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偶然の散歩

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作:森田真生
発行:ミシマ社 
装丁:寄藤文平
発行年月:2022年9月

思索、数学、子供との時間、今という瞬間…
偶然の日々の中で一度きりのすぐ近くにある、永遠をつかみたい――
その思いを胸につづられ、あふれでてきた、詩のような言葉たち。

散歩は、子どもたちとの本当の散歩のときもあれば、先人や先達との、時空を超えた思索の散歩のこともあった。二度とない偶然の散歩を、心に刻みつけるように書いた。
(まえがきより)

日経新聞「プロムナード」全25回ほかを収録。
『数学の贈り物』から3年半、著者に訪れた大きな変化の感覚が息づくエッセイ集。

<目次>
――散歩に行こうよ

第一章 プロムナード
散歩へ/網/言葉を生きる/時差/転ぶ/数学の演奏会/「わかる」と「操る」/「アリになった数学者」/心が降り立つ/精進/役に立たない/数字の起源/未来の種/メタメディア/日本語の数学/生きがい/思い出す/メッセージ/読み、書き、数学/懐かしい場所/爽やかな風/学校の未来/得ることと手放すこと/「正しさ」の正しさ/偶然の散歩

第二章 偶然の家族
翁/二つの奇跡/生命/旅/家族/祖父へ

第三章 ともに歩く
ともにあること/じっとその場で/道草の記憶/遅々として、遠くまで/家は思い出/一冊の本/誰にもわからない未来へ/月食/生きる

――永遠の散歩

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