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【本について】
オンラインストアに載せている古本は店頭には並べていないものが多数です。店舗でご購入いただく際は、お気軽にお声がけください。
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傷つきやすさと傷つけやすさ ケアと生きるスペースをめぐってある男性研究者が考えたこと/村上 靖彦
¥1,650
著:村上 靖彦 出版社:KADOKAWA 判型・ページ数:四六変形判・240頁 ケアを管理と競争から解放し、「生きるスペース」を見出すにはどうしたらよいのか。 ある男性研究者が、自らを振り返り自身の「傷つけやすさ」に向き合って書いた、 『ケアとは何か 看護・福祉で大事なこと』(中公新書)の続編のような立ち位置にある1冊。 「私たちは傷つきやすい存在であると同時に、人を傷つける存在でもあり、 ケアをする存在でもあると同時につねにケアを受け取る存在でもある。」 「今までの僕は卓越した支援者から学んだケアを描くことが多かった。本書では僕自身の傷つけやすさ、そしてケアにおけるネガティブな場面も考慮したうえで、ケアし合う社会と生きやすい空間を考えていきたい。」 「目の前の人がどのような世界構造のなかに置かれているのか理解することは非常に難しい。 僕が自明とする世界の枠組みからその人は排除されているがゆえに、その人に説明してもらうしかない。 説明してもらってもわからないかもしれない。 ところがそもそも説明してもらうこと自体がその人を傷つける。」 ●人間は相互に依存し合うと同時に、傷つけあってしまう ●なぜケアは家庭と施設に閉じ込められたのか ●自分の小さな願いごとから始める 【目次】 はじめに 傷つきやすさと傷つけやすさ 序章 第1章 家族ケアに忍び込む暴力 第2章 プロのケアのなかのネガティブな出来事 第3章 ケアを管理から解放する 第4章 孤立と〈かすかなS O S へのアンテナ〉 第5章 生きのびるためのミクロな実践 おわりに 二つの対話、いくつもの対話
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「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。
¥924
著:小川たまか 出版社:筑摩書房 発売:2025年3月 判型:文庫判・256頁 社会から隠されてきた小さな声を丹念に取材し続ける著者が、わたしたちに降りかかる「らしさ」の呪いを断ち切り、生きづらさを理解するための新たな補助線を書き加えていく。性暴力被害やハラスメント、痴漢犯罪、#MeToo、2017年と2023年に行われた性犯罪刑法改正──。この不合理な世界で闘うあなたを決してひとりにしない、レジスタンス・エッセイ。新章「自由のほうへ行くために」を増補。
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死体と話す NY死体調査官が見た5000の死
¥2,640
著:バーバラ・ブッチャー 訳:福井 久美子 出版社:河出書房新社 発売:2024年8月 判型:四六判変形・320頁 自殺、孤独死、シリアルキラー、そして9・11。アルコール依存症と鬱病を乗り越え、死体捜査官となった著者が、あらゆる死と向き合った22年間。
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冬の植物観察日記
¥2,530
著:鈴木純 発行:雷鳥社 初版:2023年10月 判型:四六判変形 2022年10月から2023年3月までの植物観察家の日記。 新しい土地で迎える、はじめての冬のこと。 本書は秋から冬、そして春を迎えるまでの6か月間の記録です。 東京から山梨へ移住した植物観察家の鈴木純さん。街より野山が近くなったけれど、観察家としての日々は変わりません。生活の中で出会った身近な植物を、遠くから眺めたり、ぐっと自分に引き寄せたり。そんな風にしていつも観察しているのは、植物の「わかっていないこと」、まだ形のない「なにか」。 山梨で迎えた厳しい冬と、そこにある形のない春。春は、どこからやってくるのだろう。 「いま」を書きとめた貴重な記録です。
