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【本について】
オンラインストアに載せている古本は店頭には並べていないものが多数です。店舗でご購入いただく際は、お気軽にお声がけください。
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ナチュラルボーンチキン
¥1,760
著:金原ひとみ 発行:河出書房新社 初版:2024年10月 判型:四六判・216貢 新しい世界を見せてくれ――。ルーティンを愛する45歳事務職×ホスクラ通いの20代パリピ編集者。同じ職場の真逆のタイプの女から導かれて出会ったのは、忘れかけていた本当の私。 「この物語は、中年版『君たちはどう生きるか』です。」――金原ひとみ 仕事と動画とご飯というルーティン。 それが私で、私の生活だ。自分には何もない。(本文より) 毎日同じ時間に出勤退勤し、同じようなご飯とサブスク動画を詰め込む「ルーティン人生」を送る、45歳一人暮らしの「兼松書房」労務課勤務・浜野文乃(はまのあやの)。ある日、上司の指示で、「捻挫で三週間の在宅勤務」を続ける編集者・平木直理(ひらきなおり)の自宅へ行くと、そこにはホストクラブの高額レシートの束や、シャンパングラスと生ハム、そして仕事用のiPadが転がっていて――。
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目をあけてごらん、離陸するから
¥1,650
著:大崎清夏 発行:リトルモア 初版:2022年11月 判型:四六判変形 並製・216貢 あなたの言葉よ、どうか無事で──。 会社を辞め、身ひとつで詩を書いて生きることにした。 地球のあちこちで、言葉に翻弄されて立ち尽くし、言葉に勇気づけられて歩き出す。 中原中也賞受賞の詩人が、小説とエッセイで描く“魂の解放”。 一日の終わり、テラス席で深呼吸をして書きはじめる。/映画祭で来日した大スターの、通訳のあの子の涙。/元同僚の本棚に『フラニーとズーイ』を見つけたら。/海外の詩祭に参加し、エネルギッシュな詩人たちに刺激を受ける。/友人のダンサーに「一緒にメコン川を眺めよう」と囁かれ、ラオスのフェスティバルへ。/象形文字の故郷を見てみたくなって広州へ。/ベルリンで恋した古書店で詩の朗読会をしたいと申し出る。/旅先ですっかり山の虜になる……。 あちこちで出会いに胸を熱くした瞬間を書く。書くことであたりまえの自分でありつづける。 詩的な小説と散文、旅のエッセイを編みこんだ、大崎清夏の親密で、自由で、喚起力ゆたかな言葉と物語に親しむ一冊。
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眠れない夜のために
¥1,760
著:千早 茜 絵:西 淑 発行:平凡社 初版:2024年11月 判型:四六判・120ページ 直木賞作家・千早茜が紡ぐ、10の夜の物語。 人気イラストレーター・西淑による美しい挿絵とともに味わう、「眠れない夜」をテーマにした短編集。 「眠らなくてはと、まぶたを閉じる。けれど、目の奥にすこんとした空洞がある」。家族が寝静まった深夜、ひとり台所に佇む時間──第一夜「空洞」 「夜にあるのは、見えない恐ろしさではなく、見ようとしてしまう恐ろしさ」。美しい刺繡を生業とする「わたし」の暮らす土地に、ある日旅人が訪れて──第八夜「繡(うつく)しい夜」 「夜の底の黄金よ、君の寝顔は本当に変わらないから、こんな静かな晩は永遠に続く夜に閉じ込められてしまったような心持ちになるのだ」。眠り続ける「君」の呼吸に、傍らで耳をすます──第九夜「寝息」 ……ほか、夜の世界へと誘う10篇を所収。 (出版社HPより)
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【古本】羊男のクリスマス
¥1,000
文:村上春樹 絵:佐々木マキ 出版社:講談社 初版:1985年11月 状態:古本。多少経年感はありますが、大きな傷みはありません。オリジナルポストカード付き。 『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』『羊をめぐる冒険』で絶妙のコンビを組んだ村上春樹と佐々木マキの、5年越しの夢が実現された、念願の書下し絵本。なつかしい羊博士や羊男、双子の女の子も再登場! 村上春樹の独特の世界と、佐々木マキの魅力の世界が交錯し織りなす美しいファンタジックな空間は、心暖かいクリスマスをお約束します。 あなたのために、そしてあなたの1番大切な人のために。 (出版社HPより)
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【新本・訳あり】ヒナギクのお茶の場合/海に落とした名前
¥1,782
10%OFF
10%OFF
