●オンラインストアに掲載している本は、店頭に並べていないものも多くあります。お気軽にお声がけください。
-
ぞうのマメパオ
¥1,760
作:藤岡拓太郎 出版社:ナナロク社 発売:2022年4月(当店で販売しているのは、2024年7月発行の第2刷です) 判型・頁数:14.8×21㎝、196ページ 『たぷの里』の藤岡拓太郎さんによる、絵本2作目です。 「かわいすぎて笑ってしまう絵本」の名の通り、たいへんかわいらしい絵とお話なのですが、 かわいいだけでなく、不思議さや奇妙さもしっかりあるのが藤岡さんらしいなと感じました。 家族みんなで楽しんでください。
-
たぷの里
¥1,320
作:藤岡拓太郎 出版社:ナナロク社 発売:2019年7月(当店で販売しているのは、2025年1月発行の第15刷です) 判型・頁数:17×16㎝、42ページ 赤ちゃんから大人までみんなが思わずにっこりしてしまう。 楽しい絵本。 「んぐまーま」(文: 谷川 俊太郎 絵: 大竹伸朗)や長新太さんの絵本が好きな方におすすめです。
-
語りかけ絵本 ごはん
¥1,320
文・絵:こがようこ 発売:2025年4月 頁数:24ページ 対象:0歳1歳 みんな大好きなごはん。どうやって食べようかな。しらすさんを混ぜちゃう? それとも、おかかさん?おのりも巻いてパクッ! ごはんを食べるうれしさと、一緒に食べるおいしさを描いた絵本です。
-
飛ぶ教室 第81号 特集 日記にかくこと、かかないこと
¥1,100
・絵日記 はらぺこめがね 五十嵐大介 じゅえき太郎 三浦太郎 ・俳句日記 南十二国 ・創作 「希呼の実験」長谷川まりる 作/くまおり純 絵 「ナメクジの日記」出口かずみ 作・絵 「ぼくの『えもの』日記」柏葉幸子/kigimura 絵 ・エッセイ 「日記的な営みについて」文月悠光 「日記でつながる」長山さき 「記録者としての自分」石川直樹 「日記に書いてなかったこと」はやみねかおる ・本屋さん探訪 特別編 「日記屋 月日」 ・本を読む 「広がる日記」岩瀬成子 ・連載 偏愛映画コラム「子どもたちによろしく+(15)」長崎訓子 短編「逃げる田中(7)」石川宏千花/小鈴キリカ 絵 短編「きみがうたうとき(3)」桑原亮子/坂内拓 絵 マンガ「さんぱつやきょうこさん(80)」長谷川義史 BOOKS 〈絵本〉松田素子/〈児童書〉加藤純子/〈YA〉岡田貴久子/〈大人の本〉穂村弘 ほか
-
にゅーっでたよでたよ
¥1,650
作: 長 新太 絵:荒井 良二 発売:2025年4月 頁数:24ページ いろいろなものから「にゅーっ」と いろいろなものがでてくるよ。 長新太が生前に残した未発表のラフに 荒井良二が絵を描いたナンセンス絵本。
-
つげ義春が語る マンガと貧乏
¥2,530
著:つげ 義春 出版社 :筑摩書房 発売日:2024年06月26日 判型・頁数:四六判・384ページ マンガ家生活の現実、幻の作品構想、伝説となった名作群、創作の舞台裏、そのすべて!デビュー70周年インタビュー・対談集。 <目次> 序 読者のことはあまり考えなかった 『ガロ』前後(自伝的マンガ論 手塚治虫からつげ忠男まで(梶井純×つげ義春) ほか) 描かないマンガ家生活(作家の姿勢、作品の行方(菅野修×つげ義春) 「無能の人」と乞食論 ほか) 貸本マンガの頃(いまは夢みたい…(桜井昌一×つげ義春) 長井さんの飾らぬ魅力 ほか) 無に戻る(時代を超えた“リアリティ”とは何か? 私の近況3 夢は見ません。 私の近況4 何も起こらないのです。) (出版社HPより)
-
tupera tuperaのアイデアポケット
¥1,760
