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【本について】
オンラインストアに載せている古本は店頭には並べていないものが多数です。店舗でご購入いただく際は、お気軽にお声がけください。
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死体と話す NY死体調査官が見た5000の死
¥2,640
著:バーバラ・ブッチャー 訳:福井 久美子 出版社:河出書房新社 発売:2024年8月 判型:四六判変形・320頁 自殺、孤独死、シリアルキラー、そして9・11。アルコール依存症と鬱病を乗り越え、死体捜査官となった著者が、あらゆる死と向き合った22年間。
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ベル・ジャー
¥2,750
著:シルヴィア・プラス 訳:小澤身和子 出版社:晶文社 発売:2024年7月 判型:四六判・388頁 優秀な大学生のエスター・グリーンウッドはニューヨークのファッション誌でのインターンを勝ち取ったとき、夢がついに叶うと信じて喜んだ。しかし、退屈なパーティー、偽善的に感じられる恋人、空虚なだけのニューヨークでの生活に違和感を覚え、世界が支離滅裂なものに感じられる。 そして、とあることをきっかけに精神のバランスが徐々に崩れていく。 世の中は欺瞞だらけだと感じる人、かつてそう思ったことがある人たちに刺さりつづける、英米だけで430万部を売り上げた世界的ベストセラー、待望の新訳。 海外文学シリーズ「I am I am I am」、第一弾!
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東大ファッション論集中講義
¥990
著:平芳 裕子 出版社:筑摩書房(ちくまプリマー新書) 発売:2024年12月 判型:新書判・256頁 東京大学文学部史上初の講義を書籍化! 教養としてのファッション ファッションとは何か? 衣服とは? 12のテーマを通じて文化や芸術としての ファッションを学び、歴史と未来に問う。 東大生の反響を呼んだ一度きりの特別講義が その熱を凝縮した一冊となってよみがえる。 <目次> それでもファッションを研究する――イントロダクション 集中講義1日目 西洋のパラダイム 第1講 裁断と縫製――衣服に起源はあるのか 第2講 言葉と学問――ファッションは何を意味するのか 第3講 作法と流行――ファッションはなぜ女性のものとなったのか 集中講義2日目 近代がもたらしたもの 第4講 自由と拘束――女性の身体は解放されるのか 第5講 モデルと複製――ファッションデザインの近代 第6講 メディアとイメージ――衣服がファッションになるとき 集中講義3日目 創造性への問いかけ 第7講 展示と鑑賞――ミュージアムのファッション展 第8講 身体と表象――ファッションとアートの接近 第9講 名と言説――シャネルはなぜ評価されるのか 集中講義4日目 歴史と未来をつなぐ 第10講 女性と労働――お針子像は消えたのか 第11講 日本と近代――洋服とはなんだったのか 第12講 批評と研究――ファッション学からファッションスタディーズへ
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しゅうまつのやわらかな、
¥1,980
作:浅井 音楽 画: つくみず 出版社:KADOKAWA 発売:2024年12月 判型:四六判・224頁 忘却と喪失。停滞と安寧。異端の言語感覚で綴られる、過ぎ去った日々の心象。 随筆。小説。詩。日記。変幻自在に境界を超える筆致が織りなす待望の随想集。
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水木しげる厳選集 異
¥990
著:水木しげる 編:ヤマザキマリ 出版社:筑摩書房 発売:2024年7月 判型:文庫判・352頁 「わたしも水木しげるになりたい」──。 作者とその生み出したキャラクターたちをこよなく愛する漫画家・ヤマザキマリが、広大無比な作品群からマイ・フェイバリットを厳選。 代表作「河童の三平」「のんのんばあ」掌中の逸品から『ガロ』以降の諧謔と飄逸に富んだ傑作短編まで、選者ならではの視点で選び抜かれた、異境に遊ぶ奇譚集。水木ワールドとの出会いと愛を語る選者解説を付す。
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まあすけのぼうし
¥1,100
作:馬場 のぼる 発行:ポプラ社 初版:2017年5月 判型:B5変型判・32頁 対象年齢:3・4・5歳ごろ 自転車の練習をするまあすけ。だけど上手に乗れません。そんなとき、やぎのおじさんにもらったぼうしをかぶると、まあ、ふしぎ!
