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【本について】
オンラインストアに載せている古本は店頭には並べていないものが多数です。店舗でご購入いただく際は、お気軽にお声がけください。
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お砂糖ひとさじで
¥1,760
著:松田 青子 出版社:PHP研究所 発売:2024年3月 判型:四六判・206頁 小さなことへの喜びや楽しみ。それこそが、自分。 メアリー・ポピンズの映画に出てくる歌「お砂糖ひとさじで」。そこでは、小さな工夫で日常がどれだけ楽しくなるかが歌われる。ひとさじのお砂糖で、苦い薬も飲めるようになる――そんなふうに気持ちを軽くしてくれる、魔法の呪文のようなエッセイ。お気に入りのアイテムやちょっとした発見、ずっと変わらず好きなこと、新たに好きになったもの、時には疑問や怒りも。あらゆるもので日々は織り成されている。 (出版社HPより)
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わたくし大画報
¥1,760
著:和田 誠 出版社:ポプラ社 発売:2024年3月 判型:四六判・254頁 自分のことを書くというのは、照れくさいものである。そう思いつつ、ずいぶん書いてしまった――妻・平野レミさんとのエピソードから、はじめての育児、「週刊文春」の表紙イラストや装丁の仕事まで。 谷川俊太郎さんや篠山紀信さん、渥美清さん、向田邦子さんら著名人との驚くべき交友録も盛りだくさん。“めったに自分を語らない”和田誠が自分について書いた貴重なエッセイを復刊。イラスト79点収録。 ※1982年に講談社より刊行された『わたくし大画報』を復刊したものです。
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ヘルシンキ 生活の練習
¥924
著:朴 沙羅 出版社:筑摩書房 発売:2024年7月 判型:文庫判・320頁 フィンランドの子育てに、目からうろこ。 「母親は人間でいられるし、人間であるべきです」 二人の子どもと海を渡った社会学者による現地レポート。 「考え方が変わる」と大反響。待望の文庫化! 解説 坂上香 装丁・装画 寄藤文平+垣内晴(文平銀座) <目次> はじめに 1 未知の旅へ――ヘルシンキ到着 2 VIP待遇――非常事態宣言下の生活と保育園 コラム1 ヘルシンキ市の公共交通機関と子ども車両 3 畑の真ん中――保育園での教育・その1 4 技術の問題――保育園での教育・その2 5 母親をする――子育て支援と母性 コラム2 社会とクラブと習い事 6 「いい学校」――小学校の入学手続き 7 チャイコフスキーと博物館――日本とフィンランドの戦争認識 コラム3 マイナンバーと国家への信頼 8 ロシア人――移民・移住とフィンランド コラム4 小学校入学 おわりに 注 文庫版あとがき 解説 坂上香 (出版社HPより)
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ZINE『小学一年生』
¥1,100
作・発行:母アパレル 発売:2022年9月 サイズ:文庫本サイズ ページ数:全60ページ イラストレーター 武者小路晶子さんが、Instagramに「母アパレル」名義で息子さんの絵日記を載せておられるのですが、現在10歳の息子くん「マー坊」の小学1年生時代の1年間を記録し、その中からお気に入りの60日をZINEとして発行されました! これから小学1年生になる人たち、かつて小学1年生だった人たち、 みんながワクワクしたり懐かしくなったりしながら楽しめる内容になっています。 ※2023.6 再入荷いたしました
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ZINE『小学二年生』
¥1,100
作・発行:母アパレル 発売:2023年5月 サイズ:文庫本サイズ ページ数:全60ページ <6/29再入荷しました!> イラストレーターの武者小路晶子さんが「母アパレル」名義で描かれた息子さんにまつわる絵日記『小学一年生』。今回、第2弾となる『小学二年生』が完成しました。 現在小学5年生の息子くん「マー坊」の小学2年生時代の1年間を記録し、その中の60日がZINEになっています。 『小学二年生』は、マー坊がマスクをつけるところから始まります。そう、緊急事態宣言や学校休校で生活がガラリと変わってしまった、あの2020年4月からスタートします。 でも決してネガティブな内容ではなく、制限ある生活の中でマー坊が自分の好きなことを楽しみながら過ごす様子や、去年よりちょっぴり大人になった様子に心ほんわかしますよ。 これから小学2年生になる人たち、かつて小学2年生だった人たち、 みんなが楽しめる内容になっています。