出版:ミシマ社 発売:2024年10月 判型・ページ数:A6判・320ページ アポ〜〜〜、こんなふうに絵本つくるの? 75の工夫と発想で、仕事も生活もユーモアあふれる日々に! 「主人公」「うんこ」「プレゼント」「おにぎり」「鉛筆」・・・アポ(アイデアポケット)さんがくりだす75のキーワードを入り口に、大人気クリエイティブユニットが創作のコツをたっぷり語ります。tupera tupera初の読みもの! 【目次】 はじめに 1 絵本をつくろう――アイデア・本の知識・テクニック 2 仕事であそぶ 3 工作のコツ 4 参加が楽しくなる――ワークショップ・展覧会 5 日常にアクセント おわりに
-
日月十譚
¥1,540
comic:マテウシュ・ウルバノヴィチ、スケラッコ、ケン・ニイムラ、朴ノ木二郎、ヘイカラ、ひうち棚、リネア・スターテ、ウルバノヴィチ香苗 アトリエ・セントー、もぷ子 出版社:TWO VIRGINS 発売:2023年1月 判型:A5/並製/214ページ 国内外で活躍する11人のクリエイターが描く、日本を舞台とした短編漫画集。 優れた短編の物語、特に漫画の作品は、歌のようです。 読むのに数分しかかからない場合でも、 その間はまったく別の世界に移動し、宝物を見つけたり、 恋に落ちたり、泣いたりさせてくれます。 短編物語が歌のようなものであるなら、 短編集は音楽アルバムのようなものになるでしょう。 より大きなテーマを感じながら ストーリーからストーリーへと運ばれるのです。 <「はじめに」より> 【収録作品】 『クロマツ』スケラッコ 『理想の家』ケン・ニイムラ 『すぐそばにある』朴ノ木二郎 『東京グルメ猫』ヘイカラ 『川』ひうち棚 『エノシマ2202』リネア・スターテ 『おわりの灯台』ウルバノヴィチ香苗 『夜行列車』アトリエ・セントー 『未来の博物史』もぷ子 『月はうどん味』マテウシュ・ウルバノヴィチ
-
片山廣子随筆集 ともしい日の記念
¥990
著:片山 廣子 編:早川 茉莉 出版社:筑摩書房 発売:2024年2月 判型:文庫判・336頁 その人は言った、「まづしい日々に、何かの希望をもち、そして失望し、また希望し工夫をし、溜息をし、それを繰り返して生きることは愉しい」と。 三月は雨のなかの微笑、六月は 荘厳、十月は 溜息……美を夢み、暮らしに潜む、揺るぎない生の本質を掬い、織り上げた、風変わりでゆかしく、清澄な片山廣子の世界。 アンソロジーの名手により蘇る、単行本未収録の 2 作品を加えた珠玉のオリジナル作品集。 <目次> 或る国のこよみ 一月 霊はまだ目がさめぬ 新年 過去となったアイルランド文学 北極星 迷信の遊戯 二月 虹を織る 燈火節 古い伝説 四つの市 うまれた家 アイルランド民謡雑感 三月 雨の中に微笑する 季節の変るごとに 黒猫 L氏殺人事件 学校を卒業した時分 四月 白と緑の衣を着る 徒歩 ともしい日の記念 まどわしの四月 かなしみの後に いちごの花、松山の話など 五月 世界の青春 ばらの花五つ 子供の言葉 買食い 赤とピンクの世界 五月と六月 六月 壮厳 地山謙 その他もろもろ たんざくの客 乾あんず ミス・マーローのこと 七月 二つの世界にゐる 入浴 御殿場より 小さい芸術 芥川さんの回想 八月 色彩 三本の棗 豚肉 桃 りんご 林檎のうた 菊池さんのおもひで 軽井沢の夏と秋 九月 美を夢みる 仔猫の「トラ」 大へび小へび あけび 茄子畑 十月 溜息する よめいり荷物 「子猫ノハナシ」 花屋の窓 銀座で むかしの人 Kの返した本 十一月 おとろへる 遠慮 コーヒー五千円 身についたもの 二人の女歌人 トイレット 鷹の井戸 十二月 眠る お嬢さん イエスとペテロ 歳末 あとがき 編者解説 ウビガンの香水のような随筆 早川茉莉
-
耳たぷ
¥1,650
