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【本について】
オンラインストアに載せている古本は店頭には並べていないものが多数です。店舗でご購入いただく際は、お気軽にお声がけください。
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ふつうの人が小説家として生活していくには
¥1,760
著:津村 記久子 聞き手:島田 潤一郎 発行:夏葉社 判型・ページ数:四六判・208頁 若いころをどのように過ごせばいいか、働くとはどういうことか、 文章をどのようにして書いていけばいいのか。 小説家に聞いた4日間。生きるヒントにあふれるロング・インタビュー。 2005年に太宰治賞の受賞作『君は永遠にそいつらより若い』でデビューした津村記久子さん。 今年でデビュー20周年を迎えました。ここまで休むことなく、『ポトスライムの舟』、『ディス・イズ・ザ・デイ』、『つまらない住宅地のすべての家』、『水車小屋のネネ』などの傑作を発表し続けた作家はどのように暮らし、どのように小説を書いてきたのか? 津村さんと同世代である島田潤一郎さんが、共通の趣味である音楽、サッカーの話をまじえながら、その秘密を根掘り葉掘り聞きました。「オープンソースだけで仕事をしてきた」と語る「ふつうの人」がなぜ、唯一無二の作家となったのかを解き明かす、元気が出て、なにかを書きたくなる、ロングインタビュー。名言がたくさんです。
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冬の本
¥1,870
著:青山南ほか83名 出版社:夏葉社 判型・頁数:四六判変形・200頁 冬に読んだ本や、冬になったら思い出す本。冬に出会った本や、まるで冬のような本。 冬と一冊の本をめぐる書き下ろしエッセイ集です。 プレゼントにもおすすめの1冊です。 <執筆者一覧> 青山南、秋葉直哉、淺野卓夫、天野祐吉、安西水丸、いがらしみきお、池内紀、池内了、石川美南、井嶋ナギ、伊藤比呂美、伊藤礼、井上理津子、岩瀬成子、上原隆、宇田智子、内堀弘、大竹昭子、大竹聡、大谷能生、岡尾美代子、岡崎武志、荻原魚雷、角田光代、片岡義男、木内昇、北澤夏音、北沢街子、北村薫、北村知之、久住昌之、小林エリカ、越川道夫、小西康陽、近藤雄生、佐伯一麦、柴田元幸、杉江由次、杉田比呂美、鈴木慶一、鈴木卓爾、鈴木理策、曽我部恵一、高橋靖子、高山なおみ、田口史人、竹熊健太郎、武田花、田尻久子、田中美穂、丹治史彦、友部正人、直枝政広、長崎訓子、名久井直子、能町みね子、橋口幸子、蜂飼耳、服部文祥、浜田真理子、早川義夫、平田俊子、平松洋子、文月悠光、穂村弘、堀込高樹、堀部篤史、ホンマタカシ、前野健太、万城目学、又吉直樹、松浦寿輝、町田康、南博、森山裕之、安田謙一、柳下美恵、山崎ナオコーラ、山下賢二、山田太一、山本善行、吉澤美香、吉田篤弘、吉本由美 装丁 和田誠
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さよならのあとで
¥1,430
詩:ヘンリー・スコット・ホランド 絵:高橋和枝 出版社:夏葉社 判型・頁数:四六判・120頁 死はなんでもないものです。 私はただ となりの部屋にそっと移っただけ 百年前のこの一編の詩に、絵本作家の高橋和枝さんが、二年の時間を費やして、一八枚のイラストをそえました。 死別のかなしみをいやす、特別な一冊です。 ◎ 私達は生きていく上で、大切な人との別れを避けて通ることはできません。 少しずつ少しずつ、覚悟を持って向き合う場合もあれば、 ついさっきまで笑い合っていたあの人が、シュッと消えてしまうようなこともあり、 別れを何度経験しても、胸が痛み、目が腫れ、底のないプールに落ちてしまったような気持ちに慣れることはありません。 毎日毎日悲しみに心を揺さぶられながら、それでも少しずつ日々の生活を営んでいかなくてはならない。そんな時に寄り添ってくれる本を選ぶとしたら、この1冊ではないでしょうか。
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ふつうに働けないからさ、好きなことして生きています。
¥1,760