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ZINE『小学三年生』
¥1,320
作・発行:母アパレル 発売:2024年5月 サイズ:文庫本サイズ ページ数:全60ページ 別紙「小学三年生新聞」付き <祝・第3弾!> イラストレーターの武者小路晶子さんが「母アパレル」名義で描かれた息子さんにまつわる絵日記『小学一年生』。この度、第3弾となる『小学三年生』が届きました。 現在小学6年生となる「マー坊」の小学3年生時代(2021.4-2022.3)の1年間の中の60日間が絵日記になっています。 小学2年生の時は、お城や武将が大好きだったマー坊、小学3年生では一体何に夢中になっているでしょう・・!? これから小学3年生になる人たち、かつて小学3年生だった人たち、 そして今まさに小学3年生の子どもたち、 みんなが楽しめる内容になっています。
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平熱のまま、この世界に熱狂したい 増補新版
¥924
著:宮崎 智之 出版社:筑摩書房 発売:2024年6月 判型:文庫判・288頁 アルコール依存症、離婚を経て、取り組んだ断酒。自分の弱さを無視して「何者か」になろうとするより、生活を見つめなおし、トルストイとフィッシュマンズなどに打ちのめされながらも、すでにあるものを感じ取るほうが人生を豊かにできると確信する。様々な文学作品を引きながら、日常の風景と感情の機微を鮮やかに言葉にする。新たに3篇を加え増補新版として文庫化。(出版社HPより)
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神谷美恵子 島の診療記録から(STANDARD BOOKS)
¥1,540
著:神谷 美恵子 出版社 : 平凡社 発行日:2017年8月 判型・ページ数:B6変 224ページ ハンセン病患者に寄り添い続けた精神科医・神谷美恵子。瀬戸内の療養施設の経験、使命感、育児、心に残る人々……人間と死に真摯に向き合い、たおやかに生きた人の美しい随想。 (出版社HPより)
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松田道雄 子どものものさし(STANDARD BOOKS)
¥1,540
著:松田 道雄 出版社 : 平凡社 発行日:2021年2月 判型・ページ数:B6変 224ページ ロングセラー『育児の百科』で、現代にもつながる育児思想を普及させた小児科医が、人間らしい社会の実現と生きることの意味を追い求める中で見出した、さまざまな命の姿。 (出版社HPより)
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神戸、書いてどうなるのか
¥968
著:安田 謙一 出版社:筑摩書房 発売:2024年6月 判型:文庫判・288頁 神戸。海と山に挟まれたその街には、食堂、酒場、喫茶店、レコード店、書店、映画館、商店街、銭湯など人々に愛される場所があり、その街についての素晴らしい本や歌があり、著者の大切な思い出がある。108のエッセイで語る、ひとつの街の暮らしと記憶。「私が愛した神戸の多くのものは姿を消したけれど、神戸が面白くなくなったとは言わない」。写真・イラストマップも収録。 解説 tofubeats 装画 坂本慎太郎 <目次> 第一章 食べたり?んだり、神戸 第二章 ぶらぶら歩く、神戸 第三章 神戸を読む、観る、聴く、買う 第四章 神戸の記憶 第五章 神戸育ちのてぃーんずぶるーす 暴力戦士 西東三鬼――単行本版あとがきにかえて 神戸、そして――文庫版あとがきにかえて 解説 「神戸、書いてどうなるのか」について書いてどうなるのか tofubeats
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【訳アリ】父の時代・私の時代 ─わがエディトリアル・デザイン史
¥941
10%OFF
10%OFF
著:堀内 誠一 発行:筑摩書房 発行年月:2023年5月 判型:文庫判 ・ 304頁 状態:人の手に渡っていない新本ですが、本の下部に黒い汚れがあるため、お値引きして販売しています。 「anan」「BRUTUS」「POPEYE」日本の出版文化の一時代を築いた雑誌を生み出したアートディレクターであり、数々の名作絵本の作者としても知られる堀内誠一。 エディトリアルデザインの先駆者であり、天才と呼ばれた著者が、戦前から1980年代までの雑誌と絵本作りの現場を生き生きと語る唯一の自伝が初の文庫化。各方面で活躍したクリエイターたちとの交遊録も必見。 <目次> 父の時代(多田北烏の回想 本所向島一丁目 「治ちゃんはスゴかったんだぞ…」 ほか) 私の時代(「僕はチブスだ、ウンコが赤い」 「ポパイのアリババ退治」 「少年期」―戦争後期 ほか) その後―単行本未収録エッセー&インタビュー(図案家なりし父の時代 エディトリアル・デザインは編集の領域に首をつっこんじゃう 海からやってきた少女または沖の小娘 ほか)
