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【本について】
オンラインストアに載せている古本は店頭には並べていないものが多数です。店舗でご購入いただく際は、お気軽にお声がけください。
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ヘルシンキ 生活の練習
¥924
著:朴 沙羅 出版社:筑摩書房 発売:2024年7月 判型:文庫判・320頁 フィンランドの子育てに、目からうろこ。 「母親は人間でいられるし、人間であるべきです」 二人の子どもと海を渡った社会学者による現地レポート。 「考え方が変わる」と大反響。待望の文庫化! 解説 坂上香 装丁・装画 寄藤文平+垣内晴(文平銀座) <目次> はじめに 1 未知の旅へ――ヘルシンキ到着 2 VIP待遇――非常事態宣言下の生活と保育園 コラム1 ヘルシンキ市の公共交通機関と子ども車両 3 畑の真ん中――保育園での教育・その1 4 技術の問題――保育園での教育・その2 5 母親をする――子育て支援と母性 コラム2 社会とクラブと習い事 6 「いい学校」――小学校の入学手続き 7 チャイコフスキーと博物館――日本とフィンランドの戦争認識 コラム3 マイナンバーと国家への信頼 8 ロシア人――移民・移住とフィンランド コラム4 小学校入学 おわりに 注 文庫版あとがき 解説 坂上香 (出版社HPより)
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ZINE『小学一年生』
¥1,100
作・発行:母アパレル 発売:2022年9月 サイズ:文庫本サイズ ページ数:全60ページ イラストレーター 武者小路晶子さんが、Instagramに「母アパレル」名義で息子さんの絵日記を載せておられるのですが、現在10歳の息子くん「マー坊」の小学1年生時代の1年間を記録し、その中からお気に入りの60日をZINEとして発行されました! これから小学1年生になる人たち、かつて小学1年生だった人たち、 みんながワクワクしたり懐かしくなったりしながら楽しめる内容になっています。 ※2023.6 再入荷いたしました
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ZINE『小学二年生』
¥1,100
作・発行:母アパレル 発売:2023年5月 サイズ:文庫本サイズ ページ数:全60ページ <6/29再入荷しました!> イラストレーターの武者小路晶子さんが「母アパレル」名義で描かれた息子さんにまつわる絵日記『小学一年生』。今回、第2弾となる『小学二年生』が完成しました。 現在小学5年生の息子くん「マー坊」の小学2年生時代の1年間を記録し、その中の60日がZINEになっています。 『小学二年生』は、マー坊がマスクをつけるところから始まります。そう、緊急事態宣言や学校休校で生活がガラリと変わってしまった、あの2020年4月からスタートします。 でも決してネガティブな内容ではなく、制限ある生活の中でマー坊が自分の好きなことを楽しみながら過ごす様子や、去年よりちょっぴり大人になった様子に心ほんわかしますよ。 これから小学2年生になる人たち、かつて小学2年生だった人たち、 みんなが楽しめる内容になっています。
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ZINE『小学三年生』
¥1,320
作・発行:母アパレル 発売:2024年5月 サイズ:文庫本サイズ ページ数:全60ページ 別紙「小学三年生新聞」付き <祝・第3弾!> イラストレーターの武者小路晶子さんが「母アパレル」名義で描かれた息子さんにまつわる絵日記『小学一年生』。この度、第3弾となる『小学三年生』が届きました。 現在小学6年生となる「マー坊」の小学3年生時代(2021.4-2022.3)の1年間の中の60日間が絵日記になっています。 小学2年生の時は、お城や武将が大好きだったマー坊、小学3年生では一体何に夢中になっているでしょう・・!? これから小学3年生になる人たち、かつて小学3年生だった人たち、 そして今まさに小学3年生の子どもたち、 みんなが楽しめる内容になっています。