著:福徳 秀介 出版:小学館 発売:2024年10月 判型・ページ数:四六・224ページ 独特の観察眼で心模様を描いた恋愛短編集 ジャルジャル福徳秀介の独特の観察眼で恋模様を描いた、きらめく万華鏡のような短編集。書き下ろしを含む全24話を収録。 読売中高生新聞での連載中、「福徳さん、私の学生時代に隣にいた?」などと読者から驚きと共感の声が多数寄せられるほど、10代の恋の微細な感情を照らし出してきた作品を収録しています。また、大学生から社会人の恋愛の機微を描いた作品や、大人になってからあの頃の恋煩いを振り返る作品など、様々な角度で恋する人の心模様に光を当てていく、万華鏡のような短編集です。 巻末には各話への著者あとがきもついており、読み応えもたっぷりです。 【目次】 十秒先の未来に ソフトクリームの置物 大好きと好き 耳たぷ 杖を持つ人がいないと杖は立たない キスヒーロー 父さん、母さんには内緒だよ 理由な彼女 作られた笑顔 寝転ぶ影 恋の教訓 大雑把な過酷 恋の非行行為 幸せな答え合わせ こんなオレとあんなマヨ 暑い廊下のせいで 美人 近づきたいのか、近づいてきて欲しいのか 私のことなんか言ってた? じょうろが不安定な<デンジャーな日> 飛行機雲を見る僕を見る君 赤いパーカの女 原宿を歩いていたらこうなった おもしろい女友達 あとがき
-
【古本】ちびっこちびおに
¥800
文:あまんきみこ 絵:わかやまけん 出版社 :偕成社 状態:古本。カバーなし。表紙に細かい傷はありますが、おおむね良好な状態です。 対象:3歳~ 帽子でつのをかくし、洋服を着て人間の子どもに変装したちびおに。町の幼稚園のなんだか楽しそうな様子につられて思わずついていきますが・・ 鬼の子どもと人間のこどもたちのあたたかい交流を描いたお話です。
-
母の友 2025年3月号(最終号) 特集「『生きる』を探しに」
¥700
出版社 : 福音館書店 「生きる」は「母の友」創刊時からのテーマだったと初代編集長、松居直(1926~2022)さんが語っていました。それはなぜ? そして今の時代において、「生きる」とは? 童話欄は、小風さちさんによる『森の本屋』。紙版巻末付録は小西英子さんの絵本『ケーキ』カレンダーです。 <目次> ●特集 「『生きる』を探しに」 「母の友」、いよいよ、72年で最後の号です。 特集は「『生きる』を探しに」。 「生きる」は「母の友」創刊時からのテーマだったと 初代編集長、松居直(1926~2022)が語っていました。 それはなぜ? そして今の時代において、「生きる」とは? ・生きるってなに? 松居直の言葉 ・「母の友」表紙ギャラリー ・表紙を描くということ 宇野亞喜良 ・「母の友」、何を特集してきた? ・日々のマンガ① 「窓の外から」 鶴谷香央理 ・“生きもの”として生きる 中村桂子 ・日々のマンガ② 「湯気」 高野文子 ・「自分の物語」を生み出そう 五味太郎 ・日々のマンガ③ 「フードコートにて」 ひうち棚 ・私が母になっても、母に甘えたい 犬山紙子 ・「知ること」、そして「友」 石川直樹 ・立ち直る力、回復する力 高井祐子 ・病と生きる 渡部沙織 ・「憧れ」のちから 柴田愛子 ・Mother Nature's Son スズキコージ ・「生きる」がある場所 対談 山崎ナオコーラ×森田真生 ・生きる現象 繁延あづさ ・「生きる」はつづく・ブックリスト ・七十二年間、本当にありがとうございました! ・生きる 谷川俊太郎 詩 ●巻末付録 「ケーキ」カレンダー ●特集以外のページ ・編集部より ・3月の光 川内倫子 ・Kinderszenen(キンダースツェーネン)「またね」 小幡彩貴 ・ありがとう! 