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くまのまあすけ
¥1,100
作:馬場 のぼる 発行:ポプラ社 初版:2017年5月 判型:B5変型判・32頁 対象年齢:3・4・5歳ごろ まあすけが原っぱで遊んでいると、風船がふわふわ飛んできました。まあすけは風船をとろうと一生懸命追いかけますが・・・。
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ごちそうごよみ
¥1,760
作:谷山彩子 発行:小学館 初版:2023年11月 判型: 20.4×23.2cm・48頁 日本の一年はごちそうだらけ? 昔、ごちそうを食べられるのは、行事の日だったんだって!? それじゃ行事って何でしょう?日本の一年の行事やならわしを、食べものを軸に楽しんで理解する、こよみ絵本。 お正月にはおせち料理、ひな祭りには菱餅やひなあられ、という風に、行事の日にはごちそうがつき物です。この絵本では、1月から12月の順番で日本で親しまれている行事を取り上げ、それぞれの日に何が食べられるのか、そのごちそうの意味は何なのか、軽妙なイラストとともに楽しく紹介します。
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世界の適切な保存
¥1,870
著:永井 玲衣 出版社:講談社 発売:2024年7月 判型:四六判・288頁 見ることは、わたしを当事者にする。 共に生きるひとにする。 世界をもっと「よく」見ること。その中に入り込んで、てのひらいっぱいに受け取ること。 この世界と向き合うための哲学エッセイ。 『水中の哲学者たち』著者による最新刊です。
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学びのきほん 傷つきのこころ学
¥825
著:宮地尚子 出版社 : NHK出版 発行日:2024年11月 判型・ページ数:A5判・112ページ ※ソフトカバーのテキストタイプの本です。 人と人との距離感が変わりつつある現代では、誰もが多くの「傷つき」を経験する。 自分と他者はなぜ傷つき合い、それはどのように癒やせるのか。 トラウマ研究の第一人者が現代に特有の「傷つき」の背景を分析しながら、数十年培ってきた専門的知識を初めて私たちの日常生活に落とし込んで解説。
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たくさんのふしぎ 2025年2月号 小さな小さな粒、素粒子のはなし
¥810
文:藤本 順平 絵:倉部 今日子 出版社 : 福音館書店 身のまわりにある物は、すべて、「原子」とよばれる粒でできています。家も、空気も、体も、原子からできています。その原子の中に、実はさらに小さな粒があることはご存知でしょうか。「素粒子」とよばれる、これ以上分割することができない、この世界でいちばん小さな粒です。本書では、そんな素粒子の正体を、やさしくときあかします。 (出版社HPより)
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妖怪ビジュアル大図鑑
¥1,320
絵:水木しげる 出版:講談社 発売:2018年7月 判型・頁数:A6・368ページ ポケットサイズの「オールカラー妖怪大百科」です。 水木しげる先生が描いた妖怪300体以上が大集合! 第1章「妖怪の人気者」 あかなめ、小豆洗い、油すまし、一反木綿、河童ほか 第2章「人間のような姿で描かれた妖怪」 足長手長、いやみ、鬼、ずんべら坊、のびあがりほか 第3章「動物のような姿で描かれた妖怪」 赤えい、牛鬼、九尾の狐、すねこすり、土蜘蛛ほか 第4章「人間と動物を合わせた姿で描かれた妖怪」 アマビエ、磯女、岩魚坊主、烏天狗、さとりほか 第5章「器物にとり憑いた妖怪」 雲外鏡、朧車、金槌坊、瓶長、木魚達磨ほか 第6章「火炎の妖怪」 姥火、煙羅煙羅、鬼火、蜘蛛火、野火、化け火ほか 第7章「自然物の姿で描かれた妖怪」 池の魔、こそこそ岩、木霊、タンコロリン、ナンジャモンジャほか