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【古本】はいくのえほん
¥600
西本鶏介/編・文 清水耕蔵/絵 出版:鈴木出版 発売:2003年6月 状態:古本。カバーに少し擦れや小傷はありますが、本文は良好な状態です。 この絵本では有名で親しみやすい句を選んで紹介しています。第一句は「ゆきとけて むらいっぱいの こどもかな」一茶の句です。目を閉じて、この句の世界を想像してみてください。そして目を開けて絵を見てください。一つの句をさまざまに味わうことができるはずです。子どももおとなも楽しめる一冊。(出版社HPより)
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平熱のまま、この世界に熱狂したい 増補新版
¥924
著:宮崎 智之 出版社:筑摩書房 発売:2024年6月 判型:文庫判・288頁 アルコール依存症、離婚を経て、取り組んだ断酒。自分の弱さを無視して「何者か」になろうとするより、生活を見つめなおし、トルストイとフィッシュマンズなどに打ちのめされながらも、すでにあるものを感じ取るほうが人生を豊かにできると確信する。様々な文学作品を引きながら、日常の風景と感情の機微を鮮やかに言葉にする。新たに3篇を加え増補新版として文庫化。(出版社HPより)
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神谷美恵子 島の診療記録から(STANDARD BOOKS)
¥1,540
著:神谷 美恵子 出版社 : 平凡社 発行日:2017年8月 判型・ページ数:B6変 224ページ ハンセン病患者に寄り添い続けた精神科医・神谷美恵子。瀬戸内の療養施設の経験、使命感、育児、心に残る人々……人間と死に真摯に向き合い、たおやかに生きた人の美しい随想。 (出版社HPより)
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松田道雄 子どものものさし(STANDARD BOOKS)
¥1,540
著:松田 道雄 出版社 : 平凡社 発行日:2021年2月 判型・ページ数:B6変 224ページ ロングセラー『育児の百科』で、現代にもつながる育児思想を普及させた小児科医が、人間らしい社会の実現と生きることの意味を追い求める中で見出した、さまざまな命の姿。 (出版社HPより)
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神戸、書いてどうなるのか
¥968
著:安田 謙一 出版社:筑摩書房 発売:2024年6月 判型:文庫判・288頁 神戸。海と山に挟まれたその街には、食堂、酒場、喫茶店、レコード店、書店、映画館、商店街、銭湯など人々に愛される場所があり、その街についての素晴らしい本や歌があり、著者の大切な思い出がある。108のエッセイで語る、ひとつの街の暮らしと記憶。「私が愛した神戸の多くのものは姿を消したけれど、神戸が面白くなくなったとは言わない」。写真・イラストマップも収録。 解説 tofubeats 装画 坂本慎太郎 <目次> 第一章 食べたり?んだり、神戸 第二章 ぶらぶら歩く、神戸 第三章 神戸を読む、観る、聴く、買う 第四章 神戸の記憶 第五章 神戸育ちのてぃーんずぶるーす 暴力戦士 西東三鬼――単行本版あとがきにかえて 神戸、そして――文庫版あとがきにかえて 解説 「神戸、書いてどうなるのか」について書いてどうなるのか tofubeats
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ここに素敵なものがある
¥2,200
著:リチャード・ブローティガン 翻訳:中上哲夫 出版:百万年書房 発売:2023年1月 判型・頁数:四六変形判・112ページ かなしくてさびしくて優しい人に。 『アメリカの鱒釣り』『西瓜糖の日々』などで知られるリチャード・ブローティガンの新訳詩集です。 <目次> 葉書と自伝 愛から セクション3から 多士済々、愛すべき人々 詩五篇から モンタナ、一九七三年から 追伸