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【古本】記憶の肖像
¥1,000
著:中井久夫 発行:みすず書房 発行年:1992年12月(第2刷) 状態:古本。小口にシミあり。カバーにやや経年感あり。大きなダメージはありません。 どうも童話とエッセイは書けないようだ——それが私の長い間の固定観念であった。緊張の持続のはてに能力以上のものを無理強いにしぼり出してきた人間には、たしかにこの二つは書けないだろう。いつかエッセイ集をといわれていたが、実現するかどうか半信半疑であった。(「あとがき」より) 一精神科医として、日々患者の治療に携わってきた著者は、折りにふれて、みずからの思いを文章に書きつけてきた。自分の棲む街・神戸のこと、人との出会いと別れ、訪れた土地や自然、子ども時代の思い出、それに医療や教育、社会問題等々。 その一文一文には、昭和一ケタの最後の世代に生まれ、時代の絶望と希望を体現してきた著者のやさしさと強さがある。精神科治療の現場の緊張感の持続とそこからの解放感が、非凡な文学的才能とみごとに融けあっている。 (出版社HPより)
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【サイン本】君はそれを認めたくないんだろう
¥1,980
著: 山下賢二 出版:トゥーヴァージンズ 発売:2024年1月 判型・頁数:四六判・224ページ ホホホ座山下さんによる最新作。 現在と過去の記憶の狭間、そして織り交ぜられる詩に、なんだかふわふわとした気持ちになってきます。しかし、「ほっこりという盲目」など、日常でなんとなく流されてしまいがちな、もやもやをしっかり文章化してくれていて心地よいなと思いました。 そして「読書の元年」の項を読んで、私も読書行為の楽しさを草の根運動的に広げるぞ~と心に誓ったのでした。 <版元HPより> 2004年に京都市左京区に車が飛び出た外観の「ガケ書房」を開き、2015年に「ホホホ座」へと改名・移転。その名物店主・山下賢二が本屋創業20年の節目におくる、散文ときどき詩。筆談とジェスチャーで過ごした小学生時代、夢を削るように生きていた二十代、ほっこりという盲目に違和感を溶かす今。誰もが発信者になり受け手にもなる「承認欲求の時代」に、たしかな言葉、信じられるものは一体どこにあるのだろう。近年に発表された単行本未収録のさまざまな散文(エッセイ)と詩を書き下ろしも含めて収録。人間と世の中を、過去と現在を、山下賢二ならではの視点で言葉に刻んだ。 特別冊子「山下賢二のこと」付き(紙の書籍のみ) 寄稿:松本隆、堀部篤史、廣田瑞佳、山下睦乃 本当に説得力のある言葉はやっぱりSNSにはないのではないか。それはもう書き言葉ではなく、対面で人間がとっさに吐いた生身の言葉にこそ真実があるのではないか。その人自身の生き方や基本的な考え方が「出てしまった」言葉。生身の言葉は、書き直しなしの言葉だ。言い換えればそれは、その人のデフォルトの「生活態度」と言えるかもしれない。(本文より) <目次> 朝が過去形でやってくる 帰る場所がないということ/若い凧/入ってる君/行けばわかるし/これは反省文ではない/先輩たちの足どり/この詩は谷川俊太郎が書きました/横柄な横着/爆発後のルール/ほっこりという盲目/いつかのいつもの朝 むかしの一日から「1993年11月23日(水)」/見てただけ/夢を削っていく/泣いているきみを見たい/ここではないどこかはもうない/自炊行為/今日/やましたくんはしゃべらない・詳細編/かめとやました/だれでもなんでそんなん/夏が本当に好きな理由判明/そのお金/記録に残っていないけど記憶に残っている音楽イベント/記録に残っていないけど記憶に残っているダウンタウン/真面目 不真面目 生真面目 読書の元年/本屋のおやじが楽しいなんて誰が言った/ト書き/好きだから会えない人/透明な垢/思い出話は再発見のためにある/文化系男子の結び目/そこにいたのはかぞく/作家の居心地/食卓の照度/たしかに僕はあの人を見たんだ/すべての病人/見れない風景を見た人/オープンカーは全員で無視しよう/また取次が生まれる/つまる/つまらない ガケ書房のあった場所/京都の公共交通機関オンチ/肩までつかる町/ちょっと前の京都本をふりかえってみる/だいなしの詩/わたしたちのある日の配役/忘れちまった楽しみに/年上の出来事、年下の文化/未熟者たちの時間/あなたはどうやってここまできた/あのひとは一度もこっちを見なかった/これは他人ごと、あれは自分ごと/ちいさな基点 リーダーは等身大/細胞を説得/説得力と有名が君は欲しいか/悪く言う/忘れる人間/信じるしかないもの/おおみそか はじめてのあとがき 話したい話