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人と人のあいだを生きる 最終講義エイブル・アート・ムーブメント
¥2,750
著:播磨靖夫 解説:鷲田 清一 発行:どく社 初版:2025年1月 判型:四六変形判 ケアとアートをむすぶ先駆者として半世紀― 障害のある人の表現に“可能性”を見出し、 周縁から「生の尊厳ある社会」を導いた、 思想家・運動家によるラストメッセージ。 人と人のあいだを生きる―― 生をより深く、美しく変える エイブル・アート・ムーブメント。 「みなさん、こんにちは。いま紹介がありました、播磨と申します。今日はわずかな時間ではありますが、我々が取り組んでいる『エイブル・アート・ムーブメント』について、また、ケアについてお話をしたいと思います――」(本文より) 障害のある人の生きる場「たんぽぽの家」づくりをはじめ、 わたぼうし音楽祭、エイブル・アート・ムーブメント(可能性の芸術運動)、 Good Job!プロジェクトなど、ケアとアートをむすぶ数々の市民運動を提唱・実践し、 2024年秋、生涯に幕を閉じた文化功労者・播磨靖夫(享年82)。 その活動を集大成した「最終講義」を、未来に向けてーー 解説・鷲田清一(哲学者) 播磨さんが口にされたこんな言葉が今もあざやかに耳に残っている。 ――「遠いところ、弱いところ、小さいところに種があるのです」 他者と生きる社会のはじめかた <目次> はじめに ◾️最終講義 エイブル・アート・ムーブメント 人の痛みは、制度だけでは救えない/「美は悲しみにあり」/芸術運動の拠点「アートセンターHANA」/オンリーワンの活動が、コンベンションセンターにも/すべての人間に眠るアートのDNA/新しい思想としてのエイブル・アート/私は、私と私の環境/エイブルアート・カンパニー/アート×デザイン×しごと Good Job!センター香芝/ユーモラスな張り子を3Dプリンタで/愛と祈りの継承 NEW TRADITIONAL/アートの社会化/社会のアート化/障害のある人のアートをどう見るか/人間はつながりのなかに生きている/自ら額に汗して状況をつくる―企業との協働/社会を動かす7つのP/「アートは、概念を壊す」/宇宙は故郷である ◾️可能性の芸術論 「魂の芸術家」たちのアートと生命をおりなす新しい芸術運動 アートリンクから生まれる生命の新しいかたち 障害者アートと人権 社会連帯とアートの役割 ◾️播磨靖夫の視点原点―もっとも笑うやつが最後に勝つ ペンの力と、ただ人の運動と 生涯“小僧”の在野精神 学びを自分たちの手に取り戻す 人間みな同じで、人間みな違う もっとも笑うやつが最後に勝つ もうひとつの共生の試み 「裏作」で何かを創造しよう あとがきにかえて―斜めはすかいで異所懸命に 本書出版にあたって 解説 播磨さんの達観 鷲田清一(哲学者)
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台灣日用品カタログ
¥1,000
著:田中ゆか( 台灣田中生活百貨) 発売:2025年1月 A5サイズ・36ページ 台湾の台南在住の著者による、台湾の日用品カタログZINEです。 「台湾の⽇⽤品に⼀貫して⾔えるのが、なぜか数⼗年前からデザインが変わっていな い事です。 これはもう⺠藝の要素を感じるほどです。 こんなにも物と情報で溢れる現代で、なぜ今もなお数⼗年前のデザインの物が売っ ているのでしょうか。 答えは割と明確です。 デザインが古いとか、レトロだとか、誰も気にしてないからです。」 (本文まえがきより) 日本では、シンプルなデザインの日用雑貨が主流ですが、 台湾のレトロで大らかで、肩の力の抜けたゆるPOPなデザインにいとおしさを覚えます。 台湾日用品の世界へようこそ~!
