ 百万年書房 暮らしレーベル、第5弾。 ========= 人に打ち明けられない心の動きをしている時期が、たしかにあった。 今はどうかと言われたら、首をかしげる。 思い返せば、それは打ち明けられないというより、打ち明けたいのにどうやって表せばいいか分からなかったのだろう。 (中略) 心が突き動かされて、このことを残しておきたいという気持ちが上回った。そしてあふれたようだ。 ========= (序文より) 事務員や書店員を経て、東京・下北沢の『日記屋 月日』初代店長を務めていた著者によるエッセイ集。
-
せいいっぱいの悪口
¥1,870
著:堀 静香 発行:百万年書房 発行年月:2022年10月 百万年書房の新レーベル「暮らし」より、第1弾となる作品です。 今日生きていることも、昨日生きていたことも全部本当。明日生きたいことも本当。今がすべてで、いやそんなはずはない。適当で怠惰であなたが好きで、自分がずっと許せない。事故が怖い。病気が怖い。何が起こるか分からないから五年後が怖い。二十年後はもっと怖い。今がずっといい。でも今が信じられない。なのに、今しかない。晴れていて、風が強くて、花粉がすごい。くしゃみが出る。(本文より) 詩人・堀静香さんによる、生活の記録。ほかの誰でもないわたしが今生きていることの、まるごとすべて。 【目次】 せいいっぱいの悪口 みんな魚 さわやかなかぜ 愛も希望も タクトを折る いきすぎた夜 日記 二〇一九年一〇月八日~一〇月一七日 はみだしながら生きてゆく 走馬灯の日々 オールドファッションと鶏皮 マンボウの下半身 日記 二〇二一年九月一〇日~九月二〇日 だれのことも スーと夫 豆を拾う 春がきらい 日記 二〇二二年三月二日~三月三一日 躑躅のマゼンタ、伊勢エビの赤 あーちゃんも あとがき
-
ひらめちゃん/ひらい めぐみ
¥1,980
著:ひらい めぐみ 出版社:百万年書房 判型・頁数:四六変形判・208頁 百万年書房、暮らしレーベル第8弾。 大丈夫ではない。大丈夫ではないけれど、生きている。 『転職ばっかりうまくなる』著者が綴る、笑えて泣ける子ども時代(平成)の日々。 真冬につめたい便座に座るときほど緊張する瞬間はない。注射を刺されるときのように身を縮ませ、くるぞくるぞと思いながら慎重にしゃがむ。おしりに張り巡らされた神経たちが、警戒のアラームを全身へ伝達。警戒態勢。しかし、どのくらい冷たいかは、座ってみないとわからない。いよいよおしりの半円の表面が便座にくっつく。 あ~~~~!(本文より) <目次> トイレマップ ①カスミで海外旅行 伊藤と国語 ②現代文の裏ワザ 気に食わないカタカナ ③いたずら電話 憧れの ④体育着の裏 エンドレス牛乳 ⑤病院の待合室 「幼なじみ」を想う ⑥ラスカルのお皿 こわくてたまらなかったこと ⑦町村合併未遂 セルフ金髪 ⑧家庭訪問の日 すぐちゃんの髪の毛とホームステイ ⑨踊る餅 誕生日の電話 ⑩花よりレモンティー ひらめちゃん ⑪真夜中の西武 無敵の先生 ⑫冬の風物詩 「なんで泣いてんの?」 ⑬成人式とさとみちゃん 先生たちの裏ワザ ⑭憧れの 水を運ぶ ⑮土浦市の花火大会 アヴリル・ラヴィーンは悪くない ⑯プレミアム感 サボりの師匠 ⑰そんなの習ってない 友だちの堀内くん ⑱購買のチョコチップメロンパン 隣のクラスのジャイアン ⑲先生のサボり場 嘘が見破れない ⑳舌切り娘 絵の思い出 ㉑おじいちゃんとヤクルト 知らない感情 ㉒ちづこおばあちゃんとのこと ここにある ㉓輸血の恩返し のぞむくん ㉔靴下の迷子センター 湖、大仏、蓮畑
-
水道水の味を説明する
¥1,650
著:鈴木ジェロニモ 出版社:ナナロク社 判型・頁数:B7判 352頁 “水道水の味”や“1円玉の重さ”など、一見無機的なものを、独特の視点と言葉で表現した不思議な1冊です。読み終えた後、身近なものの見え方が少し変わりそうな気がします。