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長い読書
¥2,530
著:島田潤一郎 出版社:みすず書房 発売:2024年4月 判型・頁数:四六判・256頁 「本を読みなさい。 ぼくのまわりに、そんなことをいう人はいなかった。」 小説を読みはじめた子ども時代、音楽に夢中でうまく本が読めなかった青年期から、本を作り、仕事と子育てのあいまに毎日の読書を続ける現在まで。 吉祥寺のひとり出版社「夏葉社」を創業し、文学をこよなく愛する著者が、これまで本と過ごした生活と、いくつかの忘れがたい瞬間について考え、描いた37篇のエッセイ。 本に対する憧れと、こころの疲れ。ようやく薄い文庫本が読めた喜び。小説家から学んだ、長篇を読むコツ。やるせない感情を励ました文体の力。仕事仲間の愛読書に感じた、こころの震え。子育て中に幾度も開いた、大切な本…。 本について語る、あるいは論じるだけではなく、読むひとの時間に寄り添い、振り返ってともに考える、無二の散文集。 「ぼくは学校の帰りや仕事の帰り、本屋や図書館で本を眺め、実際に本を買い、本を読んだあとの自分を想像することで、未来にたいするぼんやりとした広がりを得た。」 (出版社HPより)
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正解のない雑談 言葉にできないモヤモヤとの付き合い方
¥1,870
著:大平一枝 出版社:KADOKAWA 発売:2024年4月 判型・頁数: 四六判・192ページ 石井ゆかり、飛田和緒、山本浩未、川内倫子、ヨシタケシンスケ、岡本雄矢、三浦直之、髙橋百合子、谷匡子、ちがや、辻山良雄、三國万里子、星野概念の13人が明かす、言葉にできないモヤモヤとの付き合い方とは? 作家・エッセイストの大平一枝さんが、世代も生業も違う多様な人生を取材した、対談形式のエッセイ。漠然とした不安や迷いを感じるとき、自分を肯定できないとき。結論も正解もない対話のなかに、気持ちが軽くなる言葉が見つかります。
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休むヒント。
¥1,430
編:群像編集部 出版社:講談社 発売:2024年4月 判型・頁数: B6変型判・208ページ 休みなよ、って言われても。 ・休日、何もしてないのに気づいたら夕方になっている。 ・お休みなのに、つい仕事のメールをチェックしてしまう。 ・折角の休みだからと、逆に予定を詰め込み過ぎてしまう。 ・全然休めた気がしないまま、月曜の朝を迎えてしまう。 ・「休みの日って何してるの?」と聞かれるのが怖い。 ――ひとつでも当てはまってしまったあなた、必読です!! 働き方改革時代、ワークライフ「アン」バランスなあなたに贈る、休み方の処方箋(エッセイ・アンソロジー)! 覗いてみません? あの人たちの、休み方。 (執筆者一覧・50音順) 麻布競馬場、伊沢拓司、石井ゆかり、石田夏穂、岡本 仁、角田光代、角幡唯介、くどうれいん、古賀及子、小西康陽、斉藤壮馬、酒井順子、酒寄希望、向坂くじら、佐藤良成、杉本裕孝、高橋久美子、滝口悠生、武田砂鉄、竹田ダニエル、つづ井、年森 瑛、永井玲衣、蓮實重彦、平松洋子、藤代 泉、古川日出男、星野博美、堀江 栞、益田ミリ、宮内悠介、宮田愛萌、吉田篤弘
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センス・オブ・ワンダー
¥1,980
著:レイチェル・カーソン 訳とそのつづき:森田 真生 絵:西村 ツチカ 出版社:筑摩書房 発売:2024年3月 判型・頁数: 四六判・184ページ 「ここにきてよかったね」 この星はすべての生命を祝福している。 世界的ベストセラー『センス・オブ・ワンダー』待望の新訳、さらにその未完の作品を、いま京都から書き継ぐ。 「本書に込めた願いはひとつだ。この星に生まれたすべての生命が、ここに「きてよかった」と思える世界を作りたい。」(あとがきより) 西村ツチカさんの挿絵も素晴らしいです。
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元気じゃないけど、悪くない
¥2,090