著:平城さやか 出版社:百万年書房 判型・頁数:四六判・240ページ 手元には三百円しかなかった。 それでも、今度こそ自分が心底望む生き方がしたかった。 「ふつうに働けない」と弱り果てているあなたが、好きなことで生きていくための100の心得(tips)。 【目次】 はじめに 年表 序章 1 ただ休みたい 2 最高の職場で元気を取り戻す 3 所持金三百円でも 第1章 仕事の話 4 アトリエ風戸のスタート 5 自転車の補助輪を外す 6 行動はとことん休んでから 7 好き嫌いを活かす 8 弱さを細かく見る 9 やりたいことの見つけ方 10 自由業に向く人・向かない人 11 できることではなく、好きなことを 12 やりたいことをひとつに絞らなくていい 13 いびつな形の三色パン 14 好きの精度を上げる練習 15 私のアイデアは枯れない泉 16 パッチワーク思考 17 不満をアイデアで解決する 18 初期衝動 19 実験魂 20 なぞるのは嫌い 21 時代遅れでも 22 イラスト仕事 23 「もったいない」から生まれた作品 24 どんな届き方が嬉しいか 25 自己満足ありき 26 販売してもらえるありがたみ 27 私が本屋を助ける 28 結果なんて存在しない 29 望みと方法を切り離す 30 一度ダメでもあきらめない 31 くやしい? 32 SNSは自分好みのタイプだけ 33 名刺は必要ない 34 本棚の向こうと繋がる 35 人に頼る 36 つまずきの後に新しい物語が始まる 37 「ある」ものに目を向ける 38 波打ち際のワークショップ 39 やってみて気づく 第2章 お金と時間の話 40 稼ぎたい 41 小商いのキャッシュフロー 42 夏が怖い 43 イベント出店料はどこまで? 44 価格設定は自分と相談 45 簿記のすすめ 46 在庫は資産です 47 道具を買うべきか 48 在庫管理をどうするか 49 お金がないからこそ生まれる工夫 50 お金と引き換えにしない 51 不安からくる行動をやめる 52 節約は楽しくない 53 把握すると不安は減る 54 母からのお米 55 五百円のカレンダーとお赤飯 56 お時給マインド卒業 57 手間と時間をかけてこそ 58 息つぎ 59 「世間」より「自分」を知る時間を 60 出来事を点ではなく線で捉える 61 「今」を細かく捉える 62 五分あったら 63 年齢を重ねること 第3章 暮らしの話 64 勇気じゃなくて覚悟 65 理想の一日 66 ルーティン 67 衣食住のバランス 68 コンパクトな暮らし 69 アトリエ活用法 70 一器多用 71 いらない理由 72 離れたところで考える 73 どの街に住むか 74 寝袋生活 75 山の上なら…… 76 歯と同じバランスで食べる 77 土鍋ごはんで元気に 78 「まごわやさしい」お味噌汁 79 結局ぬか漬けが一番 80 不安になる食べ物を控える 81 フィーリング・クッキング 82 医食同源とブレサリアン 83 自分との会話は日常のスーパーから 84 服なんて後まわし 85 肌断食 86 やっぱりきれいでいたい 第4章 心と身体の話 87 悲しみを食べたがっている 88 ひとりになりたい 89 身体という確かなもの 90 いじめのトラウマ 91 恋の話を少し 92 映画のワンシーンと思って 93 命をつなぐ方法 94 死にたいと思った瞬間 95 やきもちの正体 96 いい人をあきらめる 97 言いたいことが言えるか 98 うぐいすの盗作疑惑 99 ワンマンタイプ 100 ただそれだけ
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愛しの京都〈純喫茶〉
¥1,790
著:甲斐みのり 出版社:オレンジページ 判型・ページ数:四六判・162頁 文筆家・甲斐みのりさんの「ものかき」としての原点とも言える町、京都。 学生時代を過ごした大阪から「京都の喫茶店に通いたい」という思いで引っ越して、さまざまな喫茶店を訪れました。今回はそんな思い出が詰まったお店を中心に、今も訪れるお店、喫茶店好きの人からおすすめされたお店などから16店を選りすぐってご紹介。 店主との交流、好きなメニュー、変わらない佇まいなどなど。 情感たっぷりの写真ととも楽しめる1冊です。
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涙の箱/ハン・ガン
¥1,650