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【訳アリ】父の時代・私の時代 ─わがエディトリアル・デザイン史
¥941
10%OFF
10%OFF
著:堀内 誠一 発行:筑摩書房 発行年月:2023年5月 判型:文庫判 ・ 304頁 状態:人の手に渡っていない新本ですが、本の下部に黒い汚れがあるため、お値引きして販売しています。 「anan」「BRUTUS」「POPEYE」日本の出版文化の一時代を築いた雑誌を生み出したアートディレクターであり、数々の名作絵本の作者としても知られる堀内誠一。 エディトリアルデザインの先駆者であり、天才と呼ばれた著者が、戦前から1980年代までの雑誌と絵本作りの現場を生き生きと語る唯一の自伝が初の文庫化。各方面で活躍したクリエイターたちとの交遊録も必見。 <目次> 父の時代(多田北烏の回想 本所向島一丁目 「治ちゃんはスゴかったんだぞ…」 ほか) 私の時代(「僕はチブスだ、ウンコが赤い」 「ポパイのアリババ退治」 「少年期」―戦争後期 ほか) その後―単行本未収録エッセー&インタビュー(図案家なりし父の時代 エディトリアル・デザインは編集の領域に首をつっこんじゃう 海からやってきた少女または沖の小娘 ほか)
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失われた創造力へ ブルーノ・ムナーリ、アキッレ・カスティリオーニ、エンツォ・マーリの言葉
¥3,300
著:多木陽介 出版:どく社 発売:2024年5月 判型・頁数:四六変形判・112ページ・上製 「好奇心がないようなら、おやめなさい」 ーアキッレ・カスティリオーニ 「知識とは、生の現実に基づいているものなんだ」 ーエンツォ・マーリ 「聞いたことは忘れる、みたものは覚えている、やったことは理解できる」 ーブルーノ・ムナーリ つくる・育む、すべての人へ。 アキッレ・カスティリオーニの思想を日本に紹介した ローマ在住の批評家・多木陽介が、デザイン界の巨匠の言葉に、 これからの創造力を導く思想を探る。 完全新訳。
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【古本】記憶の肖像
¥1,000
著:中井久夫 発行:みすず書房 発行年:1992年12月(第2刷) 状態:古本。小口にシミあり。カバーにやや経年感あり。大きなダメージはありません。 どうも童話とエッセイは書けないようだ——それが私の長い間の固定観念であった。緊張の持続のはてに能力以上のものを無理強いにしぼり出してきた人間には、たしかにこの二つは書けないだろう。いつかエッセイ集をといわれていたが、実現するかどうか半信半疑であった。(「あとがき」より) 一精神科医として、日々患者の治療に携わってきた著者は、折りにふれて、みずからの思いを文章に書きつけてきた。自分の棲む街・神戸のこと、人との出会いと別れ、訪れた土地や自然、子ども時代の思い出、それに医療や教育、社会問題等々。 その一文一文には、昭和一ケタの最後の世代に生まれ、時代の絶望と希望を体現してきた著者のやさしさと強さがある。精神科治療の現場の緊張感の持続とそこからの解放感が、非凡な文学的才能とみごとに融けあっている。 (出版社HPより)
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【古本】でんでんむしのかなしみ
¥700
作:新美南吉 絵:かみやしん 出版社:大日本図書 出版:2010年2月(第28刷) 対象:中学生ぐらい~ 状態:古本。カバーに多少擦れや小傷があります。 ◎収録作品◎ 〈詩〉一年生詩集の序 でんでんむしのかなしみ 里の春、山の春 木の祭り でんでんむし ======================= あらすじ(「でんでんむしのかなしみ」) ある日のこと、でんでんむしは気づきます。 「わたしは いままで、うっかりして いたけれど、 わたしの せなかの からの なかには、かなしみが いっぱい つまって いるではないか。」 そして周りのでんでんむしたちに話を聞きにいき、最終的に、 「かなしみは、だれでも もって いるのだ。わたしばかりではないのだ。わたしは、わたしの かなしみを、こらえて いかなきゃ ならない。」と気づきます。 とても美しく強さも湛えたお話なので、ぜひ多くの方に読んでいただきたいです。
