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【本について】
オンラインストアに載せている古本は店頭には並べていないものが多数です。店舗でご購入いただく際は、お気軽にお声がけください。
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学びのきほん 傷つきのこころ学
¥825
著:宮地尚子 出版社 : NHK出版 発行日:2024年11月 判型・ページ数:A5判・112ページ ※ソフトカバーのテキストタイプの本です。 人と人との距離感が変わりつつある現代では、誰もが多くの「傷つき」を経験する。 自分と他者はなぜ傷つき合い、それはどのように癒やせるのか。 トラウマ研究の第一人者が現代に特有の「傷つき」の背景を分析しながら、数十年培ってきた専門的知識を初めて私たちの日常生活に落とし込んで解説。
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傷を愛せるか 増補新版
¥792
著:宮地 尚子 発行:筑摩書房 発行年月:2022年9月 判型:文庫判 ・ 256頁 たとえ癒しがたい哀しみを抱えていても、傷がそこにあることを認め、受け入れ、傷の周りをそっとなぞること。 過去の傷から逃れられないとしても、好奇の目からは隠し、それでも恥じずに、傷とともにその後を生きつづけること―。 バリ島の寺院で、ブエノスアイレスの郊外で、冬の金沢で。旅のなかで思索をめぐらせた、トラウマ研究の第一人者による深く沁みとおるエッセイ。 この本の目次 1 内なる海、内なる空(なにもできなくても・○(エン)=縁なるもの ほか) 2 クロスする感性―米国滞在記+α 二〇〇七‐二〇〇八(開くこと、閉じること・競争と幸せ ほか) 3 記憶の淵から(父と蛇・母が人質になったこと ほか) 4 傷のある風景(傷を愛せるか)
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傷のあわい
¥880
著:宮地 尚子 出版社:筑摩書房 発売:2025年4月 判型:文庫判・240頁 たゆたい、ぶつかり、たじろぎ、傷つきに揺れながら生きる 米国で何者かになろうと海を越えた青年、夫の海外転勤に合わせて渡米した女性、人生に詰んで海外へ拠点を移した男性──。異国の地で、不安定さや傷つきに揺れながらも、そのとき成しえる最良の力で人生にぶつかっていく。その語りに、若き日の著者が耳を傾け、生きるということを同じ目線で考えた記録。 『傷を愛せるか 増補新版』の著者の原点となるエスノグラフィ。 解説 奈倉有里
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子どものおしゃれにどう向き合う? ——装いの心理学
¥1,034
著:鈴木公啓 出版社:筑摩書房(ちくまプリマー新書) 発売:2025年4月 判型:新書判・240頁 子どもとおしゃれの関係を、心理学から考える一冊が登場! 「ちょっとぽっちゃりしてきた?」「最近は小学生でも脱毛するんだって」「ほら、クラスのあのかわいい子」…… 大人の何気ない声かけ・言葉が、子どもたちの身体への意識に影響を与えます。 子どもたちにとっておしゃれとは、社会と向き合い、そして自分を知るための大切なツールなのです。イメージで語る前に、まずはその実態を探ってみましょう。 <目次> はじめに おしゃれの低年齢化?/おしゃれそのものに「よい」「わるい」はない など 第1章 おしゃれと装いの心理学 心理学における「装い」/装いの時間的・文化的普遍性/身だしなみとおしゃれ など 第2章 見た目を意識する子どもたち 現在の子どもたちの見た目への意識/見た目の満足と自己受容/都会の子どもの方が見た目を意識している? など 第3章 メイクアップ・体毛処理 小学生におけるおしゃれへのこだわり/体毛処理の経験の実態/子どもの体毛処理と社会的規範 など 第4章 ?身体型とダイエット 体型を意識する子どもたち/ダイエットの経験の実態/「?せ=よい」の背景にあるもの など 第5章 おしゃれによる心身のトラブル 装い身体トラブルって?