中川李枝子さん 【自分にやさしく】 ・やさしくいきましょう 「それでもやっぱりやさしく生きたい」 コウケンテツ ・ヨガでみつめる私の時間 「新たな始まりに 勇者のポーズⅠ・Ⅱ」 サントーシマ香 ・私のきれいは私が決める 「母の友 吐息を記す」 長田杏奈 ・心のセルフケア 気持ちを軽くするレッスン 「ヘルプを求める」 高井祐子 【あそびのひろば】 ・こどものひろば 東直子 選 加瀬健太郎 写真 ・読んであげるお話のページ 「森の本屋」 小風さち 文 西平あかね 絵 ・絵本作家の元気のもと 「愛しいメダカを眺める時間」 堀川理万子 ・トビラをひらく小さな鍵 「“一角カフェ”のススメ」 まめこ ・つくろう あそぼう アソベル堂 「写真立て」 堀川真 ・植物、あの顔、こんな顔 「ウメ」 鈴木純 【社会への小さな窓】 ・みたらしの味わい方 酒寄希望 ・わたしのストーリー 「インターネット今昔 2」 梨木香歩 ・母の冒険 「往生」 小林エリカ ・子どもの健康Q&A 「子育て中のあなたへ」 森戸やすみ ・園の暮らし やまのこだより 「自分で決める」 藤田真澄 ・ひょうひょうかあちゃん 「にんげんは」 もりやままなみ 原作 齋藤陽道 作画 ・かずをはぐくむ 「惑星をはぐくむ」 森田真生 ・自由のほうへ行くために 「問いかけ」 小川たまか ・なんとなく、モノガタル 「おわりははじまり」 諏訪部順一 ・連載小説 線の上のママとぼく 「教育委員会」 山崎ナオコーラ ・BOOKS 花田菜々子 『テヘランのすてきな女』他 ・CINEMA 木津毅 「こわれゆく女」他 ・てがみでこんにちは/編集だより ・今月の「母の友」をつくった人たち ・キョウコのごろ 「わたしもかわいいの?」 鹿又きょうこ
-
孤独まんが
¥880
編:山田 英生 出版社:筑摩書房 発売:2023年12月 判型:文庫判・352頁 ぼっちマンガのアンソロジー。水木しげる、滝田ゆう、つげ義春、かわぐちかいじ、近藤ようこ、いましろたかし、太田基之、斎藤潤一郎らを収録。 <目次> 落伍 地下鉄を降りて…… 諸星大二郎 おへんろさん いましろたかし 白粉小町 近藤ようこ 黒い蝶 ハン角斉 無用 仮面 永島慎二 石を買いに来た女 太田基之 お通夜の客 滝田ゆう きびしい試練「パットマンX」より ジョージ秋山 日常生活 篝ジュン 風狂 思い出のおっちゃん うらたじゅん 夜の? つげ忠男 あぶれもん かわぐちかいじ 久しぶり 安部慎一 隠遁 沼南「武蔵野」より 斎藤潤一郎 山椒魚 つげ義春 紙魚 水木しげる エピローグ それから 穂積 ひとつの火 カシワイ(原作・新美南吉) 編者解説 山田英生
-
余生まんが
¥990
編:山田 英生 出版社:筑摩書房 発売:2025年4月 判型:文庫判・352頁 「余生からこそ、人生は動き出す」 <目次> おくやまゆか『むかしこっぷり』より 齋藤なずな「水の音」 こうの史代『さんさん録』より 近藤ようこ「豆腐」 奥田亜紀子「あんきらこんきら」 うらたじゅん「かりんの花が咲けば」 オノ・ナツメ『GBパーク』より 坂口尚「花火」 つげ義春「老人の背中」 川野ようぶんどう『島さん』より 太田基之「二十歳の犬」 矢部太郎『大家さんと僕』より 白土三平「老忍」 水木しげる「へそまがり」 楳図かずお「Rojin」 解説 酒井順子
-
<サイン本>わたくしがYES
¥2,200
著:松橋裕一郎(少年アヤ) 出版社:rn press 発売:2024年9月 判型:四六判・344ページ 松橋裕一郎=少年アヤ。 自身のセクシュアリティーをめぐる生きづらさと向き合い、エッセイなどでジェンダーレスの思いを発信してきた少年アヤが、本名の「松橋裕一郎」で挑む「覚悟」の一冊。 祖父が亡くなるまでの一ヶ月間、家族と一緒にご飯を食べ、笑い、泣き、家族で祖父を見送った。家族や恋人、自分自身をとりまくすべてを肯定できるまでの愛情の記録。 著者プロフィール 松橋裕一郎(まつはし・ゆういちろう) 1989年生まれ。エッセイスト。著書に『尼のような子』(祥伝社)、『焦心日記』(河出書房新社)、『果てしのない世界め』(平凡社)、『ぼくは本当にいるのさ』(河出書房新社)、『なまものを生きる』(双葉社)、『ぼくの宝ばこ』(講談社)、『ぼくをくるむ人生から、にげないでみた1年の記録』(双葉社)、『うまのこと』(光村図書)。高校生のころに「少年アヤ」と名乗りはじめる。エッセイストととして10年間活動し、本書が初めての本名名義の書籍となる。