著: 多和田 葉子 出版:講談社文芸文庫 発売:2020年8月 判型・頁数:A6・368ページ ※新刊本ですが、本文ページに折れがあるため、訳ありとして販売しています。 「女には無理」と断られた照明係の仕事を、重いコードを毎日百回引きずって獲得したパンクな舞台美術家と作家の交流を描く「ヒナギクのお茶の場合」(泉鏡花文学賞)、 飛行機事故に遭い名前も記憶も失った「わたし」が、ポケットに残るレシートの束を手掛かりに自分を探す「海に落とした名前」、 男性三人の遠距離恋愛のずれを描く「時差」など、 言葉とユーモアで境を超える全米図書賞作家の傑作9篇。
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夏みかんの午後
¥2,200
著・写真・挿画:永井宏 出版:信陽堂 発売:2023年10月 判型・頁数:B6変・176ページ 美術作家であり、エッセイや詩を数多く残した永井宏さんは、数編の愛すべき小説も残していました。本書は、2001年に出版された作品の復刊となります。 この物語の主人公は、何かが始まる予感を胸に、東京を離れ海辺の町、葉山で暮らしはじめたばかりのフードスタイリスト、志田エリ31歳。大都市と郊外、何かに追いかけられるような時間と、手を動かし、ものを作るささやかな生活。 海辺に暮らす人々との出会いから、自分にとって必要なものと必要でないものを見出し、新しい時間を生きはじめた女性の姿を描く短編小説です。 表題作のほか、「砂浜とボート」が収録されています。 巻末には永井さんのワークショップに参加していた小栗誠史さんのエッセイを収録。 目次 夏みかんの午後 1 海辺はいつもいい天気 2 波の上の散歩 3 イルカのキス 4 海辺のフォークロア 5 ハードハウス 6 バック・イン・タウン 7 夏の宿題 8 夢の庭 9 ニュー・ムーン 砂浜とボート 永井さんは文化の入口 小栗誠史
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい
¥748
著:大前 粟生 出版社:河出書房新社 発売:2023年1月 判型:文庫判・200頁 恋愛を楽しめないの、僕だけ?大学生の七森は、“男らしさ”“女らしさ”のノリが苦手。 入学してすぐ仲良くなった麦戸ちゃんと、ぬいぐるみサークルを見学に行くと―。 鈍感でいられない人間たち、ぬいぐるみとのコミュニケーションが、痛みややさしさの意味を問い直していく。切なくも熱い共感を呼んだ表題作に、短編三作を加えた不世出の傑作小説集。 解説:児玉雨子
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【古本】でんでんむしのかなしみ
¥700
作:新美南吉 絵:かみやしん 出版社:大日本図書 出版:2010年2月(第28刷) 対象:中学生ぐらい~ 状態:古本。カバーに多少擦れや小傷があります。 ◎収録作品◎ 〈詩〉一年生詩集の序 でんでんむしのかなしみ 里の春、山の春 木の祭り でんでんむし ======================= あらすじ(「でんでんむしのかなしみ」) ある日のこと、でんでんむしは気づきます。 「わたしは いままで、うっかりして いたけれど、 わたしの せなかの からの なかには、かなしみが いっぱい つまって いるではないか。」 そして周りのでんでんむしたちに話を聞きにいき、最終的に、 「かなしみは、だれでも もって いるのだ。わたしばかりではないのだ。わたしは、わたしの かなしみを、こらえて いかなきゃ ならない。」と気づきます。 とても美しく強さも湛えたお話なので、ぜひ多くの方に読んでいただきたいです。
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【古本】うまやのそばのなたね
¥700
作:新美南吉 絵:かみやしん 出版社:にっけん教育出版社 出版:2001年12月 対象年齢:小学校低学年ぐらいから 状態:古本。カバーに擦れや傷があります。また、裏表紙見返しページにシールを剥がしたような小さな傷みがあります。 なのはなたちが初めて見た世界は、光と、あたたかさにあふれていました。 新見南吉の、もぎたてのくだもののようにみずみずしい、幼年童話絵本です。
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百年と一日
¥792
著:柴崎 友香 出版社:筑摩書房 発売:2024年月 判型:文庫判・240頁 学校、家、映画館、喫茶店、地下街の噴水広場、島、空港…さまざまな場所で、人と人は人生のひとコマを共有し、別れ、別々の時間を生きる。屋上にある部屋ばかり探して住む男、戦争が起こり逃げて来た女と迎えた女、周囲の開発がつづいても残り続ける「未来軒」というラーメン屋…この星にあった、誰も知らない34の物語。1篇を増補し、待望の文庫化。 解説 深緑野分
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埃だらけのすももを売ればよい ロシア銀の時代の女性詩人たち