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珈琲夜船
¥2,200
著:菅原敏 発行:雷鳥社 初版:2024年11月 判型:B6変形判/上製/100ページ 皿にこぼれ落ちた黒を飲み干せ 祈るよりも歌え その波に飲み込まれ 深い底に沈む前に 菅原敏、待望の第4作は珈琲を片手に、見知らぬ夜の旅に出る“小舟”としての詩集。 コーヒーの葉を思わせるグリーンの装丁をひらき、頁をめくれば、漆黒の海を一艘の船が漕ぎ出し、どこか懐かしい情景が浮かぶ。詩集には、2019年にフランスのナダール賞を受賞した写真家・かじおかみほによる、遠い記憶の断片のような白黒写真が挟み込まれる。《タンザニア》《コロンビア》などの珈琲豆の産地を冠した詩、スターバックスWEB連載「A Cup of Poem」からの詩ほか、全31編を収録。あとがきには文芸誌『群像』にて発表されたエッセイに加筆修正した「珊瑚と珈琲」を掲載。 ※前作『季節を脱いで ふたりは潜る』をご購入いただいた方は、読者特典〔電話朗読室〕にて『珈琲夜船』の中からも詩を一編お選びいただけます。2冊あわせてお楽しみください。
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収納され続ける収納 生活者のデザイン史
¥2,090
著: 北田聖子 発行:雷鳥社 初版:2024年8月 判型:四六変形判/並製240ページ 桑沢デザイン研究所でデザイン史を教える著者がつむぐ「収納」の歴史 誰もがあたりまえに行っている行為「収納」。おもに住まいに関する収納を取り上げた書籍や雑誌の刊行はあとをたちません。なぜ収納の話題は尽きないのか。また、どうして私たちは物をどうにか収納しようとし続けるのか。 本書では、「住まいにおける収納がどのように語られてきたか」をテーマに、収納の歴史を3つの章と10のパートにわけて編成しています。私たちになじみのある現代から、過去にさかのぼるかたちで、時代ごとに変わっていく収納の意味や、それらがあらわれた文脈を、ことばを手がかりに取り上げます。 私たちは日々、デザインの所産である物を住まいのどこかに置いたり、隠したり、飾ったり、ときにはそのための収納用品を自らつくったりして、生活をかたちづくっています。収納の歴史は、名もなき人々のデザインの歴史でもあるのです。 <目次> はじめに 第一章 二〇〇〇年代 ・終わりなき暮らしの実験──ブロガーの収納 (ブログからの出発/ほどよく「生活感」は避けたい/収納の文脈である「暮らし」/資格取得の活発化と「暮らし」への関心/自分の問題を他者のための仕事に) ・コラム 商品パッケージの悲哀 ・収納の逆説──ミニマリストの収納 (「ミニマリスト」とは/「収納」を捨てることの意味/物を手放す系譜/ミニマリストを可能にする社会/透明な箱のその後) ・日常と地続きの創造のありか──クリエイターの収納 (「クリエイター」への期待/職・住のスイッチ/収納にひそむ可能性/物の延命/創造である日常、日常にある創造) ・収納を語ることへのアンチテーゼ──ズボラニストの収納 (減らすのは物ではなく家事/理想は高いが、がんばらない/「見えない場所」は所詮みえない/「暮らし」の死角/語らなくていいかもしれない「収納」) 第二章 戦後から九〇年代 ・ファイリング・システムから問う過去の未来──研究者の収納 (「物」の整理学/ファイリング・キャビネットの収納/「代謝系」と「愛着系」/これまでにない物の増殖/「家事整理」のゆくえ) ・子ども部屋という「夢」と手づくり──ティーンの収納 (ティーン向けインテリア誌/「空間演出」のための収納/あこがれを内包する子ども部屋/子ども部屋の個室化/「私の部屋」という夢) ・コラム 魅惑のワイヤーネット ・「収納ベタ」への救いの手──プロの収納 (引越しのプロから収納のプロへ/マニュアルになることとならないこと/収納のエンタメ化/「間」の仕事/収納に重ねられる成長) ・コラム 廃物利用の収納グッズはどこへいった 第三章 明治後期から戦中 ・「収納」を語ることのプロローグ──主婦の収納 (「家庭」での女性と家事/方法である収納/収納を語るのは誰か/家事で多忙な女性たち/収納を語る場の形成) ・理想的な「生活」からみた収納の領分──建築家の収納 (建築家・川喜田煉七郎の家具/標準化という課題/今和次郎の「品物調査」との比較/「とびはなれ」ない生活/合理性に貫かれる住まい) ・コラム A4書類がカバンにおさまるわけ ・繰り返されない日常での収納──国民の収納 (主婦から「国民」へ/非常時の工夫/戦時体制下の「簡素」という価値/「最低生活」のための「家」とは/収納がつなぎとめるもの) おわりに