/子どものダメージは大きい/とはいえ人はなかなかやめられない など 第6章 メディアの影響 社会にあふれる見た目を意識させるコンテンツ/メディア視聴とメイクアップや体毛処理との関連 など 第7章 (母)親の影響 意図せずに親は影響をおよぼしている/親からのプレッシャーが子どもに不満を抱かせる/母娘の強固な結びつき など 第8章 親が本当に困っていること 大人は何を華美なおしゃれと思っているのか/子どもの年齢と困り事/困り事は親の認識の側に など 第9章 大人は子どものおしゃれにどう向き合っていくか 大事なのは普段からのよい関係性/おしゃれの安易な禁止の悪影響/規則とのせめぎ合いと社会性の発達 など 第10章 子どもにとってのおしゃれの意味や意義 おしゃれを通して社会や自分と向き合う/子どものおしゃれがダメとされる理由/おしゃれを楽しめる社会に など おわりに アップデート―データをもとに現状を識る/最後に大事なこと など
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自分にやさしくする生き方
¥990
著:伊藤絵美 出版社:筑摩書房(ちくまプリマー新書) 発売:2025年3月 判型:新書判・240頁 セルフケア「しなければ」と思っていませんか? セルフケアは「一人で頑張る」ものではありません。日常のストレスに気づき、心の根っこにあるもやもやを解消し、自分にやさしくする技術を身につける一冊です。 こんな人におすすめ ・寝る前も勉強や仕事が気になってリラックスできない ・休むと自分を甘やかしているようで罪悪感がある ・人に迷惑をかけるのが怖くてSOSを出せない ・みんなはもっと頑張っているのに…と落ち込む <目次> 第Ⅰ部 自分にやさしく気づきを向ける 第1章 ストレスに気づいて観察する 第2章 ストレスを感じる自分にやさしさを向ける 第Ⅱ部 周囲からのサポートを受けることで自分にやさしくする 第3章 孤立せずに人とつながることの重要性 第4章 サポート資源を確認したり調べたりする 第5章 サポートネットワークを作成し、積極的に活用する 第Ⅲ部 「自分にやさしくする」スキルを身につける 第6章 安心安全を自分に与える 第7章 中核的感情欲求に気づいて、満たす 第8章 セルフ・コンパッションを理解し、実践する
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思春期センサー 子どもの感度、大人の感度
¥2,200
著:岩宮 恵子 発売:2025年3月 判型・頁数:四六・並製 ・220頁 「いつメンはいるけど友達じゃない」「いつメンはインフラ」「キャラかぶりはNG」「世界中にいじめられてると知られた」……。 空気を敏感に察知し友達関係に腐心、SNSに縛られる子どもたち。日常と非日常を往還し、ときに劇的な変化を見せる姿に出会ってきた臨床家がエピソード豊かに描き出す、今どきの思春期。 <目次> はじめに――思春期センサーという視点 ふつうとフツー 共同体の変化 全年齢に広がる思春期心性 思春期センサーという視点 事例の紹介について Ⅰ 1章 思春期をとりまく現状から 「いつメン」と「ぼっち」 いつメン以外は異文化交流 友だちのようで友だちじゃない 学校でのインフラとしてのいつメン さまざまな場所で起こっている二極化 旅の恥はかき捨て 2章 学校でのいつメンとネットでの親友 中学生男子の事例から いつメンとの関係性 箱庭の表現から読み取れるもの ネットのなかの親友と彼女 ネットのことを面接場面で語る意味 異界イメージとネット 思春期センサーと箱庭 現代の思春期とネット 3章 「解離っぽい」ことの裏側にあるもの 「解離っぽい」という切り口 保護者との関係のなかで起こる「解離っぽい」こと こころの麻酔としての偽ストーリー 行動にこころが追いつかない ネットとリアルの「解離っぽさ」 ゲーム人格とリアル 4章 ネットと思春期センサー 「一匹オオカミ」はもうかっこよくない 一緒にいるしかないから一緒にいる デジタルな自由連想 ニコイチではなく、ハッコイチ 親友かどうかはわからないけれど、誰が彼氏かはわかる 多重構造のコミュニケーション 思春期心性の暴走をうながすSNS 「個人の問題」と「関係性の問題」 俯瞰から生まれる自分 自我体験の訪れ 目と耳と指先だけを使うスマホの世界 身体をしっかりと意識すること 変化の際の暴力性 Ⅱ 5章 消え去る女性のイメージ 