-
学びのきほん 傷つきのこころ学
¥825
著:宮地尚子 出版社 : NHK出版 発行日:2024年11月 判型・ページ数:A5判・112ページ ※ソフトカバーのテキストタイプの本です。 人と人との距離感が変わりつつある現代では、誰もが多くの「傷つき」を経験する。 自分と他者はなぜ傷つき合い、それはどのように癒やせるのか。 トラウマ研究の第一人者が現代に特有の「傷つき」の背景を分析しながら、数十年培ってきた専門的知識を初めて私たちの日常生活に落とし込んで解説。
-
傷を愛せるか 増補新版
¥792
著:宮地 尚子 発行:筑摩書房 発行年月:2022年9月 判型:文庫判 ・ 256頁 たとえ癒しがたい哀しみを抱えていても、傷がそこにあることを認め、受け入れ、傷の周りをそっとなぞること。 過去の傷から逃れられないとしても、好奇の目からは隠し、それでも恥じずに、傷とともにその後を生きつづけること―。 バリ島の寺院で、ブエノスアイレスの郊外で、冬の金沢で。旅のなかで思索をめぐらせた、トラウマ研究の第一人者による深く沁みとおるエッセイ。 この本の目次 1 内なる海、内なる空(なにもできなくても・○(エン)=縁なるもの ほか) 2 クロスする感性―米国滞在記+α 二〇〇七‐二〇〇八(開くこと、閉じること・競争と幸せ ほか) 3 記憶の淵から(父と蛇・母が人質になったこと ほか) 4 傷のある風景(傷を愛せるか)
-
傷のあわい
¥880
著:宮地 尚子 出版社:筑摩書房 発売:2025年4月 判型:文庫判・240頁 たゆたい、ぶつかり、たじろぎ、傷つきに揺れながら生きる 米国で何者かになろうと海を越えた青年、夫の海外転勤に合わせて渡米した女性、人生に詰んで海外へ拠点を移した男性──。異国の地で、不安定さや傷つきに揺れながらも、そのとき成しえる最良の力で人生にぶつかっていく。その語りに、若き日の著者が耳を傾け、生きるということを同じ目線で考えた記録。 『傷を愛せるか 増補新版』の著者の原点となるエスノグラフィ。 解説 奈倉有里
-
となりのリブちゃん
¥1,320
著:田村セツコ 出版社:筑摩書房 発売:2025年4月 判型:文庫判・192頁 1960年代の『なかよし』『りぼん』などの少女漫画雑誌や文具・小物のキャラクターグッズで「カワイイ」が大好きな女性たちから絶大な人気を誇ってきた田村セツコ。1970年代半ば~80年代半ばにかけて連載されていた幻の4コマギャグ漫画集が初めて文庫化されました。 おちゃめで夢見がち、ちょっぴりおマヌケなリブちゃんワールド。単行本未収録作を増補し96作品でお届けします。合間に挟まれているポエムのページも素敵です。 解説 細馬宏通 カバーデザイン 宮古美智代
-
言葉にできない想いは、どうしたら伝えられるだろう。──悩める大人に贈る万葉集
¥1,980
著:三宅 香帆 出版社:亜紀書房 発売:2025年3月 判型・頁数:四六変形・256頁 1300年前、奈良時代の人々は、誰かに伝えたい想いを、自由な発想とひらめきを詰め込んで歌にした。そこには、現代を生きる私たちと変わらない「悩み」や「喜び」があった ——京都大学の博士課程で万葉集を研究していた著者が、和歌に詰まった言葉の技術を縦横無尽に解き明かす。古典が苦手な人も一気読み! スリリングな読書体験を届ける「新しい古典のバイブル」。 