著:青山ゆみこ 出版社:ミシマ社 発売:2024年3月 判型・頁数:四六判並製、248 ページ 装画・挿画・題字:細川貂々 50歳の急カーブ、愛猫との別れ、不安障害、めまい、酒や家族との関係… わけのわからない不調のどん底から、リハビリが始まった――。 「わたしの心と身体」の変化をめぐる、物語のようなノンフィクションであり、ケアの実践書。「コントロールしよう」を手放し、自分が変わったと実感するまでの3年間の記録。 (出版社HPより) <目次> まえがき 第一章「わたし」をつくってきたもの はじめての猫/実家の犬/家族のなかの「序列」/愛に対する条件/はじめて得た「フラットな関係性」/特別に大切な存在 第二章 「食と酒」の生活改善 切実に迫る「老い」/パーソナルトレーニングという選択/わたしという身体資源の有効活用/なにを食べたらいいですか?/三十年来の悪友、お酒/「のんだくれゆみこ」と「ノンアルコールゆみこ」/「飲まない自分」への違和感 第三章 ある日心が振り切れた 親は子どもに呪いをかけてしまう/「躁」っぽい思考の暴走/わたしを引き留めた回顧録『エデュケーション』/大震災と母の看取りのフラッシュバック/これがパニック障害? 不安障害? 第四章 ほんの小さな第一歩 身体は動きたがっている/病院に行くのも「行動」/家事を諦めるという難問/「保留」にできた仕事/書くを手放す/自分はコントロールできない/メンタル本で学んだセルフケア/心にやさしい物語の世界 第五章 自分の居場所をつくる 「わたしの部屋」が必要だ/窓を見上げて歩く/心が動くと身体も動く/窓の大きな小さな部屋/自分の「好き」だけの空間/オープンダイアローグという「対話の手法」/安心して関われる人 第六章 誰かと関わるための小さな部屋 踊るくらいさせろや!/気を楽にするって超難問なわけで/しょぼいコーピングを増やす/小さな部屋に芽吹くもの/仲間との出会い/はじめてのオープンダイアローグ/自分を突き動かした一冊の本/「わたしは変わった」という事実/映画『プリズン・サークル』の衝撃 第七章 めまいを巡る冒険 ふわふわの正体は「浮動性めまい」/病院行脚、再び/めまい専門医との出会い/ついに可視化されためまい/ケンケンから始めた運動療法/だいたい血行/のらりくらりと有酸素運動/禁酒とも異なる「酒離れ」 第八章 自分のこともわからない フライト前の「遺言」/誰のこともわからない/婦人科での三度目の正直?/キックボクシング事始め/わたしの身体は頭がいい/窓の大きな小さな部屋、ありがとう/わたしは書き始めた/手放す あとがき
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気づいたこと、気づかないままのこと
¥1,760
著: 古賀及子 出版:シカク出版 発売:2024年2月 判型・頁数:四六版・並製・184ページ 『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』で日記文学の新たな扉を開いた著者による、初のエッセイ本です。 個人的に、お子さんの合唱コンクールを聞きに行った時の思い出を綴った「感動に宿った確かなうるささ」が好きでした。なにげない日常の一コマをこんなにもおもしろく表現できる言葉のセンスが最高です。 <版元HPより> 他にはない味わいの名作日記を日々生み出すweb日記の第一人者、古賀及子さん初の本格エッセイ集。 note「シカクのひみつマガジン」の連載を中心に、過去に古賀さんがブログで公開していたものや書き下ろしを加えました。 幼少期のニュータウンでの暮らし、おばあちゃんや恋人との思い出、産まれて育つ子どもたちとの日々ーー。 人生のあらゆる場面を縦横無尽に切り取った、日記とは違う古賀さんの魅力や人間性が詰まった渾身の1冊。 <目次> 朝霧装飾 めがねの道 ものが水に溶けるとはどのようになることか 風船のまち 生協のカタログだけがおもしろい 新宿郵便局留 リステリンの泉 抱っこして行かれますか わたしたちのパンプキン 変だと思った俺やお母さんの目が未熟だったのかもしれない ねこからとても遠い せかいの恋人たち 劇薬としての音楽 和菓子を売っていまして のどのたこ取り まさか世界がひとつとは 8人、いまこの瞬間 これほど恋らしい2000円 シングルレバー混合栓 この世のすべては集めなかった 渡り廊下と札幌 卵を割るのが下手になった 窓のそとはあかるい よなかの親子 感動に宿った確かなうるささ 私たちは何でしょう iPhoneを無駄に買う真実の人生 いちじく 次のおとなへ押し上がる 解説 長嶋有
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<サイン本>おくれ毛で風を切れ
¥1,980