著:ハン・ガン 訳:きむふな 絵:junaida 出版社:評論社 判型・ページ数:12.8 x 18.8 cm・88頁 ノーベル文学賞作家ハン・ガンがえがく、大人のための童話 この世で最も美しく、すべての人のこころを濡らすという「純粋な涙」を探して 昔、それほど昔ではない昔、ある村にひとりの子どもが住んでいた。その子には、ほかの子どもとは違う、特別なところがあった。みんながまるで予測も理解もできないところで、子どもは涙を流すのだ。子どもの瞳は吸い込まれるように真っ黒で、いつも水に濡れた丸い石のようにしっとりと濡れていた。雨が降りだす前、やわらかい水気を含んだ風がおでこをなでたり、近所のおばあさんがしわくちゃの手で頬をなでるだけでも、ぽろぽろと澄んだ涙がこぼれ落ちた。 ある日、真っ黒い服を着た男が子どもを訪ねてくる。「私は涙を集める人なんだ」という男は、大きな黒い箱を取り出し、銀の糸で刺繍されたリボンを解くと、大小、かたちも色もさまざまな、宝石のような涙を子どもに見せた。そして、このどれでもない、この世で最も美しい「純粋な涙」を探していると話す。男は子どもがそれを持っているのではないかと言うのだが――。
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贈り物の本
¥2,200
編:牟田都子 出版社:亜紀書房 判型・頁数:四六変形判・156ページ あなたの「忘れられない贈り物」はなんですか? 読むと、誰かを思い出す。 うれしさ、心温まる記憶、懐かしい風景、かすかな痛み、複雑な思い。 作家・詩人・ミュージシャン・俳優・漫画家など37人が、大切な記憶を持ち寄る、書き下ろしエッセイ集です。 *** 【目次】 ・「キャサリンという贈り物」川内有緒 ・「受け取る深さ」斎藤真理子 ・「流氷のかんづめ」山崎ナオコーラ ・「白いもらいもの」名久井直子 ・「贈り物は難しい。」後藤正文 ・「鯛焼き」渡辺尚子 ・「娑婆は桜」武塙麻衣子 ・「バウムクーヘンと熱意」武田砂鉄 ・「母と蝶」青木奈緖 ・「要らない部分がある子供服」こだま ・「ヤクザと贈り物」鈴木智彦 ・「しわっとしたお札」佐藤ジュンコ ・「今夜、すべてのバーで」村井理子 ・「祖母の着物、祖母の記憶」安達茉莉子 ・「うなぎで釣竿を釣る」美村里江 ・「別れのダンス」金井真紀 ・「戻ってきた文庫本」青山ゆみこ ・「生まれてはじめての贈り物」西淑 ・「祖母としての私に贈られた万年筆」頭木弘樹 ・「お返し」浅生鴨 ・「それはもう愛」植本一子 ・「ずっしりと、重く」古田徹也 ・「緑の靴」近藤聡乃 ・「宛名のない場所」白川密成 ・「祖母の長財布」高橋久美子 ・「プレゼントロイヤルストレートフラッシュ」サンキュータツオ ・「ポカリ遺跡」藤岡みなみ ・「ホンダCD125-T」吉村萬壱 ・「差し入れ」日野剛広 ・「不器用を、自信を持って贈ります」古賀及子 ・「猫たち」田尻久子 ・「贈ったり贈られたり」辻山良雄 ・「贈られた小説」有松遼一 ・「持っていき」牟田都子 ・「夜明け前の戦いを贈ります。」和合亮一 ・「見えない贈り物」若松英輔 ・「はるちゃんの動画」くどうれいん
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あなたが言わなかったこと
¥2,200
著:若松英輔 出版社:亜紀書房 判型・頁数:四六変形判・ページ ”彼女のためだったらできることは何でもする、そう心に決めて毎日を生きていたが、そうした思いを、はるかに超えるような強度で、彼女は、私のために全身全霊で生きていた。そのことにこのときまで気が付けなかった。”(本文より) しんとした独りの夜に読みたいエッセイです。
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夜明けと音楽
¥2,200
SOLD OUT
著:イ・ジェニ 訳:橋本智保 出版社:書肆侃侃房 判型・頁数:四六変形判・240ページ 「結局のところ物を書くというのは、よく知っている単語の中に、自分の悲しみを見つけること」 なくなったものの痕跡をたどり、孤独とともに創作する詩人イ・ジェニが綴るエッセイ集。 夜の闇に流れる、長く静かな時間に立ち上がる静謐な26編。 ある夜明けには涙のようにあふれる音楽について語り、またある夜明けには悲しみに満ちたプレイリストを思い出しながら詩を読む。 旅先で遭った不慮の事故、長いあいだ不眠症に悩まされたこと、ロックバンドで音楽に心酔していた二十代の頃のこと。 孤独とともに創作する詩人が、母の最期に立ち会い、イヨネスコやボードレールなど文人たちの足跡をたどり生まれた、詩と散文の境界を行き来するような言葉の記録。