-
百年後 嵐のように恋がしたいとあなたは言い 実際嵐になった すべてがこわれわたしたちはそれを見た
¥1,870
著:野村日魚子 出版社:ナナロク社 判型・頁数:B6変形 184頁 目をひく美しい装丁とタイトル。 57577の短歌の形式から大きくはみ出した「音数」でありながら、不思議と心地よいリズムの作品たちが並びます。 *** 生きてると死んだの間に引く線のあまりにぐにゃぐにゃであることを話す *** 恋愛の話をするな おれは恋愛が嫌いだ 生まれたときからそうだった *** 遠くの人に届くのが手紙 つまりこれがそうなのとてもうれしいでしょう
-
ぼくはこうやって詩を書いてきた
¥3,080
著:谷川俊太郎 山田馨 出版社:ナナロク社 発売:2010年7月(当店で販売しているのは、2016年10月発行の第4刷です) 判型・頁数:A5判 736ページ 日本でもっとも有名で、 もっとも知られていない詩人のすべて。 半世紀以上にわたる創作の過程で、詩は、 谷川俊太郎は、どう変遷してきたのか。 名作誕生の裏側、3度の結婚と離婚、 人生のあれこれ――。 最も信頼している編集者を相手に、 詩と私生活(プライベート)について、 本人が余すことなく語りつくした待望の一冊。 未発表詩から「二十億光年の孤独」 「なんでもおまんこ」「私」 「トロムソコラージュ」まで、 34冊の詩集から88篇を収録。 増刷記念、最果タヒ書き下ろしエッセイ「谷川さんがいる」が挟み込まれています。
-
今日は誰にも愛されたかった
¥1,320
作:谷川俊太郎 出版社:ナナロク社 発売:2019年12月(当店で販売しているのは、2024年12月発行の第7刷です) 判型・頁数:B6変形判 縦175mm 横110mm 厚さ10mm 168ページ 師弟のようなクラスメートのような3人の創作とお話の本。 国民的詩人と新鋭歌人の詩と短歌による「連詩」と「感想戦」を収録。読み合いと読み違い、感情と技術、笑いとスリルが交わります。 【連詩とは】 詩人同士が、詩を順々に読みあいひとつの作品を合作する創作の形式です。今回は、詩人と歌人が紡ぐ、詩と短歌による「連詩」。歌人側は2人が交代しながら受け、具体的には、次の順で行いました。 岡野大嗣(歌人)→谷川俊太郎(詩人)→木下龍也(歌人)→谷川俊太郎 →岡野大嗣 →谷川俊太郎 →木下龍也 →谷川俊太郎 →岡野大嗣……と、これを36番目までつづけ、ひとつの連詩としての作品をつくります。 <目次> はじめに 詩とは? 短歌とは? 連詩とは? 紹介 詩人と歌人とそれぞれの詩と短歌 連詩 今日は誰にも愛されたかった 感想戦 連詩について語り合った三人の記録 エッセイ 木下龍也「ひとりだと選んでしまう暗い道」 エッセイ 岡野大嗣「ここがどこかになる時間」 あとがき 谷川俊太郎「コトバ」について
-
バウムクーヘン
¥1,430
作:谷川俊太郎 出版社:ナナロク社 発売:2018年9月(当店で販売しているのは、2024年12月発行の第8刷です) 判型・頁数:四六変形判 112ページ 著者の自選による、初収録のひらがな詩46篇を収録。 装画は、「ミッフィ―」でおなじみのディック・ブルーナ氏による鮮やかな花の絵です。 かなで書いているので、子どもの詩集と思われるかもしれませんが、これは私の中に今もひそんでいる子どもの言葉をかりて、老人の私が書いた大人の詩集です。 ヒトが木の年輪(バウムクーヘン! )のように精神年齢を重ねていくものだとしたら、現在の自分の魂の中にゼロ歳から今に至る自分がいてもおかしくありません。 ハハ、チチ、バアバ、ジイジなどが登場しますが、特定の家族ではなく、架空の家族の架空の場面をイメージして書いています。 谷川俊太郎/本書あとがきより ** ひらがなで書かれているからこそ、想像力が膨らみ、 ぐっと胸に刺さります。贈り物としてもおすすめです。