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日々のぽかん体操
¥1,980
著: 川﨑智子 イラスト:ワタナベケンイチ 発行:雷鳥社 初版:2024年7月 判型:B6変形/224ページ 日常の動作を体操に変える 文字をかく 布団にもぐる 光をあびる 本をよむ ことばひとつで体がうごく、動詞の整体。 本書は自分の体と心地よく、機嫌よく過ごすための整体体操の本です。1年をとおして、季節に応じた体操を10日ごとに「動詞」でご紹介しています。その時期の気温や天候などの変化に応じて体を動かすことで、体調や気分が安定していきます。日常の動作を体操に変えて、日々の体と心を「ぽかん」とすっきり軽くしませんか? ・36個の動詞体操をご紹介。1月から12月まで、日めくりカレンダーのように読みたいページから読めます。 ・春の不安や不眠、夏の疲れや体の火照り、冬の緊張など……季節ごとのさまざまな不調への対処法や体のゆるめ方についても書かれています。簡単な体操なので、職場や電車のなかでも行えます。 ・動詞体操のほか「よく眠れる体操」「むくみをほぐす体操」「汗をかく体操」「頭がすっきりする体操」など、実用的な体操もイラスト付きで約40個掲載。「七夕に願いをかける体操」、「あく抜き体操」など、ユーモアですこし変わった体操も織り交ぜています。ワタナベケンイチさんによるイラストでお楽しみください。
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生きものハイウェイ
¥1,760
著: 佐々木洋 イラスト:中村一般 発行:雷鳥社 初版:2023年10月 判型:四六判/並製/208ページ 地図にはないけど奥深い、縦横無尽に広がる「生き物の通り道」。 生き物ハイウェイとは、生き物の通り道のこと。この本では、私たちの身近な場所に張り巡らされた「生き物ハイウェイ」を、10のフィールドに分けて紹介します。さらに、そこから焦点をより近づけて、電柱・道路標識・プランターの下・中央分離帯・墓石・朽木の中・ドングリ・郵便受け・セーターなど、それぞれのユニークなハイウェイコースを探します。生き物は、昆虫、爬虫類、鳥、魚、哺乳類など、さまざまなタイプが登場。 著者は、30年以上自然観察を続けてきた佐々木洋さん。その経験を活かして、生き物の通り道はもちろん、特徴・出没ポイント・観察時期・名前の由来なども、豊富な知識と雑学を織り交ぜながらユーモアたっぷりに解説。そこに何かが動いているような気配の漂う、中村一般さんのイラストと合わせて、ぜひお楽しみください。 「この世は、私たち人間だけのものではない。無数とも思える人間以外の生き物も暮らしている。そして、それらの多くは、こちらから遠くまで探しに行かなくても、私たちと、時間と空間を共有しているものなのだ。」(─はじめにより) 目次 1章 住宅街【電線はハクビシンにとっての「けもの道」】 2章 幼稚園の園庭【哺乳類の「登園路」で持ち去られる上履き】 3章 ビル街【自動ドアを通過するSF的ツバメの出現】 4章 寺社の境内【不気味な鳴き声で開幕するムササビのショータイム】 5章 河川敷【地中に広がるモグラのネットワーク】 6章 公園の雑木林【手塚治虫も愛した「オサムシ」の捕まえ方」】 7章 公園の水辺【ヨシの茎に扮する野鳥「ミョウガの妖精」】 8章 大きな道路【世界戦略を企てるトンボのワールドツアー】 9章 大きな橋【辛抱強く待てば見られる「ボラ・ジャンプ」】 10章 番外編 【こんなところに道がある!】 おまけ 執筆中に聞いていた音楽-「ヒルベルトのホテル」「モンティ・ホール問題」など
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数の辞典
¥1,980