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人といることの、すさまじさとすばらしさ
¥2,420
SOLD OUT
著:きくちゆみこ 出版社:twililight 判型・頁数:四六判・272ページ あたらしく引っ越してきた郊外の団地で、長年苦手としてきた「人とともにいること」の学びと向き合う日々を綴った日記エッセイです。 “「ああもう無理だ、くたくただ 」、相変わらずベッドに大げさに倒れ込みながら、「でも それってなんでなの?」「じゃあどうしたら楽になる?」まるで何かの実験みたいにしつこく自分に問いかけて、消耗しない人との距離を、毎日言葉でさぐっている(わからなくなれば、入門クラスの生徒よろしく、書店に、図書館に駆け込んで、先達たちの言葉をあおぎながら)”(「はじめに」より)
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「面白い!」を見つける ——物事の見え方が変わる発想法/林 雄司
¥990
著:林 雄司 出版社:筑摩書房(ちくまプリマー新書) 判型:新書判・224頁 自由な発想の持ち主は 世界をこう見ている。 意外さを観察し、型をずらして、面白がる。 『デイリーポータルZ』編集長の 「だったらいいな」を現実にするやり方。 ●「面白い」にはパターンがある ○普通のものこそ自分の手で「面白化」できる ●「面白がり」が上手くなる心構え ○モノをじっくり見よう、違和感をずらそう、自分が楽しいことをしよう ●「面白い」に人が集まる 日常には、意外さやとまどいが潜んでいる。 世界を観察してみると、物事の「型」が見えてくる。 それをずらして「面白がる」と、思わぬ発見に出会える。 おしきせのエンタメじゃ喜べないひねくれものにも、 新しく何かを作ってみたい人にも役立つ視点と着想。 「この本は「面白さを見つけるという行為」そのものが 面白いからやってみてよ、という本なんです。 無理に人に合わせたり、競争しなくても生きていけます。 みんなが楽しんでいることに興味が持てなかったり、 お金や名声など世間一般の「幸せ」に疑問を感じていても、 オリジナルの面白さがあるんですから平気です。」 カバー・章扉イラスト ネルノダイスキ(『大人も知らないみのまわりの謎大全』) (版元HPより)
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月曜日が嫌いな私の好きなこと
¥1,650
著:ほうじ茶 出版社:世界文化社 判型・頁数:四六判・208ページ 「仕事に行きたくない。」 「生活を送るのがしんどい。」 「夜は眠れない。」 楽しいことばかりではない毎日の中で、自分の「好き」を掬い上げながらなんとか月曜日を乗り越えている、、そんな方に読んで頂きたいエッセイ&あなたへのお手紙です。 この先の月曜日を一緒に乗り越えられますように。
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雪のしおり 冬のアンソロジー
¥880
出版社:大和書房 発売:2025年11月 判型:文庫判・272頁 多彩な書き手によるエッセイ・小説・短歌・詩など「冬」を集めた美しいアンソロジーです。 【目次】 物語の恋人 文月悠光 解放してあげるよ 燃え殻 短歌三首 岡本真帆 たらきく くどうれいん 雪じたく 高山なおみ 忘れられないクリスマス 寺井奈緒美 アイスクリーム・イン・冬 最果タヒ いしやきいも さくらももこ 寒いのが怖い 穂村弘 雪原 岸本佐知子 何も知らない 佐野洋子 故郷の景色 桜木紫乃 冬とカモメとフィッシュマンズ pha 記憶のなかにつもる雪 辻邦生 はじめての冬 星野道夫 冬至 イリナ・グリゴレ マスク 向田邦子 牛乳 武田百合子 ホワイト・オン・ザ・スノー 中上健次 クリスマス・キャロル 庄野英二 月の光とクリスマス 小池真理子 冬の扉 川上未映子 冬眠休暇 河野別荘地 光と水の戯れ 串田孫一 寒さのなか 幸田文 冬を越えよ 志村ふくみ ふるさと城崎温泉 植村直己 雪の音 錦 仁 百人一首(抄) 小池昌代 津軽海峡・冬景色 阿久悠 冬の星空 野尻抱影 二十分の人生 内田洋子 雪 川端康成 十二月のうた 茨木のり子 キリストの樅ノ木祭りに召された少年 ドストエフスキー/ 安岡治子訳 手袋を買いに 新美南吉 雪 山村暮鳥 雪渡り 宮沢賢治 ケヤキ まど・みちお