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ファンキー中国 出会いから紡がれること
¥2,530
編・著:井口淳子 山本 佳奈子 著:広岡 今日子 長嶺 亮子 無常くん 宮里 千里 二村 淳子 大友 良英 多田 麻美 中山 大樹 OKI 濱田 麻矢 武田 雅哉 画:佐々木 優 発行:灯光社 初版:2025年2月 判型:A5変形判 音楽、クラフトビール、TikTok、豆腐屋、祭祀、ロックフェスに伝統劇―― 多彩な書き手が一堂に会し、それぞれの視点と切り口で描く、ファンキーな中国体験記! 音楽家や収集家、映画祭主催者、祭祀採音者、研究者など13人が集まり、自身の体験した「中国」をそれぞれが思う存分に綴ったエッセイ集を刊行。 80年代の「魔都」上海と食の記憶、中国の村に出現したド派手なステージでのライブ、TikTok で見つけた瀋陽公園で溌溂と踊る人々。70年代の文革期から現代中国という時代をまたにかけ、北京の胡同(フートン)から雲南省、 果てはフランスや台湾、モンゴルにまでエッセイの舞台が広がっていく。 <目次> ◆中国の〝ないないづくしの音楽〟 山本佳奈子 ◆上海一九八七 広岡今日子 ◆伝統は、生のものですから。 長嶺亮子 ◆「おじさん動画」と自由の風 無常くん ◆尖閣列島わったーむん 宮里千里 ◆自由・平等・豆腐:豆腐伝道師・李石曾をめぐって 二村淳子 ◆インタビュー 中国~アジア、地べたの音楽家どうしの交流 大友良英 ◆北京現代アートをめぐる回想:芸術区の変遷を中心に 多田麻美 ◆中国独立電影を振り返る 中山大樹 ◆滲む国境 OKI ◆北京精釀啤酒(クラフトビール)攻略記二〇一五 濱田麻矢 ◆康定人民飯店61号室:のんしゃらんチベット放浪記 武田雅哉 ◆かくも長き中国駐在 井口淳子
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働くことの人類学【活字版】 仕事と自由をめぐる8つの対話
¥2,200
編:松村圭一郎 コクヨ野外学習センター 発行:黒鳥社 初版:202年6月 判型:B5変形判 文化人類学者が、それぞれのフィールドで体験した 知られざる場所の知られざる人びとの「働き方」。 それは、わたしたちが知っている「働き方」となんて違っているのだろう。 逆に、わたしたちはなんて不自由な「働き方」をしているのだろう。 狩猟採集民、牧畜民、貝の貨幣を使う人びと、 アフリカの貿易商、世界を流浪する民族、そしてロボット........が教えてくれる、 目からウロコな「仕事」論。 わたしたちの偏狭な〈仕事観・経済観・人生観〉を 鮮やかに裏切り、軽やかに解きほぐす、笑いと勇気の対話集。 ゲスト:柴崎友香/深田淳太郎/丸山淳子/佐川徹/小川さやか/中川理 /久保明教 目次 ◼️巻頭対談 ありえたかもしれない世界について 柴崎友香 + 松村圭一郎 【第1部|働くことの人類学】 貝殻の貨幣〈タブ〉の謎 深田淳太郎 ひとつのことをするやつら 丸山淳子 胃にあるものをすべて 佐川徹 ずる賢さは価値である 小川さやか 逃げろ、自由であるために 中川理 小アジのムニエルとの遭遇 久保明教 【第2部|働くこと・生きること】 2020年11月「働くことの人類学」の特別編として開催されたイベント「働くことの人類学:タウンホールミーティング」。 オンラインで4名の人類学者をつなぎ、参加者xの質問を交えながら「働くこと」の深層へと迫った白熱のトークセッション。デザインシンキングからベーシックインカムまで、いま話題のトピックも満載のユニークな「働き方談義」を完全収録。 深田淳太郎×丸山淳子×小川さやか×中川理 ホスト=松村圭一郎 進行=山下正太郎・若林恵 【論考】 戦後日本の「働く」をつくった25のバズワード 【働くことの図書目録】 仕事と自由をもっと考えるためのブックガイド 松村圭一郎/深田淳太郎/丸山淳子/佐川徹/小川さやか/中川理/久保明教/コクヨ野外学習センター 【あとがき】 これは「発信」ではない 山下正太郎