著:澤宏司 イラスト:廣﨑遼太朗 発行:雷鳥社 初版:2024年7月 判型:A6判/上製/336ページ いざ、目に見えない「数」の世界へ! 現代では「数」を見ない日はありません。朝起きたら時計を見て、昼食を買ったら支払金額を確認し、平均体重や平均年収の話題に一喜一憂し、暗証番号を入力してショッピングを楽しみ、「予測できない」スポーツの試合に胸を熱くします。 辞典シリーズ第12弾では、自然物から離れ、人間の営みともいえる「数」の世界に迫ります。0や1などの数字から、正負の数、三角関数、微分・積分、非ユークリッド幾何学、コンピュータ、現代の未解決問題に至るまで、私たちの生活をかげひなたに支える「数」にまつわる221項目を、小さな辞典にまとめました。 ・学校で習ったけど忘れてしまった数学用語-「平方根」「関数」「虚数」など ・考えれば考えるほど不思議な数の概念-「0」「無限」「次元」「パラドックス」など ・耳にしたことのある言葉-「ベクトル」「指数関数」「アルゴリズム」など ・知ると面白い数学の知識-「ヒルベルトのホテル」「モンティ・ホール問題」など
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山の辞典
¥1,650
著:織田紗織 川野恭子 発行:雷鳥社 初版:2024年5月 判型:A6判/上製/320ページ 日本は、国土の7割以上が山地を占める 「山国」である。 山を知ることは、自国を知ること。 地形が美しい山(地)、山小屋が魅力的な山(荘)、花が微笑む山(花)、海が見える山(海)、紅葉が見事な山(紅)など。本書では「これを楽しむならここ!」という、おすすめの山を10の章に渡って、写真と文章で紹介しています。
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冬の植物観察日記
¥2,530
著:鈴木純 発行:雷鳥社 初版:2023年10月 判型:四六判変形 2022年10月から2023年3月までの植物観察家の日記。 新しい土地で迎える、はじめての冬のこと。 本書は秋から冬、そして春を迎えるまでの6か月間の記録です。 東京から山梨へ移住した植物観察家の鈴木純さん。街より野山が近くなったけれど、観察家としての日々は変わりません。生活の中で出会った身近な植物を、遠くから眺めたり、ぐっと自分に引き寄せたり。そんな風にしていつも観察しているのは、植物の「わかっていないこと」、まだ形のない「なにか」。 山梨で迎えた厳しい冬と、そこにある形のない春。春は、どこからやってくるのだろう。 「いま」を書きとめた貴重な記録です。
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ファンキー中国 出会いから紡がれること
¥2,530
編・著:井口淳子 山本 佳奈子 著:広岡 今日子 長嶺 亮子 無常くん 宮里 千里 二村 淳子 大友 良英 多田 麻美 中山 大樹 OKI 濱田 麻矢 武田 雅哉 画:佐々木 優 発行:灯光社 初版:2025年2月 判型:A5変形判 音楽、クラフトビール、TikTok、豆腐屋、祭祀、ロックフェスに伝統劇―― 多彩な書き手が一堂に会し、それぞれの視点と切り口で描く、ファンキーな中国体験記! 音楽家や収集家、映画祭主催者、祭祀採音者、研究者など13人が集まり、自身の体験した「中国」をそれぞれが思う存分に綴ったエッセイ集を刊行。 80年代の「魔都」上海と食の記憶、中国の村に出現したド派手なステージでのライブ、TikTok で見つけた瀋陽公園で溌溂と踊る人々。70年代の文革期から現代中国という時代をまたにかけ、北京の胡同(フートン)から雲南省、 果てはフランスや台湾、モンゴルにまでエッセイの舞台が広がっていく。 <目次> ◆中国の〝ないないづくしの音楽〟 山本佳奈子 ◆上海一九八七 広岡今日子 ◆伝統は、生のものですから。 長嶺亮子 ◆「おじさん動画」と自由の風 無常くん ◆尖閣列島わったーむん 宮里千里 ◆自由・平等・豆腐:豆腐伝道師・李石曾をめぐって 二村淳子 ◆インタビュー 中国~アジア、地べたの音楽家どうしの交流 大友良英 ◆北京現代アートをめぐる回想:芸術区の変遷を中心に 多田麻美 ◆中国独立電影を振り返る 中山大樹 ◆滲む国境 OKI ◆北京精釀啤酒(クラフトビール)攻略記二〇一五 濱田麻矢 ◆康定人民飯店61号室:のんしゃらんチベット放浪記 武田雅哉 ◆かくも長き中国駐在 井口淳子