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カフェ・スノードーム
¥1,650
著:石井睦美 絵:杉本さなえ 出版社:アリス館 判型・頁数:四六判・160ページ 小学校高学年~ ありふれた街の、ありふれた街角にある、「カフェ・スノードーム」。ふだんは目に留まりませんが、この場所を必要とする人には見つけることができます。店主・タマルさんの淹れたスパイシーな香りのするお茶を飲むと、不思議なことが起こって……
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47都道府県の純喫茶 愛すべき110軒の記録と記憶
¥1,980
SOLD OUT
著:山之内 遼 出版社:実業之日本社 判型・頁数:四六判・224ページ あなたには 想い出の喫茶店はありますか― 店の片隅で飲んだ、一杯の珈琲。気さくに話しかけてくるマスター。いつも同じ席に腰掛けて、新聞をひろげる常連客。 懐かしく、そして、変わらない風景がある。 47都道府県の歴史あり、物語ありの純喫茶110店を、文章と写真で永久保存した本書ですが、 現在は惜しまれつつも閉店してしまったお店が多数あります。 それも踏まえて、そのような喫茶店がこの世界に存在したことを記録し、保存しています。 ガイドブックとして、というよりは、著者が大切にしていた110軒の純喫茶の物語をお楽しみください。
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私は私に私が日記をつけていることを秘密にしている/古賀及子
¥1,870
著:古賀及子 出版社:晶文社 判型・頁数:四六判・280ページ 人気の日記エッセイ作家が明かす、みんなに読まれる日記の秘密。 「文学フリマ」が毎回入場者数を更新し、日記本がブームになり、自分でも日記を書きたい・noteで公開したい・ZINEにまとめたい……という人が増えているなか、日記エッセイストの第一人者が、日記を書く際の独自の経験知と秘密を大公開。その実践例としての日記もあわせて収録。日記を読みたい人にも、書きたい人にも、いますぐ役立つアイデアと実例が満載の、これからの日記作家に捧ぐメタ日記エッセイ。 「これから私は日記について書きます。これまであちこちに書いたり、お話ししたりしてきた、日記について私なりに思うことを、ほんの少しですが、ここにまとめます。/日記は人それぞれに方法があって、方針があって、ロマンがあるものです。ここに書いたことは、すべて、単なる私の考えでありやり方ですから、どうかその点ご了承ください。てんで勝手に書けるのが、日記のよさのひとつです。」(本文より)
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私が間違っているかもしれない
¥1,870
著:ビョルン・ナッティコ リンデブラッド、キャロライン バンクラー、ナビッド モディリ 訳:児島 修 出版社:サンマーク出版 判型・頁数:四六判・336ページ これは悲観ではなく、 物事を的確にとらえる思考。 あらゆる摩擦は 「自分が正しい」という前提に 立ってしまっていることに由来する。 著者ビョルン・ナッティコ・リンデブラッド氏 の生涯を通じて、静謐で穏やかな心に変わる教え。 【あらすじ】 ビョルン氏はスウェーデンでエリート教育を受け、経済界で若くして成功を収め、 26歳でCFOに就任するなど華やかなキャリアを築く。 しかし、心の空虚感と違和感に耐えられなくなり、すべてを手放して出家。 タイの森の中の僧院で17年間、厳しい戒律のもと修行に打ち込む。 金銭、あらゆる欲、娯楽、自由といった一切を断ったその生活で、彼が得た最も大きな学びは 「自分の考えが常に正しいとは限らない」という気づきだった。 帰国後は講演や執筆を通じて、内面の静けさと「私が間違っているかもしれない」教えを説き、 スウェーデン中で一大センセーションを巻き起こす。 晩年にはALSを患い、死と向き合いながらも、執着から離れた心の在り方を静かに説いた。 「私が間違っているかもしれない」と言える謙虚さの中に 真の強さが宿ることを示した彼の人生とメッセージは、 スウェーデン国内のみならず、世界中で「生涯の支えになる」「一生の指針」 と今も支持を集め続ける。
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リチャード・ブローティガン/藤本和子
¥1,210