-
幸せについて
¥1,100
作:谷川俊太郎 出版社:ナナロク社 発売:2018年12月(当店で販売しているのは、2025年3月発行の第12刷です) 判型・頁数:B6変形判、107ページ 谷川さんが87歳の時にはじめて「幸せ」をテーマにとして刊行されました。 豊かな人生経験と、詩人としてのみずみずしい感性から生み出された谷川俊太郎オリジナルの「幸せ」論。 短いことばと手書きの文字で書かれた本書、70年近くを詩人として生きてきた谷川さんの人生の知恵とことばがたくさん詰まった1冊です。 大切な人への贈り物にもおすすめです。 ※カバーが3種類あり、本の内容は同じです。お好きな表紙をお選びください。
-
飛ぶ教室 第81号 特集 日記にかくこと、かかないこと
¥1,100
SOLD OUT
・絵日記 はらぺこめがね 五十嵐大介 じゅえき太郎 三浦太郎 ・俳句日記 南十二国 ・創作 「希呼の実験」長谷川まりる 作/くまおり純 絵 「ナメクジの日記」出口かずみ 作・絵 「ぼくの『えもの』日記」柏葉幸子/kigimura 絵 ・エッセイ 「日記的な営みについて」文月悠光 「日記でつながる」長山さき 「記録者としての自分」石川直樹 「日記に書いてなかったこと」はやみねかおる ・本屋さん探訪 特別編 「日記屋 月日」 ・本を読む 「広がる日記」岩瀬成子 ・連載 偏愛映画コラム「子どもたちによろしく+(15)」長崎訓子 短編「逃げる田中(7)」石川宏千花/小鈴キリカ 絵 短編「きみがうたうとき(3)」桑原亮子/坂内拓 絵 マンガ「さんぱつやきょうこさん(80)」長谷川義史 BOOKS 〈絵本〉松田素子/〈児童書〉加藤純子/〈YA〉岡田貴久子/〈大人の本〉穂村弘 ほか
-
片山廣子随筆集 ともしい日の記念
¥990
著:片山 廣子 編:早川 茉莉 出版社:筑摩書房 発売:2024年2月 判型:文庫判・336頁 その人は言った、「まづしい日々に、何かの希望をもち、そして失望し、また希望し工夫をし、溜息をし、それを繰り返して生きることは愉しい」と。 三月は雨のなかの微笑、六月は 荘厳、十月は 溜息……美を夢み、暮らしに潜む、揺るぎない生の本質を掬い、織り上げた、風変わりでゆかしく、清澄な片山廣子の世界。 アンソロジーの名手により蘇る、単行本未収録の 2 作品を加えた珠玉のオリジナル作品集。 <目次> 或る国のこよみ 一月 霊はまだ目がさめぬ 新年 過去となったアイルランド文学 北極星 迷信の遊戯 二月 虹を織る 燈火節 古い伝説 四つの市 うまれた家 アイルランド民謡雑感 三月 雨の中に微笑する 季節の変るごとに 黒猫 L氏殺人事件 学校を卒業した時分 四月 白と緑の衣を着る 徒歩 ともしい日の記念 まどわしの四月 かなしみの後に いちごの花、松山の話など 五月 世界の青春 ばらの花五つ 子供の言葉 買食い 赤とピンクの世界 五月と六月 六月 壮厳 地山謙 その他もろもろ たんざくの客 乾あんず ミス・マーローのこと 七月 二つの世界にゐる 入浴 御殿場より 小さい芸術 芥川さんの回想 八月 色彩 三本の棗 豚肉 桃 りんご 林檎のうた 菊池さんのおもひで 軽井沢の夏と秋 九月 美を夢みる 仔猫の「トラ」 大へび小へび あけび 茄子畑 十月 溜息する よめいり荷物 「子猫ノハナシ」 花屋の窓 銀座で むかしの人 Kの返した本 十一月 おとろへる 遠慮 コーヒー五千円 身についたもの 二人の女歌人 トイレット 鷹の井戸 十二月 眠る お嬢さん イエスとペテロ 歳末 あとがき 編者解説 ウビガンの香水のような随筆 早川茉莉