著: 古賀及子 出版:素粒社 発売:2024年2月 判型・頁数:B6判ソフトカバー・304ページ 前作『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』で日記文学の新たな扉を開いた著者による、日記エッセイ2作目です。 今ご注文いただきますと、サイン本をお送りいたします! <版元HPより> 「本の雑誌」が選ぶ2023年上半期ベスト第2位『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』の著者による日記エッセイ まだまだあった前回未収録作に、書き下ろしを含む新たな日記を収めた第2弾 母・息子・娘、3人暮らしの、愉快で多感な日々 「暮らして、暮らして、暮らしきる」 <目次> 2019年2月~2020年12月 2019年 宇宙がすごい広いんだが 車窓を見る人は黒目がカクカク動く 「はい、論破」みたいに幸せを 猫をさがしていそうな人たちだった 燃えるごみよりも資源ごみのほうが多いでしゅよ 情報は目でとまって頭にまで到達していなかった 目の前で大福が売り切れて誇らしい 悔しがるころは過ぎた 「ねえ見て!」があるから人は連れ立ってどこかへ出かける 全力で走りそしてふたりは出会った 人間社会で成長することそのもの まあまあ家 気づかないまま傷つく これからほっぺたをバンバンにふくらませる宣言 こういうものなんだからとだまっていた 伝えたい豆知識があるんだ 別れのメールをローマ字で書いた 同じ家に同じ気持ちの人がいる 腐りゆくのを見るのがいやで腐る前に捨てた それは個人の感想だろう 氷を揉み溶かしとがらせる こっそり水道水を飲む 背負ったネギが夕日を受けて輝く 2020年 私いまかなりドラえもんっぽいことになってないか もしかして楽しかったの? くれぐれも家を燃やさないように カーっとした量のハンドクリーム ここに真の卒業がある よくない予感を共有する 同じ家でも今度ははじまる スポークが折れて感心感心 ポップコーンをはぜさせる人を離れたところから見る 鳩サブレーを食べる自分の様子をふと思う 感激して「優しい!」と冷やかす 新しいカードに無を移行する 気安い友人や家族だけが目撃する ふんわりではなくふっくらしている顎 もしフィクションで描かれてなかったらどう思ったろう 消費はむずかしい 血管が動くのを見あう 事情を誰かに話すときはいつも自信がない 冷えた生卵を持ち続けて手がつめたい 意識の私を無意識が急に起こす 赤や緑や青が次々に色を変え光っている テトリスでこんなに遊んでしまう 2022年3月~2023年8月 2022年 これだ漫才の起源 有象無象のドーナツ お菓子が配られているのではないか 新入りバイトの態度で生きる 13で割る! 中2の景色 これはさては呪術だな 「まあいいか」が「まあよくない」をチョイスする 水漏れを飼う ミロがなくなる ふすまに海を きっとうまい肉だ 大人に連れていかれる このまま無印良品に飲み込まれる 悪口は味 黒か紺か そんな個性的な営業時間 夜のとばりのようですね このままはやく朝にしてしまいたい わたしではないあなたたち おれはひとりしかいないのに 思考のあさましさに感じるハングリー精神 無機物ばかりが登場する人生の走馬灯 わたしたちのアイコンタクト ふりかけが大好きな人たち 2023年 おくれ毛で風を切れ 突然一生会わない人になる 夢のもたつき 布団をならべて夜ねむるよう 楽しみにしている人がいると心強い 家は家であり、家っぽいものでもある 人間が自由だとよく知っている 孤独な意地汚いお祭り 抜けも飛びも刺さりもしない きみの名前を知ることそのもの ひとつの世界の終わり まんじゅうにどこまでも盛り上がってしまう 小枠も小枠な生き方の多く 手のひらで光ってはじける塊の時間 いちばん大きな音のカッター 本気の餓鬼でもなかったようで 尊び信じて優しく 弁当の責任と関心 今日は一緒に行けてよかった 現実だったらあんまりだ 畏れることない不公平感 バレエと敬礼
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<1/19再入荷>鬱の本
¥1,980