著:藤本和子 出版社 : 筑摩書房 仕様:文庫判(ちくま文庫) 320ページ 「あそこに腰かけてる金髪のジーンズ、もしかしたら……。 『アメリカの鱒釣り』の表紙の顔をしている!」 1973年、『アメリカの鱒釣り』を翻訳中だった著者は、 サンフランシスコの日本食堂で作家と偶然に知り合った。 それから10年と少し後、ブローティガンは自らの命を絶つ。 『アメリカの鱒釣り』などでアメリカ、そして日本でも一世を風靡した作家リチャード・ブローティガン。「亡霊」となった少年時代、カリフォルニアへの旅立ち、作家としての成功と苦悩、日本での友情と孤独、ピストル自殺……翻訳者にして友人であった著者が、作家との思い出、家族・友人へのインタビュー、作品のすぐれた読解をもとに、その人生と文学をたどる。 解説 くぼたのぞみ
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夜11時
¥1,870
著:ファン・ギョンシン 訳:簗田 順子 出版社:辰巳出版 判型・頁数:四六変型判・304ページ 夜11時の静寂に漂う記憶を描く。秋から冬、春、夏へと続く季節を巡る120篇が読む人の心と時間にそっとまじわり、一日の余韻を優しく映し出す。 一日がすべて過ぎ去り、次の一日がまだ遠くにある──そんな夜の11時という時間。その時間に宿る、記憶のかけらたちを描き出した、詩人ファン・ギョンシンによる深く沈んだ思索のエッセイ。 秋から始まり、冬、春、夏へと続く120の小さな文章たち。移ろう季節の中で、静かなまなざしと共に綴られた言葉は、読む人の心にそっと触れ、まるで誰かの一日を一緒に過ごしているような感覚を呼び起こします。 彼女が綴った言葉は、心の奥をすり抜けて耳もとにそっととどまり、ふと視線を上げたとき、自分の一日を振り返らせてくれます。季節が過ぎ、陽が落ちるその場所に腰をおろし、私たちがかつてほんの少しだけ立ち止まった時間と空間を描き出します。 明日のことさえ見えないような日々でも、それでも、花は咲いてまた散って、風は吹いてまた去っていく、変わってしまったもの、そしてこれから変わっていくもの。それらをただ見つめながら、そこに静かに立っていれば、それでいいのだと、そんなメッセージを静かに伝えてくれます。 【目次】 fall wind 013 朝の挨拶 015 それだけで十分 017 かけらたち 018 どうしようもないことはどうしようもないこと 022 愛を溶かすものたち 024 涙はしまっておこう 028 片思いお断り 030 いつか、いつか 032 絶壁 036 モンパルチ 038 バッハの楽譜 etc… spring rain 136 確信 138 痕跡 139 ドキドキ 140 春の雨が降った 142 冬から覚めない木々の早春 145 無謀にも 146 干渉する人 148 わたしがきみを描けるだろうか 153 空き瓶 155 聴こえない歌 157 季節の変わり目 etc…… summer lightning 214 ラソファミ 216 この世のどこかに 218 屋根たち 221 天秤 224 かすめる 226 夕方 228 昨日の光 232 散歩する人そしてゆっくり 234 お昼ごはん 236 揺らぐ人 239 日々 etc……
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生きる力が湧いてくる/野口 理恵
¥1,980
著:野口 理恵 出版社:百万年書房 判型・頁数:四六変形判・頁 百万年書房、暮らしレーベル第7弾。 顔の見えない読者が、ひとりでも、ふたりでも、生きたいと強く思えるような本づくりをしたい。 私は母と兄を自死で亡くしている。父も十代で他界し、祖父母はもういない。一度結婚をして息子がいるが親権は離婚した元夫がもっている。私はおそらく多くの人がもつ家族観をもっていない。おそらくこれからももつことはできない。(本文より) 【目次】 昼間に風呂に入る 家族 生きる力が湧いてくる 酔う 大切なあなた 祝祭の日々 USO かわいいあの子 優しい兄 テニスが下手な女の子 夜、空を見上げる USO Nの起源 USO 見えないアングル 正月嫌い 朝、虎ノ門で仕事を終える 遠くに住んでいるあの子 自由の証 今日も吉祥寺のルノアールで 太く、長く、濃く しあわせの、となりにあるもの それよりぼくと踊りませんか 発声のすばらしさ 中華料理とお節介 居場所をくれてありがとう 物語のはじまりには、ちょうどいいのさ あなたと私のあいだにあるもの USO Nのお葬式 あとがき