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働くことの人類学【活字版】 仕事と自由をめぐる8つの対話
¥2,200
編:松村圭一郎 コクヨ野外学習センター 発行:黒鳥社 初版:202年6月 判型:B5変形判 文化人類学者が、それぞれのフィールドで体験した 知られざる場所の知られざる人びとの「働き方」。 それは、わたしたちが知っている「働き方」となんて違っているのだろう。 逆に、わたしたちはなんて不自由な「働き方」をしているのだろう。 狩猟採集民、牧畜民、貝の貨幣を使う人びと、 アフリカの貿易商、世界を流浪する民族、そしてロボット........が教えてくれる、 目からウロコな「仕事」論。 わたしたちの偏狭な〈仕事観・経済観・人生観〉を 鮮やかに裏切り、軽やかに解きほぐす、笑いと勇気の対話集。 ゲスト:柴崎友香/深田淳太郎/丸山淳子/佐川徹/小川さやか/中川理 /久保明教 目次 ◼️巻頭対談 ありえたかもしれない世界について 柴崎友香 + 松村圭一郎 【第1部|働くことの人類学】 貝殻の貨幣〈タブ〉の謎 深田淳太郎 ひとつのことをするやつら 丸山淳子 胃にあるものをすべて 佐川徹 ずる賢さは価値である 小川さやか 逃げろ、自由であるために 中川理 小アジのムニエルとの遭遇 久保明教 【第2部|働くこと・生きること】 2020年11月「働くことの人類学」の特別編として開催されたイベント「働くことの人類学:タウンホールミーティング」。 オンラインで4名の人類学者をつなぎ、参加者xの質問を交えながら「働くこと」の深層へと迫った白熱のトークセッション。デザインシンキングからベーシックインカムまで、いま話題のトピックも満載のユニークな「働き方談義」を完全収録。 深田淳太郎×丸山淳子×小川さやか×中川理 ホスト=松村圭一郎 進行=山下正太郎・若林恵 【論考】 戦後日本の「働く」をつくった25のバズワード 【働くことの図書目録】 仕事と自由をもっと考えるためのブックガイド 松村圭一郎/深田淳太郎/丸山淳子/佐川徹/小川さやか/中川理/久保明教/コクヨ野外学習センター 【あとがき】 これは「発信」ではない 山下正太郎
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会社と社会の読書会
¥1,980
著:畑中 章宏 若林 恵 山下 正太郎 工藤 沙希 編:コクヨ野外学習センター WORKSIGHTワークサイト 発行:黒鳥社 初版:2025年1月 判型:A5判 わたしたちはいつから「社会に出る」ことを「会社に入る」ことだと思うようになったのだろう?現代日本人の生活にあまりにも行き渡り、出世や勤勉さ、あるいは欲望といった日々の考え方にも大きな影響を与えている「会社」とはいったい何なのだろう。 【目次】 はじめに 会社を問う・社会をひらく 山下正太郎 第1回 会社がわからない 会社の民俗学/「会社=社会」だと思っていた/単数形としての「社会」/メンバーシップの“タテ”と“ヨコ”/商人はどこへ消えた 第2回 ふたつの「勤勉」 『論語と算盤』がわからない/資本主義の不気味な「精神」/貯める勤勉・働く勤勉/経営と温情主義/俸禄とへそくり 第3回 家と会社と女と男 女工から始まる/職業婦人・痴漢・ルッキズム/母性保護論争のあらまし/家はそもそも企業体 第4回 立身出世したいか 出世欲ある?/「立身」と武家社会/勉強して官僚になろう/暗記力がすべて/非凡なる凡人 第5回 何のための修養 社歌・社訓・創業者の胸像/松下幸之助の「わからなさ」/ノン・エリートのための「修養」/新興企業に社葬が必要な理由/トイレ掃除とジョブディスクリプション 第6回 サラリーマンの欲望 研究者にも謎、当事者にも謎/サラリーマンの絶望と欲望/転がる紙風船 第7回 会社は誰がために ChatGPTに仕事を奪われる/ブルシット・ジョブがまた増える/仕事における「ケア」/「小商い」に戻る/デジタル・プラットフォームと市場/結局会社は要るのか 【コラム】 会社の補助線 ◉遅刻してはいけない ◉虹・市・起業 ◉速水融の「勤勉革命」 ◉「失敗」や「挫折」を語れ ◉女性とアトツギ ◉経団連と自己啓発 ◉トーテムとしての「暖簾」 ◉社宅住まいの切なさ ◉三菱一号館から始まる ◉「事務」はどこへ行くのか ブックリスト 本書で取り上げた本 246冊