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佐川ちか詩集

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発行:岩波書店
発売:2023年月
判型:文庫判
頁数:236頁

昭和初期の日本のモダニズムを駆け抜けた左川ちか(1911-36)。
「緑」「昆虫」「太陽」「海」「動物たち」から喚起する奔放自在なイメージ、「生」「性」「死」をめぐる意識は、読む者を圧倒し、魅了する。本作にて初の文庫化。

<目次>
詩 篇
 昆虫
 朝のパン
 私の写真
 錆びたナイフ
 黒い空気
 雪が降つてゐる
 緑の焰
 出発
 青い馬
 緑色の透視
 死の髯
 季節のモノクル
 青い球体
 断片
 ガラスの翼
 循環路
 幻の家
 記憶の海
 青い道
 冬の肖像
 白と黒
 五月のリボン
 神秘
 蛋白石
 夢
 白く
 緑
 眠つてゐる
 The mad house
 雲のかたち
 風
 雪の日
 鐘のなる日
 憑かれた街
 波
 雲のやうに
 毎年土をかぶらせてね
 目覚めるために
 花咲ける大空に
 雪の門
 単純なる風景
 春
 舞踏場
 暗い夏
 星宿
 むかしの花
 他の一つのもの
 背部
 葡萄の汚点
 雪線
 プロムナアド
 会話
 遅いあつまり
 天に昇る
 メーフラワー
 暗い歌
 果実の午後
 花
 午後
 海泡石
 夏のをはり
 Finale
 素朴な月夜
 前奏曲
 季節
 言葉
 落魄
 三原色の作文
 海の花嫁
 太陽の唄
 山脈
 海の天使
 夏のこゑ
 季節の夜
 The street fair
 1.2.3.4.5.
 海の捨子

  詩集のあとへ(百田宗治)
  左川ちか詩集覚え書
  左川ちか小伝

 補 遺
  墜ちる海
  樹魂
  花
  指間の花
  菫の墓
  烽火
  夜の散歩
  花苑の戯れ
  風が吹いてゐる
  季節

 小 文
  Chamber music
  魚の眼であつたならば
  春・色・散歩
  樹間をゆくとき

 校異
 解説(川崎賢子)

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