理不尽な事件をこころに落とし込むための物語 重大事件に対する中学生の反応 ネット依存の裏側にあるもの――消え去る女性 ネットとリアルをつなぐ物語 思春期と喪失 6章 外からの力で生まれる物語 中間的なエレメント エビデンスからこぼれ落ちるもの 主訴が語られるまで 症状の意味 暴力の侵入とリアリティ インターフェイスに生まれる「物語」 思春期センサーがとらえた夢 変化のなかの暴力性――村上春樹の作品から 7章 私も知らない「私」の「秘密」 秘密と噓 「秘密」と人間関係 排除をめぐる傷のありか 箱庭表現の試行錯誤 触れそうで触れない距離 夢のなかの「秘密」 私も知らない「私」の「秘密」 ふたつの意味をもつ「接点」 大人のなかの思春期心性と知らなかった秘密 8章 異界につながる想像力 言葉にできないもの 西加奈子『ふくわらい』から考えられること 「見える身体」と「見えない身体」 侵襲ではなく、伝達 Ⅲ 9章 自己感覚を発見するとき 保健室のハードル 学校のなかのオアシス ふつうのひととは違う自分 好きなものと自己感覚 「異界」へ向かう深い穴 家のなかに潜む「異界」 「異界」への感受性の喪失 一二歳の死と生と――島本理生『あなたの呼吸が止まるまで』から 進歩や成長の裏側を支えるもの 10章 思春期センサーの目盛り センサーの目盛りの幅の違い ネットいじめが与える傷 現代の思春期のネットとリアル ネットから受けるダメージ 鬼の笑い――河合隼雄の解釈から ときを待つということ ふたつの時間――クロノスとカイロス 参考文献 初出一覧 あとがき
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雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら
¥1,760
著:東畑 開人 出版社:角川書店 発売:2024年9月 判型:四六 ・352ページ 家庭で、職場で、ふだん当たり前にしているケアが難しくなった時の道しるべ ―― こころのケアははじめるものではなくて、はじまってしまうものである。 つまり、自主的に、計画的に、よく考えて契約書にサインしてから開始するものではなく、受け身的に、期せずして、否が応でも巻き込まれてしまうものです。 よく晴れた休日に散歩に出かけたら、突然大雨が降ってくるようなものです。 そういうとき、僕らは当初の予定を変更して、とにもかくにも雨宿りをできる場所を探したり、傘を買ったりしなければいけなくなります。 同じように、ある日突然、身近な人の具合が悪くなる。 子どもが学校に行けなくなる。パートナーが夜眠れなくなる。老いた親が離婚すると言い出す。部下が会社に来なくなる。あるいは、友人から「もう死んでしまいたい」と連絡が来る。 突如として、暗雲が立ち込める。 どうしてそうなったのか、なにをすればいいのか、これからどうなるのか、全然わからない。 でも、雨が降っていて、彼らのこころがびしょ濡れになっていることだけはわかります。 そのとき、あなたは急遽予定を変更せざるをえません。とにもかくにも、なんらかのこころのケアをはじめなくちゃいけなくなる。 傍にいるのがあなただったからです。その人があなたの大事な人であったからです。 ある日突然、あなたは身近な人に巻き込まれて、雨の中を一緒に歩むことになってしまう。 こういうことがどんな人の身の上にも起こります。 人生には、こころのケアがはじまってしまうときがある。 ですから、突然の雨に降られている方々に向けて、あるいは長雨の中で日々を過ごしておられる方々のために、心理学の授業をしてみようと思います。 雨が降ったら、傘を差すように、こころのケアがはじまったら、心理学が役に立つと思うからです。 ――(まえがきより)
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大人の友だちづくりはむずかしい
¥1,540
著:大嶋 信頼 出版社:KADOKAWA 発売:2023年12月 判型:四六判・192頁 「ずっと、なんとなくさびしい」から解放されるための一冊。 「大人の孤独感」を心理学的アプローチから解きほぐします。 「友達と楽しそうにしている人を見るとうらやましくなる」「友達がいないのは自分に魅力がないせいだ…と落ち込む」そんなさびしさを感じたとき、この本を開いてみてください。