出版社:点滅社 発売:2023年11月 判型・頁数:B6変形判・195ページ 鬱のときに読んだ本。憂鬱になると思い出す本。まるで鬱のような本。 「鬱」と「本」をめぐるエッセイ集。84人の鬱の本のかたち。 「毎日を憂鬱に生きている人に寄り添いたい」という気持ちから作られた一冊です。 <目次> 「鬱」ベースの社会に (青木真兵) 怪談という窓 (青木海青子) 犬に限らず (安達茉莉子) にぐるまひいて (荒木健太) 世界の色 (飯島誠) 形を持った灯りを撫でる (池田彩乃) 棚からぼたもち落ちてこい (石井あらた) ブランコ (市村柚芽) 憂鬱と幸福 (海猫沢めろん) 世界の最悪さを確認する喜び (大谷崇) 人と共感できず、なにしろもがいていた頃の話 (大塚久生) 椎名誠『僕は眠れない』 (大槻ケンヂ) 高校時代 (大橋裕之) ウツのときでも読める本 (大原扁理) 低迷期の友 (荻原魚雷) 多摩川で石を拾おうとした (落合加依子) ポジティブ。 (柿木将平) 布団からの便り (梶本時代) 『金髪の草原』の「記憶年表」 (頭木弘樹) やらない勇気 (勝山実) 天窓から光 (上篠翔) 生れてくるという鬱 (切通理作) 「できない」自分との付き合い方 (こだま) 深い深い水たまり (小見山転子) 我輩はゴムである (ゴム製のユウヤ) 鬱の本 (佐々木健太郎) 弱々しい朝 (笹田峻彰) 不良作家とAI (佐藤友哉) ある日、中途半端に終わる (左藤玲朗) 本は指差し確認 (篠田里香) ゆううつと私 (柴野琳々子) 中学生日記 (島田潤一郎) 俺は鬱病じゃない (下川リヲ) あの娘は雨女 (菅原海春) 旅 (杉作J太郎) 十九歳と四十七歳の地図 (鈴木太一) 悪意の手記を携えて (第二灯台守) 願い (髙橋麻也) 君も蝶 (髙橋涼馬) 静止した時間の中で (高村友也) Life Goes On (瀧波ユカリ) 鬱時の私の読書 (滝本竜彦) ちいさな救い (タダジュン) いのちの気配 (谷川俊太郎) 喘息と明るい窓 (丹治史彦) 毎日があるまでは (輝輔) とかげ (展翅零) 沈黙のオジオン (トナカイ) 大学をやめたい (鳥羽和久) 西村賢太という比類なき衝撃 (友川カズキ) 空の大きさと愛の切符 (友部正人) たたかれて たたかれて 鍛えられる本と人 (豊田道倫) 神経の尖った人の見る世界 (鳥さんの瞼) かけ算とわり算 (永井祐) 2023年4月 (七野ワビせん) 曖昧なものの博物館 (西崎憲) 戦友 (野口理恵) きこえる声で話してくれた (初谷むい) 言葉の声が案内してくれる (東直子) ゲーテをインストールする。 (Pippo) 脱法ドラッグ米粉 (姫乃たま) 何度もめくる、自分はここにいる (緋山重) 深夜のツタヤ (平野拓也) このバカ助が (pha) NHKにさよなら! (ふぉにまる) 鬱、憂鬱、10代、と言われ放出したレテパシー (古宮大志) 鬱は小説の始まり (増田みず子) ため息を深く深く深く深く……ついてそのまま永眠したい (枡野浩一) 人間の鬱 (町田康) 憂鬱な銀河 (マツ) それがかえって (松下育男) 夕に光 (miku maeda) あなたが起きるまで (みささぎ) ダメになって救われる――町田康のこと (水落利亜) うつのサーフィン (水野しず) 本が読めた日 (無) 蜘蛛と解放区 (森千咲) 俯きながら生きている (森野花菜) 喋らないヒロイン (山崎ナオコーラ) 悲観論者のライフハック (山﨑裕史) たぶん、不真面目なんだと思う (山下賢二) ぼくの精神薬 (屋良朝哉) なにかに抱かれて眠る日がある (湯島はじめ)
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愛しの純喫茶
¥1,650
SOLD OUT
著:甲斐みのり 出版社:オレンジページ 発売:2023年10月 昨今の昭和レトロブームも後押しして、老若男女問わずに人気のある〈純喫茶〉。 この本では、旅先で、散歩の途中で、日常で、折に触れて甲斐さんが訪れたお店を厳選して紹介しています。お店の歴史に思いをはせたり、好きなメニューを楽しんだり、インテリアや食器を写真に収めたり……純喫茶は時間が許せば何時間でも飽きない場所。ページを開くたびにコーヒーの香りが立つような、素敵な写真とともにさまざまな喫茶店のお話を心ゆくまでどうぞ。 <目次> 序章:愛しの純喫茶 【浅草】ロッジ赤石 第1章:珈琲を味わう 【千葉】珈琲専科 ヨーロピアン 【横浜】コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリ 【八王子】自家焙煎珈琲専門店 憩 【新宿】新宿らんぶる 第2章:空間に浸る 【高崎】カフェテリア コンパル 【松本】珈琲茶房かめのや 【秋田】レトロカフェ異人館 【上野】高級喫茶 古城 第3章:あまいものの楽しみ 【銀座】トリコロール 本店 【盛岡】ティーハウス リーベ 【上野】珈琲 王城 【大森】珈琲亭 ルアン 【新橋】パーラー キムラヤ 第4章:食事がおいしい 【大宮】伯爵邸 【仙台】喫茶エルベ 【新潟】Soup & Café 香里鐘 【水戸】トロピカル 終章:愛してやまない純喫茶 【阿佐ヶ谷】喫茶 gion
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ちょっと踊ったりすぐにかけだす
¥1,870