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【サイン本】君はそれを認めたくないんだろう
¥1,980
著: 山下賢二 出版:トゥーヴァージンズ 発売:2024年1月 判型・頁数:四六判・224ページ ホホホ座山下さんによる最新作。 現在と過去の記憶の狭間、そして織り交ぜられる詩に、なんだかふわふわとした気持ちになってきます。しかし、「ほっこりという盲目」など、日常でなんとなく流されてしまいがちな、もやもやをしっかり文章化してくれていて心地よいなと思いました。 そして「読書の元年」の項を読んで、私も読書行為の楽しさを草の根運動的に広げるぞ~と心に誓ったのでした。 <版元HPより> 2004年に京都市左京区に車が飛び出た外観の「ガケ書房」を開き、2015年に「ホホホ座」へと改名・移転。その名物店主・山下賢二が本屋創業20年の節目におくる、散文ときどき詩。筆談とジェスチャーで過ごした小学生時代、夢を削るように生きていた二十代、ほっこりという盲目に違和感を溶かす今。誰もが発信者になり受け手にもなる「承認欲求の時代」に、たしかな言葉、信じられるものは一体どこにあるのだろう。近年に発表された単行本未収録のさまざまな散文(エッセイ)と詩を書き下ろしも含めて収録。人間と世の中を、過去と現在を、山下賢二ならではの視点で言葉に刻んだ。 特別冊子「山下賢二のこと」付き(紙の書籍のみ) 寄稿:松本隆、堀部篤史、廣田瑞佳、山下睦乃 本当に説得力のある言葉はやっぱりSNSにはないのではないか。それはもう書き言葉ではなく、対面で人間がとっさに吐いた生身の言葉にこそ真実があるのではないか。その人自身の生き方や基本的な考え方が「出てしまった」言葉。生身の言葉は、書き直しなしの言葉だ。言い換えればそれは、その人のデフォルトの「生活態度」と言えるかもしれない。(本文より) <目次> 朝が過去形でやってくる 帰る場所がないということ/若い凧/入ってる君/行けばわかるし/これは反省文ではない/先輩たちの足どり/この詩は谷川俊太郎が書きました/横柄な横着/爆発後のルール/ほっこりという盲目/いつかのいつもの朝 むかしの一日から「1993年11月23日(水)」/見てただけ/夢を削っていく/泣いているきみを見たい/ここではないどこかはもうない/自炊行為/今日/やましたくんはしゃべらない・詳細編/かめとやました/だれでもなんでそんなん/夏が本当に好きな理由判明/そのお金/記録に残っていないけど記憶に残っている音楽イベント/記録に残っていないけど記憶に残っているダウンタウン/真面目 不真面目 生真面目 読書の元年/本屋のおやじが楽しいなんて誰が言った/ト書き/好きだから会えない人/透明な垢/思い出話は再発見のためにある/文化系男子の結び目/そこにいたのはかぞく/作家の居心地/食卓の照度/たしかに僕はあの人を見たんだ/すべての病人/見れない風景を見た人/オープンカーは全員で無視しよう/また取次が生まれる/つまる/つまらない ガケ書房のあった場所/京都の公共交通機関オンチ/肩までつかる町/ちょっと前の京都本をふりかえってみる/だいなしの詩/わたしたちのある日の配役/忘れちまった楽しみに/年上の出来事、年下の文化/未熟者たちの時間/あなたはどうやってここまできた/あのひとは一度もこっちを見なかった/これは他人ごと、あれは自分ごと/ちいさな基点 リーダーは等身大/細胞を説得/説得力と有名が君は欲しいか/悪く言う/忘れる人間/信じるしかないもの/おおみそか はじめてのあとがき 話したい話
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【古本】うまやのそばのなたね
¥700
作:新美南吉 絵:かみやしん 出版社:にっけん教育出版社 出版:2001年12月 対象年齢:小学校低学年ぐらいから 状態:古本。カバーに擦れや傷があります。また、裏表紙見返しページにシールを剥がしたような小さな傷みがあります。 なのはなたちが初めて見た世界は、光と、あたたかさにあふれていました。 新見南吉の、もぎたてのくだもののようにみずみずしい、幼年童話絵本です。
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沼の夢