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会社と社会の読書会
¥1,980
著:畑中 章宏 若林 恵 山下 正太郎 工藤 沙希 編:コクヨ野外学習センター WORKSIGHTワークサイト 発行:黒鳥社 初版:2025年1月 判型:A5判 わたしたちはいつから「社会に出る」ことを「会社に入る」ことだと思うようになったのだろう?現代日本人の生活にあまりにも行き渡り、出世や勤勉さ、あるいは欲望といった日々の考え方にも大きな影響を与えている「会社」とはいったい何なのだろう。 【目次】 はじめに 会社を問う・社会をひらく 山下正太郎 第1回 会社がわからない 会社の民俗学/「会社=社会」だと思っていた/単数形としての「社会」/メンバーシップの“タテ”と“ヨコ”/商人はどこへ消えた 第2回 ふたつの「勤勉」 『論語と算盤』がわからない/資本主義の不気味な「精神」/貯める勤勉・働く勤勉/経営と温情主義/俸禄とへそくり 第3回 家と会社と女と男 女工から始まる/職業婦人・痴漢・ルッキズム/母性保護論争のあらまし/家はそもそも企業体 第4回 立身出世したいか 出世欲ある?/「立身」と武家社会/勉強して官僚になろう/暗記力がすべて/非凡なる凡人 第5回 何のための修養 社歌・社訓・創業者の胸像/松下幸之助の「わからなさ」/ノン・エリートのための「修養」/新興企業に社葬が必要な理由/トイレ掃除とジョブディスクリプション 第6回 サラリーマンの欲望 研究者にも謎、当事者にも謎/サラリーマンの絶望と欲望/転がる紙風船 第7回 会社は誰がために ChatGPTに仕事を奪われる/ブルシット・ジョブがまた増える/仕事における「ケア」/「小商い」に戻る/デジタル・プラットフォームと市場/結局会社は要るのか 【コラム】 会社の補助線 ◉遅刻してはいけない ◉虹・市・起業 ◉速水融の「勤勉革命」 ◉「失敗」や「挫折」を語れ ◉女性とアトツギ ◉経団連と自己啓発 ◉トーテムとしての「暖簾」 ◉社宅住まいの切なさ ◉三菱一号館から始まる ◉「事務」はどこへ行くのか ブックリスト 本書で取り上げた本 246冊
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ないものとされた世代のわたしたち
¥1,980
著:熊代亨 出版社:イースト・プレス 初版: 2024年10月 判型・頁数:四六判 並製 280ページ 就職氷河期世代は、50代に。 あのころの思い描いた未来と今は、どこかちがう。 昭和の地域社会、就職氷河期、オタクの変遷、発達障害の台頭、インターネットへの期待と現実、ほんとうにやってきたポストモダン社会……時代の変化のなかで何を体験し、そして、何を見落としていたのか。1975年生まれの精神科医が、半世紀の記憶と記録をたどるクロニクル。 <目次> はじめに この半世紀であらゆるものが変わった/氷河期世代とは何だったのか/未来は見えにくい/一人の精神科医が見た半世紀の日本/本書の構成 【社会】第1章 途上国の面影のこる地方社会 1975年~ あらゆることがアバウト/ 昭和の大人たち/ 地元共同体はユートピア?/「地元」の不適応者/ 「もうここにいたくない」 【経済】第2章 ないものとされた世代のわたしたち 1980年~ バブル景気なんて本当にあったのか/ 『なんとなく、クリスタル』の予言/「これは何かおかしい」/就活という問題系/一人また一人と力尽きていった/それでも成果主義に熱狂したわたしたち/遅れて発見された氷河期世代/氷河期世代のその後 【オタク】第3章 犯罪者予備軍と呼ばれたオタク 1990年~ オタクとは何であったか/ 「兄貴は自室を他人に見せたがらない」/最先端の消費者としてのオタク、新人類 97 / 「この気持ち悪いオタク!」/「おまいらキター・おれらキター」量産されるオタク オタクとサブカル/マス・マーケットとして発見されたオタク/ 「キモオタ」はどこへいった? 【精神医療】第4章 診断され、支援され、囲われていく人々 2000年~ 「おまえ、何科に進むの?」