【目次】 はじめに 序章 ♦︎いまなぜ千三百年前の歌を学ぶのか ♢万葉集には人生が詰まっている 第一章 日常の歌 ♦︎ふらふらする娘を心配する母の歌 ♢キラキラネームの起源は万葉集にある? ♦︎天皇のナンパと女性の作法 ♢ざぶとん一枚あげたいだじゃれ歌 ♦︎暴言もユーモラスにひと工夫 ♢脇毛と鼻で笑いあう ♦︎賢者たちのとにかくお酒LOVEな歌 ♢蟹のふりして詠んだ歌 第二章 たのしい恋の歌 ♦︎万葉集の恋歌が輝いているワケ ♢プロポーズを引き出した巧みな歌 ♦︎許されぬ恋の歌という美しき誤解 ♢リズムもノリノリなラテン系のろけ歌 ♦︎白髪とユーモア——中年の恋愛歌 ♢中国の古典を詰め込んだ美少女の歌 第三章 「大人」の歌 ♦︎神女伝説から生まれた男子の妄想? ♢下着のひもがほどけたら…… ♦︎浮気男に対する恨みつらみの送り方 ♢年下男子をひっかけるお姉さんの歌 第四章 映える歌 ♦︎メタファーで作る感情のタイムカプセル ♢酔いも眠気も覚める怖い歌 ♦︎四季を「作った」歌 ♢露を真珠にインスタ的な歌 ♦︎星の林に月の船を浮かべて ♢雪のように舞う梅の花びら 第五章 心の歌 ♦︎滅びゆくものは歌になる ♢悲しみが生まれるとき ♦︎妻を亡くしたつらさを詠んだ芸術の輝き ♢梅を見るたび涙する ♦︎春の光のなかの悲しみ 押さえておきたい歌人たち ① 深みのある歌を詠む泥酔系教養人 大伴旅人 ② 乙女な心を持つ万葉集最大の歌 大伴家持 ③ 少女漫画的な和歌を詠むヒロイン 額田王 ④ 謎に満ちた歌の神 柿本人麻呂 Column 1 万葉集は一つではない? 2 改元の の謎が が解けました 3 カテゴリ分けされるようなされないような 4 巻ごとにテーマを総ざらい あとがき 寄稿 相澤いくえ「星をみている」 解説 宮田愛萌 ブックリスト
-
湯気を食べる
¥1,760
著:くどう れいん 出版社:オレンジページ 発売:2025年3月 判型・頁数:四六変形・212頁 幅広い分野で活躍する注目の作家・くどうれいんによる「自炊」や「食べること」にまつわるエッセイ集。雑誌「オレンジページ」の人気連載と河北新報での連載に書き下ろしを多数加えた、48編。 【第一章】湯気を食べる 湯気を食べる ディル? それはまかない 南国の王様 愛妻サンド アイスよわたしを追いかけて 福岡のうどん 鍋つゆ・ポテトチップス 棚に檸檬 白いさすまた すいかのサラダ くわず女房 ぶんぶん 庭サラダバー 手作りマヨネーズ おどろきの南蛮漬け かに玉ごはん いい海苔 すだち 寿司はファストフード シェーキーズってすばらしい ピザは円グラフ 醤油はいずれなくなる 【第二章】風を飲む 萩の月 ほや 菊のおひたしと天ぷら せり鍋 わかめ うーめん 笹かまぼこ お米は貰うもの きりたんぽ たらきく 風を飲む 【第三章】自炊は調律 自炊は調律 たまご丼 パン蒸し 好きな食べもの 献立は大行列 つくりおけぬ ねぎとろ ナッツと言いたかった 柿ピーの短刀 自炊の緑白黒赤 くる スナップえんどう 渡したいわたし お花見弁当 おわりに 初出リスト
-
群れから逸れて生きるための自学自習法
¥1,980
著:向坂 くじら 柳原 浩紀 発売:2025年3月 判型・頁数:四六変形・並製 ・192頁 注目の詩人と教育者による、アウトサイダーのための勉強論 「勉強するのに仲間はいらない。むしろ、ひとりでいるために勉強が必要なのだ」。群れず、つるまず、あなた自身でいるための学び方とは。その試みは、他者を理解し、世界をゆがみなく捉える第一歩となる。一斉授業に困難を抱える中高生から、学び直しを求める大人まで。 <目次> はじめに なぜ勉強の方法を知る必要があるのか? 【理論編】 01 学ぶとは何か?──目的と手段、そして対話 02 読む──すべての勉強はここからはじまる 03 理解する──少しはみ出すくらいがいい 04 覚える──ぶらぶら散歩するのがいい 05 言語化する──つまり、軽々と間違えること 06 考える──制約と跳躍 【実践編】 07 英語 ◇コラム 勉強する理由は「楽しいから」か? 08 数学 ◇コラム テストとは何か? なぜ試験勉強は勉強ではないのか? 09 国語 ◇コラム 勉強仲間は必要か? 10 社会 ◇コラム くじけるとは何か? 正しいくじけ方について 11 理科 ◇コラム なぜ学習法が大切なのか? 努力に逃げないことを頑張る おわりに 参考文献/教材リスト