¥1,980
著:工藤吉生 発行:左右社 発売:2024年1月 判型・ページ数:四六判変形・184頁 第一歌集『世界で一番すばらしい俺』でデビューを果たした著者、待望の第二歌集。 どうしようもない日常をユーモアに変えた「オレ」の歌たち。よい感じです! 〈収録短歌より、気になる4首〉 スランプと言われてすぐに思い出す「魔女の宅急便」のホウキを 子供らの踊るテレビの棒立ちのひとりとオレの目が合っている 明日こそ休みだからと飛び上がりあさって仕事だからと着地 生きている人が一番こわいねと言うとしずまり話題は変わる
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今日の人生3 いつもの場所で
¥1,760
著:益田ミリ 発行:ミシマ社 発売:2024年4月 判型・ページ数:四六判・240頁 人生には、何もしなくて いい時がある。 ぼんやりしないほうが もったいない。 私たちが日々生きていることの証しが詰まった、宝箱のような一冊。 ◎盛岡旅2022 冬、小説「念のため」、楽しい仕掛けもあり! 「みんなのミシマガジン」の連載「今日の人生」より、2020年10月から2024年1月までの「今日」を収録。 毎日手元に置いて、パッと開いたページを読むのも楽しいですよ。 個人的に、「ぐりとぐら」の見返しの話がすごく好きです。
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さみしい夜にはペンを持て
¥1,650
著:古賀 史健 絵:ならの 出版社:ポプラ社 発売:2023年7月 判型・頁数:四六判・291頁 対象年齢:小学6年生~大人まで SNSで常時だれかとつながっている時代。 だからこそ、積極的に「ひとり」の時間をつくろう。 うみのなか中学校に通うタコジローは、 学校にも居場所がなく、自分のことが大嫌い。 ある日、不思議なヤドカリおじさんと出会ったタコジローは その日から、どんどん変わっていく… ・考えるとは「答え」を出そうとすること ・その作文、嘘が混じってない? ・みんなと一緒にいると、自分ではいられなくなる ・考えないのって、そんなに悪いこと? 『嫌われる勇気』古賀史健による、13歳から読める「自分との人間関係」を構築できる本。一生自分の頭で考え続けたい人へ。 ※保護用のグラシン紙を巻いてお送りします。
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自分の人生に出会うために必要ないくつかのこと
¥1,760
著:若松 英輔 画:西 淑 出版社:亜紀書房 発売:2024年4月 判型・頁数:四六判・184頁+カラー口絵12頁 「名著には、生きるため・仕事をするための知恵が詰まっている。」 日経新聞で話題の連載「言葉のちから」が書籍化されました。 あなたを支えてくれる言葉が見つかりますように。 【目次】 この本の用い方──はじめに 1 言葉の重みを感じとる──神谷美恵子『生きがいについて』 2 事実と真実を感じわける──遠藤周作『イエスの生涯』『深い河』 3 沈黙の世界、沈黙のちから──武者小路実篤「沈黙の世界」 4 世界と向き合うための三つのおきて──柳宗悦「茶道を想う」とノヴァーリス「花粉」 5 叡知を宿した人々──ユングとメーテルリンク 6 語られざるおもい──司馬遼太郎と太宰治 7 美とは己に出会う扉である──岡本太郎のピカソ論 8 書くとは時に止まれと呼びかけることである──夏目漱石と鷲巣繁男 9 心だけでなく、情[こころ]を生きる──ピカート『沈黙の世界』 10 人生のモチーフ──小林秀雄『近代絵画』 11 書くとはおもいを手放すことである──高村光太郎と内村鑑三 12 人生はその人の前にだけ開かれた一すじの道である──アラン『幸福論』 13 経験とは自己に出会い直すことである──ヴェーユ『重力と恩寵』 14 ほんとうの私であるための根本原理──志村ふくみ『一色一生』 15 思考の力から思索のちからへ──ショーペンハウアーの読書論 16 観るとは観えつつあることである──今西錦司の自然観 17 本質を問う生き方──辰巳芳子さんとの対話と『二宮翁夜話』 18 ことばは発せられた場所に届く──河合隼雄と貝塚茂樹 