/ 1999年の精神医療/ 研修医はピーチツリーフィズ依存/廃れていった診断たち/発達障害の台頭 時代が浮かび上がらせた症状/「このまま消えてしまいたい」/わたしとわたしたちの再出発/精神分析からDSMへ/私自身もADHDに当てはまるのではないか/それは社会の優しさか、恐ろしさか/精神医療と時代 【ネット】第5章 インターネットにみた夢と現実 2010年~ デジタルネイティブではないけれど/ 「ファンサイトを見に行こうぜ」/匿名掲示板・テキストサイト、「おれら」の世界 /アンダーグラウンドな空間にあったシェアの夢/いつの間にかビジネスの草刈り場/嫌儲・おぼえていますか/「インターネットが世間になっている!」/こうして世界は「便所の落書き」に囲まれた/あのころの未来にたどりついたけど/わたしたちは愚かなサイボーグになった 【現代思想】第6章 やってきたのは「意識低い」ポストモダンだった 2020年~ ニューアカの登場とオワコンになるまで/「オタクにもインターネットにも当てはまるんじゃないか」/「患者さんの症状はこんなに空間に左右されるのか!」/ 思想家たちの予言は意識が高すぎた/嘘を嘘と見抜けない時代/ほんとうの、大きな物語のおわり/日本の田舎とポストモダン/すべてが寄る辺のない未来に備えて おわりに 主要参考文献 (出版社HPより)
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こんな世界でギリギリ生きています みらいめがね3
¥1,870
文:荻上チキ 絵:ヨシタケシンスケ 出版社:暮しの手帖社 初版: 2024年11月 判型・頁数:四六判・並製・208頁 自身の身のまわりをつぶさに見つめ、遠く離れた異国の人の暮らしにもあたたかなまなざしでフォーカスする。荻上チキさんのエッセイに、ヨシタケシンスケさんがイラストストーリーで呼応する。ふたりそれぞれの「めがね」が、読む人に新たなものの見方を示してくれる新しい形のコラム、『暮しの手帖』の人気連載をまとめた書籍の最新刊です。 「身体から本心」(日々のストレスのこと)から、「布団の中で考える」(新型コロナ罹患)など身近な話から、「戦争と憎しみ」「友人に平和を」(ウクライナ取材)など時事的な話題まで読みごたえ充分です。 [目次] まえがき 耳寄りな話 身体から本心 思い込みにさようなら 生活を味わう 看板効果 もう、しません 自分を実況中継 世界と繫がる 座り心地のいい場所 戦争と憎しみ 戦争と差別 年賀状の思い出 布団の中で考える 友人に平和を あとがき (出版社HPより)
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わたしからはじまるわたしたちを育む働き方ーつながり、編み出す、協同労働の生きる力
¥2,200
著:古村信弘 小野りりあん 斎藤幸平 伊藤亜紗 藤原辰史 広井良典 出版社:コトノネ 初版: 2024年12月 判型・頁数:B6/260P 「働く」の概念を変えていこう 雇われるのでも、一人で事業をするのでもない。 フェアな人間関係の中で仕事をおこして、自分と、 自分の暮らす地域を、豊かにしていく。 そんな「協同労働」という働き方が日本でも少しずつ広がっています。 「協同労働」歴38年の古村伸宏さん(日本労働者協同組合連合会理事長) が、いま注目する5名の研究者・活動家と対談。 「協同労働」を通して、いまの時代やこれからの社会のあり方を探り出します。 ●目次 ・はじめに ・労働者協同組合とは ・小野りりあん+古村伸宏 自分たちで決めて、自分たちのために働く ・斎藤幸平+古村伸宏 まずは、自分の足元から。コモンが広げる「暮らし」革命 ・伊藤亜紗+古村伸宏 マニュアルから離れ「人間になる」 ・藤原辰史+古村伸宏 コミュニティの境目を「はたらき」がつないでいく ・広井良典+古村伸宏 閉じた社会に橋をかけていく ・資料 ワーカーズコープ未来ビジョン2023 ・あとがき (出版社HPより)
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生活者のための総合雑誌 「ちゃぶ台13」特集:三十年後
¥1,980