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なにぬね のばなし/出口かずみ
¥2,200
著:出口かずみ 出版社:えほんやるすばんばんするかいしゃ(果林社) 発売:2025年10月 判型:A5変形判 縦135mm 横195mm 96ページ 五十音(「あ」~「ん」まで)の46文字にそれぞれ短いお話と絵があり、 見開き(左ページにお話、右ページに絵)で構成されています。日常にある些細なことや見逃しがちなことを、独特な視点でユーモラスに描いた短篇集。 ◎装幀:サイトヲヒデユキ ---- (れ) ”れんこん”のお話より ---- 題名『ただの たのしく はなした かれら』 れんこんは ちくわと きっさてんに 入り、さいきんの ことや これからの ことなど ながいこと いろいろ はなしこみましたが、どちらも なにも おぼえていません。
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つぎの民話/松井 至
¥3,080
著:松井 至 出版社:信陽堂 発売:2025年10月 判型:縦193mm 横123mm 336P かつて焚き火を囲んで民話が語られたように 映像がその光となって〈つぎの民話〉が生まれる。 傑作ドキュメンタリー映画『私だけ聴こえる』で知られざる〈コーダ= CODA〉の世界を描き、驚きと共に世界に迎えられた松井至監督による、初めての著書。 映像を〈見る〉〈見られる〉という関係から解き放ち、その場にあらわれるものを〈共視〉することでひらかれるドキュメンタリーの新しい可能性。 ……石巻、いわき、奈良、京都、朝日町、西会津、前橋…… 日本各地を旅し、人に出会い、撮影を続ける日々の中で、〈映像とは何か〉〈映像に何ができるのか〉を探究し続けた、二年間の旅を綴る、体験的映像論。 本書で制作過程が描かれた、松井監督の映画7作品の鑑賞リンクがついています。 映像と共にお読みください。 ※コーダ デフ(ろう者)を親に持つ聴者の子どもたち。(CODA=Children of Deaf Adults)
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恋のすべて/くどうれいん 染野太朗
¥1,870
著:くどうれいん 染野太朗 出版社:扶桑社 発売:2025年9月 判型:四六判 136P 追う恋、待つ恋、甘い恋、怖い恋、苦しい恋… あなたに贈る恋のショート・フィルム。 作家くどうれいんさんと歌人の染野太朗さんがタッグを組み、恋の短歌に挑んだ雑誌『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』の短歌連載「恋」に書き下ろしを加え書籍化。 誰も置き去りにしないシンプルな言葉から驚くほど深い情景が浮かび上がる。音や匂い、湿度まで感じられるような体験はまるで映画を観ているかのよう。短歌初心者でも大丈夫。椅子に座り、それを眺めるだけであなたの恋のことを想うはず。 【目次】 I.テーマ別の恋 ふたりが短歌5首を送り合うメインパート。 1日1テーマ読むような楽しみ方もできます。 ふれる/Yellow/DENIM/Sea/日曜日/嫉妬/Chiristmas/やさしさ/会話/東京/3/水族館/キッチン/KISS /永遠 Ⅱ.贅沢な新作30首!※書き下ろし 読み応えたっぷりの30首の連作。二人がたどり着いた「恋のすべて」とはーー。くどうれいんと染野太朗の短歌の真骨頂。 ・くどうれいん『川面』 ・染野太朗『蛍』 【特別収録】臨場感あふれる即興 ※書き下ろし 贈答歌として実際にふたりが喫茶店で1時間で詠みあった短歌が収録されています。
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松本隆 言葉の教室/延江 浩
¥880
著:延江 浩 出版社 : 筑摩書房 仕様:文庫判(ちくま文庫) 192ページ 人間の本能が薄くなった今こそ、言葉と歌でコミュニケーションを取りたい ―数々のヒット曲を放った希代の作詞家が公開した日本語へのこだわり。 過去の記憶、映画や本などこれまで体験してきたこと全てが表現のもととなる。視点を意識すること。人を感動させるには、まず自分の心を動かすこと。 松本隆による急逝した著者への追悼「さよなら、我が友よ」収録。 解説:伊藤比呂美