19 賢者のあやまり──湯川秀樹『天才の世界』 20 三つの「しるし」を感じとる──吉田兼好『徒然草』 21 力の世界から、ちからの世界へ──吉本隆明『詩とはなにか』 22 書くことによって人は己れに出会う──ヴァレリーの『文学論』 23 念いを深める──ティク・ナット・ハン『沈黙』 24 運命に出会うために考えを「白く」する──高田博厚とロマン・ロラン 25 着手するという最大の困難──カール・ヒルティ『幸福論』 26 語り得ないこと──リルケ『若き詩人への手紙』 27 沈黙の意味──師・井上洋治と良寛 あとがき ブックリスト ※保護用のグラシン紙を巻いてお送りします。
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長い読書
¥2,530
著:島田潤一郎 出版社:みすず書房 発売:2024年4月 判型・頁数:四六判・256頁 「本を読みなさい。 ぼくのまわりに、そんなことをいう人はいなかった。」 小説を読みはじめた子ども時代、音楽に夢中でうまく本が読めなかった青年期から、本を作り、仕事と子育てのあいまに毎日の読書を続ける現在まで。 吉祥寺のひとり出版社「夏葉社」を創業し、文学をこよなく愛する著者が、これまで本と過ごした生活と、いくつかの忘れがたい瞬間について考え、描いた37篇のエッセイ。 本に対する憧れと、こころの疲れ。ようやく薄い文庫本が読めた喜び。小説家から学んだ、長篇を読むコツ。やるせない感情を励ました文体の力。仕事仲間の愛読書に感じた、こころの震え。子育て中に幾度も開いた、大切な本…。 本について語る、あるいは論じるだけではなく、読むひとの時間に寄り添い、振り返ってともに考える、無二の散文集。 「ぼくは学校の帰りや仕事の帰り、本屋や図書館で本を眺め、実際に本を買い、本を読んだあとの自分を想像することで、未来にたいするぼんやりとした広がりを得た。」 (出版社HPより)
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理由のない場所
¥1,100
著:イーユン リー 訳:篠森 ゆりこ 出版社:河出書房新社 発売:2024年5月 判型:文庫判・272頁 母親の「私」と自殺してまもない16歳の息子との対話で進められる物語。著者の実体験をもとに書かれた衝撃作。生前と同じような調子で、生と死の境界線を超えて会話がなされ、母親の底なしの悲しみが伝わり強く心を打つ。刊行当初より大きな反響を呼び、PEN/ジーン・スタイン賞を受賞。魂をゆさぶられる他に類をみない秀逸な作品。
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百年と一日
¥792
著:柴崎 友香 出版社:筑摩書房 発売:2024年月 判型:文庫判・240頁 学校、家、映画館、喫茶店、地下街の噴水広場、島、空港…さまざまな場所で、人と人は人生のひとコマを共有し、別れ、別々の時間を生きる。屋上にある部屋ばかり探して住む男、戦争が起こり逃げて来た女と迎えた女、周囲の開発がつづいても残り続ける「未来軒」というラーメン屋…この星にあった、誰も知らない34の物語。1篇を増補し、待望の文庫化。 解説 深緑野分
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死のやわらかい
¥1,650
著:鳥さんの瞼 出版社:点滅社 発売:2024年5月 判型・頁数:四六変形・角背・上製・本文96頁 「死」を見つめ続けることから生まれた短歌たち。 待望の第一歌集です。 【栞】 林あまり『若草の香り』 岡本真帆『「むりよ」が連れてきた明るさ』 東直子『命に旗を立てる』 <収録歌より五首> 命には別状のないさみしさで一人暮らしの四年を終える 出身の話が二人で盛り上がりわたしは乾いたエビを見ている 手品師のかばんに暮らす白鳩の幻想的な就業規則 ワークライフバランスと口にする時に序盤で通るクライの部分 足が速く生まれなかった俺だから ここでゆっくりアンカーになる ++++++++++++++++++++++++++++++++ 死やさみしさだけでなく、どこかユーモアも感じられる歌も多いです。 装丁も大変美しいです。 ※グラシン紙を巻いてお送りします。