出版:ミシマ社 発売:2024年10月 判型・ページ数:四六判変形・192ページ 特集:三十年後 大地震、地球沸騰化、食糧危機、生物種激減・・・ こうした事態が確実に起こっている、三十年後。 不安ばかりが先行するが、今、私たちは何をどう考えていけばいいのだろう? ・巻頭漫画 益田ミリ「コーヒーを飲みながら」 ・巻頭インタビュー 松村圭一郎「日本の最先端は周防大島にあり」 ・三浦豊×宮田正樹「森と土を愛してやまない二人が語る『三十年後』」 ・特集「三十年後」書き下ろしエッセイ6本!・・・万城目学/土井善晴/佐藤ゆき乃/上田誠/白川密成/猪瀬浩平 ・尾崎世界観 書き下ろし小説「げーと」 装画:ミロコマチコ
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さよなら、産後うつ ――赤ちゃんを迎える家族のこころのこと
¥1,760
著: 村上 寛 出版社:晶文社 発売:2024年9月 判型:四六 ・192ページ 「妊娠、そして出産は、漠然と「幸せなこと」というイメージがあります。もちろんそれはとても大切なイメージです。しかしすべての妊産婦さんが、なんの屈託もなく幸せだと思うことができているわけではありません。そして幸せだと思えるからといって、つらさがないわけではありません。大切なことは妊産婦さんそれぞれの「本当の気持ち」に寄り添うことであり、「妊娠や出産は幸せなもの」というイメージを押し付けることではないのです――」(本文より) 産後うつになる妊産婦さんを、一人でも減らしたい―― 著者がその強い思いを妊娠中~育児中のお母さん、そしてお父さん、まわりで見守る家族たちに、丁寧に、丁寧に伝えていく。赤ちゃんとの暮らしで少しでも「つらいな」と思ったとき、あなたをやさしく包んでくれるような、新しい育児書のスタンダード。 【目次より】 1 妊娠中のこころのこと ◆急な入院になったら ◆飲酒・喫煙、やめるのがつらい ◆二人目以降の妊娠 ◆おなかの赤ちゃんを失うということ ◆妊産婦さんへかける言葉 [コラム]長女の育児に関わらなかった私 2 出産後のこころのこと ◆赤ちゃんがかわいいと思えない ◆産休・育休と仕事 ◆産後の「ガルガル期」、それ本当? ◆保育園問題、3歳児神話 ◆SNSとどう付き合う? ◆赤ちゃんと離れてもいいんです ◆とにかく眠れない [コラム]”周産期のこころ”の最強チーム 3 夫婦のこころのこと ◆父親としての自覚 ◆里帰り出産はするべき? ◆父親の育児休業 ◆父親の産後うつ ◆妊娠をきっかけとした結婚 ◆流産・死産を経験した父親のみなさんへ [コラム]松本地域のみなさんとともに
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みな、やっとの思いで坂をのぼる 水俣病患者相談のいま
¥1,980
著:永野三智 出版:ころから 発売:2018年9月 判型・頁数:四六変形判・256ページ・並製 不知火海を見下ろす丘の上に水俣病センター相思社はある。 2004年の水俣病関西訴訟の勝訴にともない、「自分も水俣病ではないか」との不安を抱える数千の人たちが、いまも患者相談に訪れる。 著者は、相思社での患者相談などを担当する日常のなかで、自分の生まれ故郷でいまもタブーとされる水俣病事件の当事者たちと接するようになり、機関紙で「水俣病のいま」を伝えるための連載「患者相談雑感」を開始した。 本書は、本連載をもとに大幅に加筆して一冊にまとめた記録だ。 「やっと思いで語り出した人びとの声」がここにある。
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【古本】この街に生きる 阪神大震災神戸・長田区から 牧田清写真集
¥1,000
著:牧田 清 発行:解放出版社 発行年:1996年1月 状態:古本。特に大きな傷みはありません。 日本人と在日外国人が共に働き暮らす街。様々な社会的課題を今に残しつつも人々が支え合う街。弱い者を置き去りにしない街。そんな街を心から愛するフォトジャーナリスト牧田清が撮り続ける震災後の長田区。
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能力で人を分けなくなる日 いのちと価値のあいだ(シリーズ「あいだで考える」)
¥1,540