-
台所探検家、地球の食卓を歩く
¥1,980
著:岡根谷 実里 発売:2025年2月 判型・頁数:四六・並製 ・287頁 野菜、卵、ミルク、肉、魚、穀物……。 わたしたちの食卓は様々な食材に支えられています。 しかし、他の国々では、それらの食材がどんな料理になり、どのように食卓に並び、人々の暮らしの風景を作り出しているのか、案外知られていないものです。 世界の台所探検家として世界各地の数多くの家庭を訪れてきた著者が、 食材と人との関わりという身近な視点から、その土地のくらしをつぶさに伝えます。 台所にある身近な食べものが、世界の未知なるくらしを知るきっかけとなるような一冊です。 <目次> はじめに この本で紹介する国と地域 1章 多彩な野菜たちと出会う台所 【じゃがいも】 アンデス高地の寒さで作る保存食 3種のじゃがいもが織りなすやさしいスープ 徹底した合理主義 じゃがいもの美学 【トマト】 ふるさとの味はジュースのようなトマト カラカラの砂漠で作る絶品トマト料理 【なす】 ぴりりと辛くふわりと甘い揚げなすの変身 巨大焼きなすはつぶしてレモンで 【かぼちゃ】 かぼちゃがまるでキャンディ 洗面器いっぱいズッキーニの肉詰め 【にんじん】 クリスマスディナーの主役級にんじんボックス にんじん色に染まる山盛りご飯 【唐辛子】 独立記念日は甘くて巨大な唐辛子料理 幸せの国の食卓を彩る唐辛子料理 「粉唐辛子」に要注意 COLUMN(1)たかがポテサラ、されどポテサラ ─世界ポテサラ探訪記─ 2章 変幻自在な卵とミルク 【卵】 世界一の卵大国 目玉焼きには何をかけるか ティーポットで作る卵餃子 変幻自在な卵とミルク 【牛乳】 新鮮な牛乳は二度おいしい 世界各地の文化を映す「いつもの牛乳」 【ヨーグルト】 夏を乗り切るひんやりスープ 草原のカチカチヨーグルト 塩の欠乏が生んだ乳と肉の酸っぱい食卓 【チーズ】 インドに豆腐の兄さんがいた キャラメルのごとくブラウンチーズ さけるチーズ 本物との遭遇 COLUMN(2)「乳」とは何か? 3章 肉と魚の命をいただく 【牛肉】 牛肉大国らしい日曜朝のホームセンター 叩くとふわふわ乾燥牛肉 【豚肉】 丸焼きを超える豚のごちそう料理 ココナッツで育つ豚は脂身がとける 【鶏肉】 からあげ屋になる夢が叶った一日 鶏は魚か? 【ソーセージ】 朝限定フレッシュな白いソーセージ ソーセージとプリンの意外な関係 夜市の屋台ソーセージ 【魚】 新鮮な魚は醤油ではなくココナッツミルクで 現代の魚は陸で育つ 氷の国の寒風が作る干し鱈 COLUMN(3)大豆は本当に畑の「肉」だった 4章 穀物が支える毎日の食卓 【米】 葉っぱに包まれ脇役に徹する米 「白いご飯」の思い込み お米大国の限りなく広いお米の世界 【小麦(パン)】 共同窯のパン職人 パンはオーブンでできるのみにあらず 【小麦(麺)】 子ども大好きなやわらかパスタ 麺の引っ張りが命 ラーメンの親戚 【とうもろこし】 とうもろこし加工は4000年前からの知恵 練り粥づくりは力仕事 【豆】 インドの台所は豆天国 アジアの納豆は調味料? COLUMN(4)「主食」とは何か 5章 笑顔が咲くおやつタイム お米が甘いデザートに パリパリとろりの特大チーズケーキ キラキラ輝く工芸品のようなひとくち菓子 昆布も肉もスイーツに 屋台パフェ 家族の時間を作るクリスマスクッキー おわりに
-
複眼人
¥1,430
著:呉 明益 訳:小栗山 智 出版社:KADOKAWA 発売:2025年1月 判型:文庫判・432頁 太平洋に浮かぶ神話的な島と、近未来の台湾。二つの島に巨大な「ゴミの島」が押し寄せる時、謎の「複眼人」が姿を現す――。世界14か国で翻訳。台湾現代文学の担い手による代表的長編、待望の本邦初訳。