著:古賀及子 出版社:素粒社 発売:2023年2月 判型・頁数:B6判・ソフトカバー・320ページ 書き下ろしを含む2018年から2022年までの日記より、103日分をあつめたweb日記が書籍化されました。 母・息子・娘、3人暮らしの、愉快で多感な日記エッセイです。 目次を読むだけで想像が膨らみ、ついついにやにやしてしまいます・・! <目次> 目次 2018年 心の霧が晴れた隠喩 一緒に普通の量を食べて生きていこう 2019年 どこかの母の模倣だな こんなでたらめな昼飯があるのか 雨のついた網戸に消しゴムなげてみ 「楽しいよ!」と書いてあると泣きそうになる 資産を有効活用して一日気分がいい 鋭角的にかわいい、鈍角的にもかわいい 水筒という家事がある 空気があったまって膨張したんじゃないの 俺はどうなってしまうのだろう 「あるなら食べる」ほど豊かなことはない 今日の3時ごろすごかった クイズの脇が甘い ケーキに隙間をみつけてくやしくて泣いた 0.5人の自分 みんなかわいいかわいいと言って見ています 思えばずっと誰かの歯が抜けていた 冷蔵庫ではないこれはタンスだ フィクションは雑でも平和だが現実は優しいほうがいい それでもサンタは強引に来た 2020年 横からスッとドラえもんが入ってくる ぬいぐるみが助け いつも私をどん欲に確認する ていねいに細かく拾って牽制していく 月ばかりみているがそれがいい 椅子の下を這って通り過ぎた 屈辱要素なくわたしをパシらせて 決めてもらえると楽でありがたい 28年の月日を経て落第がむくわれた 子どもが子どもの世界の情報を交換している なみへい、ふな 今日もかわいいですね 純粋なから揚げの行列 やることがなくて優雅 きっと一生なおらない 体はコンビニに入っていった 送り迎えのことばかり考えていた 気球の絵だ ふたりで絶対に半分 夜中に目を覚ましたいからもう寝る チャーハンに気持ちが集中した いつも自分を気分よくしている 元服である みんな歯を投げているらしい ナンから煙が出ているぞ 心を揺さぶらない映画を見きわめる 塩で召し上がるのは後ろめたい ちょっと踊ったりすぐにかけだす つつみかくさない自意識 誰かが重いな 真逆の「屋」が来てしまったな 知ってるやつ以外ぜんぶうそみたい サンタが誰かを知っている人にも来る 全身に力を込めて体をぶるぶるふるわせるから見てて 意外な思春期の来かたをしている スーコー言わずに飲んでみよ 2021年 あとはエアコンだけある いまいちばんどうでもいいこと 歯が小さいのだが 私だけが実情を知り不明を実感している、わかっている私がいちばんわかっていない 30秒は10秒が3個 歯の皮一枚 腸壁の側を皮膚にする なにも起こらない予感 菓子パンは子にやる 糊を買いにいこうくらいの誘い 世界一の墓 餃子の数を数えて とらわれなさが真実をつかむ コロナ時代の買い食い ピザが食べ足りないのは絶対に嫌だ 本当に家族で楽しいだろうか 午後7時25分、逮捕 らくだだと思っていますか? 世の中たいていのことはうまくいかない、なのに ウーバーイーツのみなさんがぜんぶカブの出前だったら まだまだ地力を出してはいないはずです あらぶる群衆 さまざまな感情を一度に持たすなよ ちゃんとしたファンの人が使う言葉 遊んで暮らさず商売を 治る自信のある肋骨 2022年 とりあえず子らにバナナを渡す 来たな待っていたぞ 前提としてとても明るい すべてが謎のトラックが 確認して両替を頼む 安ジャムと高ジャム ペットボトルを海に捨てない 心が遭難している 家のことは、なにもかも忘れてしまう いないと本当にいない 壺のなかのグリーンカレー 奥にある真のおかえり 目にした景色を見せて 夜に帰る 無料のお菓子はかなしいか ぬいぐるみは動の物 じゃあなにを食べていたのか 今日は絶対に死ねない 静かに静かに終わっていく 骨といわれたほうがよかった あとがき
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波打ちぎわの物を探しに
¥1,980
SOLD OUT
著:三品輝起 出版社:晶文社 発売:2024年1月 判型・ページ数:四六判並製 244頁 「私たちはどうして物を買い、所有するのだろうか」 物の売買を巡る状況は刻々と変化している。いままさに波にさらわれんとする物の価値をひとつずつひろいあげる珠玉のエッセイ集。本、アート、工芸、情報、音楽、おしゃれ、サブカル、聖と俗……、ゆらぎ続ける世界のはざまで生きのびる方法を、東京西荻で20年間続く雑貨屋「Fall」の店主が綴ったエッセイ集。 【目次】 雑貨屋プレイ 境界 汚部屋はどこへ消えた? 部屋とメディアと私 インターネットの波うちぎわで マイミュージック フランク・ザッパと本屋の石 本を読むひとたち 本を撮るひとたち おしゃれな密室の内と外 顔 デザイン、芸術、クリエイティブ おむかえのあとさき 橋を渡る