SOLD OUT
著:最首 悟 装画:中井敦子 発行:創元社 発売:2023年8月 判型・ページ数:四六判変型 168mm × 130mm・160頁 著者の第4子で重度の知的障害者である星子さんとの暮らしや、津久井やまゆり園事件の犯人「植松青年」との手紙のやりとり、また1977年から通い続けた水俣の地と水俣病などについて、87歳の著者が10代の若者3人と対話を重ねた記録です。 能力主義と優生思想、人とのかかわり、個・自立・責任、差別、脳死、人の生死といのち……などをめぐって話しあい、いのちに価値づけはできるのか、「共に生きる」とはどういうことかを考えます。 “わかろうとする努力は、「結局は、わからない」とあきらめるのではなく、<いのち>を生きていく希望なのです。″ (「はじめに」より) <目次> はじめに 参加者の紹介 第1回 頼り頼られるはひとつのこと 「3人の自分」と星子さんの誕生 星子さんとの暮らし 頼り頼られるはひとつのこと コラム 「聴(ゆる)す」=心をひらいて聞く 第2回 私の弱さと能力主義 「弱さ」と能力 やまゆり園事件の植松青年とのかかわり 能力で人の生死を決められるのか 第3回 開いた世界と閉じた世界 社会の中の優生思想 自立と自己責任 「個人」の西欧と「場」の日本 コラム 「いる」と「ある」の違い 開いた世界と閉じた世界 コラム 日本語の中の成り行き主義 いのちの中の死と生 第4回 いのちと価値のあいだ 差別と水俣病 石牟礼道子が伝えた水俣 いのちと価値のあいだ おわりに いのちと価値のあいだをもっと考えるための 作品案内 ※グラシン紙を巻いてお届けします。
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新版 屠場
¥3,960
写真:本橋 成一 出版社:平凡社 出版年月:2021年4月 かつてあった大阪・松原屠場で働いていた職人たちが、熟達した技術で屠畜解体する場面を迫力あるモノクロ写真で撮影した貴重な記録。文・鎌田慧。新版にあたって英文も併記。 (出版社HPより) 保護用の透明セロファンを巻いてお送りします。
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小山さんノート
¥2,640
編:小山さんノートワークショップ 出版社:エトセトラブックス 発売:2023年10月 判型・頁数:四六判変形・並製・288ページ 2013年、東京都内のとある公園で「小山さん」と呼ばれていたホームレスの女性が亡くなった。ブルーシートのテントに多くのノートを遺して。 時間の許される限り、私は私自身でありたいーー2013年に亡くなるまで、公園で暮らしながら、膨大な文章を書きつづっていた小山さん。町を歩いて出会う物たち、喫茶でノートを広げ書く時間、そして、頭のなかの思考や空想。満足していたわけではなくても、小山さんは生きるためにここにいた。 80冊を超えるノートからの抜粋とともに、手書きのノートを8年かけて「文字起こし」したワークショップメンバーによるそれぞれのエッセイも収録。 出版社HPに序文が掲載されています。 「はじめに――小山さんノートとワークショップ」(登久希子) https://etcbooks.co.jp/news_magazine/koyamasan_hazimeni/ <目次> 目次 「はじめに――小山さんノートとワークショップ」登 久希子 「小山さんが生きようとしたこと」いちむらみさこ 小山さんノート 序 章 1991年1月5日〜2001年1月31日 第1章 2001年2月2日〜4月28日 第2章 2001年5月7日〜8月21日 第3章 2001年8月22日〜2002年1月30日 第4章 「不思議なノート」 2002年9月3日〜10月4日 第5章 2002年10月30日〜2003年3月16日 第6章 2003年7月3日〜2004年10月12日 小山さんノートワークショップエッセイ 「小山さんとノートを通じて出会い直す」吉田亜矢子 「決して自分を明け渡さない小山さん」さこうまさこ 「『ルーラ』と踊ること」花崎 攝 「小山さんの手書きの文字」藤本なほ子 「沈黙しているとみなされる者たちの世界」申 知瑛