¥2,200
著:高柳聡子 出版社:書肆侃々房 発売:2024年2月 判型・頁数: 四六判・上製・184ページ 「詩集とはある世界観の具現であった」 ロシア文学におとずれた興隆期「銀の時代」(1890~1920年代)。ペテルブルクの古書店で偶然見つけた詩集を手がかりに、100年前の忘れられた15人の女性詩人たちのことばを拾い上げる。 【目次】 まえがき 1 遠い異国を見つめて アデリーナ・アダーリス 2 もっとも忘れられた詩人 マリア・モラフスカヤ 3 戦争と詩を書くこと アンナ・アフマートワ 4 詩は私の祈りである ジナイーダ・ギッピウス 5 二つの魂を生きて チェルビナ・デ・ガブリアック 6 私の身体は私のもの マリア・シカプスカヤ 7 誰も見ぬ涙を詩にして リュボーフィ・コプィローワ 8 風そよぐ音にも世界は宿り エレーナ・グロー 9 「女の言語」を創出せよ ナデージュダ・ブロムレイ 10 昼の太陽と幸福と、そして夜の闇と テフィ 11 すべての詩は啓示となる アデライーダ・ゲルツィク 12 わが歌は私が死んでも朝焼けに響く ガリーナ・ガーリナ 13 テクストの彼岸にいる私 リジヤ・ジノヴィエワ=アンニバル 14 ロシアのサッフォーと呼ばれて ソフィア・パルノーク 15 私は最期のときも詩人である マリーナ・ツヴェターエワ 「銀の時代」主要人物 参考文献 あとがき
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【古本】デューク
¥1,200
SOLD OUT
文:江國香織 画:山本容子 出版社:講談社 出版年月:2000年11月 状態:古本。表紙カバーにやや傷み、傷があります。本文はおおむね良好な状態です。 クリスマスソングが流れる街で起きた奇跡。 愛する犬・デュークが死んでしまった。悲しくて涙が止まらない私の目の前に現れた少年。 晴れた冬の1日を彼と過ごした私が受け取ったメッセージは……。 『つめたいよるに』所収の「デューク」を底本としています。 ※グラシン紙を巻いてお送りします。
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新しい天体
¥990
SOLD OUT
著:開高 健 出版社:筑摩書房 発売:2024年5月 判型:文庫判・352頁 時は1970年代・昭和の頃、"相対的景気調査官"なる珍奇な役職に就かされた一人の男が官庁にいた。彼の任務は全国各地津々浦々の名物グルメを食って食って食いまくり、大衆の食が景気にもたらす影響等々を報告すること……。「新しい御馳走の発見は人類の幸福にとって天体の発見以上のものである」絶品・珍品勢ぞろい、疾風怒濤の美味探求。究極の食レポ紀行小説! 解説 福澤徹三
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【古本】早稲田文学増刊 女性号
¥1,800
SOLD OUT
責任編集=川上未映子 発行:筑摩書房 状態:古本。表紙に小傷あり。角にやや折れあり。本文中は良好な状態ですが、表紙をめくってすぐのページにわずかな汚れがあります。 責任編集=川上未映子。 「女性」と「書く」ことの関係性をテーマに、古今東西82名が参加 エドナ・セント・ヴィンセント・ミレー 小澤英実=訳 石垣りん ルシア・ベルリン「掃除婦のための手引き書」岸本佐知子=訳・解説 多和田葉子「空っぽの瓶」松永美穂=訳 津村記久子「誕生日の一日」 佐藤文香「神戸市西区学園東町」 イーユン・リー「かくまわれた女」篠森ゆりこ=訳 小山田浩子「蟹」 井上佐由紀 伊藤比呂美「夏のおわり。秋のはじめ。」 他
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いなくなくならなくならないで
¥1,760
著:向坂くじら 出版社:河出書房新社 発売:2024年7月 判型・頁数:単行本四六版 ・ 168ページ 死んだはずの親友・朝日からかかってきた一本の電話。時子はずっと会いたかった彼女からの連絡に喜ぶが、「住所ない」と話す朝日が家に住み着き――。 デビュー作にして第171回芥川賞候補作。
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江國香織童話集
¥1,760
SOLD OUT
著:江國香織 絵:柳生まち子 発行:理論社 初版:2018年2月 判型:B6・320頁 作家江國香織のデビュー作『つめたいよるに』に収められた名作「桃子」「鬼ばばあ」「草之丞の話」はじめ20代に次々発表した短編童話30余を網羅した作品集。 生きていく困難さは子どもも大人も変わらない。ピュアな視点で世界をまっすぐ見つめる子らの生きざまを美しい言葉で綴る。「モンテロッソのピンクの壁」「あかるい箱」などの絵本に書き下ろされた作品も文章のみで。唯一21世紀に入ってからの作品「おさんぽ」も併録。